記録ID: 1993289
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ハイキング
オセアニア
カタヂュタ (マウント・オルガ)風の谷
2019年08月08日(木) [日帰り]
kenny
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 272m
- 下り
- 263m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:53
9:37
7分
風の谷駐車場
9:44
9:50
58分
カル展望台
10:48
11:00
90分
カリンガナ展望台
12:30
風の谷駐車
●単純に歩くだけならカリンガナ展望台往復は2時間程度ですが、相当にのんびりと歩いています。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●ユララからカタヂュタにある「風の谷(Valley of the wind )」登山口までは国立公園ゲートを経て50Kmもある。レンタカーがない場合はユララからの往復ツアー利用しかない。 ●ガソリンは1リッターあたり日本円で170円程度、ユララ内に1つだけガススタンドがある。 ●航空券はシドニー/ブリスベン/ケアンズからエアーズロック(コネラン)空港まで約AS700ドル程度(1ASドル=約80円)。ユララの宿泊地はキャンプ場からユース、ロッジ、高級ホテルまであるが大都市と比較して1.5-2倍の感覚。オーストラリアは食費も高く、日本の3-5割増し。 【参考】各情報はウルル(エアーズ・ロック)登山のレコも参考に → https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1970200.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
●踏み跡は明白、多くのハイカーが入っているが、ウルルに比較すると日本人は随分少ない。 ●一部を除いて木陰はなく、日除け対策は必須。 ●夏季、11時以降に気温が36℃以上になると予想される場合はカル展望台から先が閉じられ入る事が出来ない。かなりの罰金が課せられる罰則もあるので無理に入山しない事。 ●ウルルと同じ砂岩なのに崩れた岩が転がっている場所もあり注意。また、この辺り特有の赤土が靴の中に入るのは覚悟しないといけない。靴下も真っ赤になり捨てる事も前提に準備を。 ●1年を通してハエがいる。夏場はひどい。標高が少し上がり、風が感じられるようになるといなくなる。 ●国立公園ゲート開放時間は月により変わる。8月は6時開門だった。朝7時半のサンライズを見に行く人の車が列を作るので、ウェブで入園料25ASドルを事前に支払っておくと、QRコードをゲートでかざすだけ。並ばないでスムーズに通過出来る。 ●原住民族であるアボリジニの部族、アナングにとってカタヂュタはウルル以上の聖地。国立公園はアナングの所有で、ピジャンジャラ評議会からオーストラリア政府が99年借用している。立ち入り禁止区域や、撮影禁止場所がいくつもある。また、写真撮影は出来てもウェブへの投稿を禁じられている場所もある。 (アボリジニという呼称は多くの部族をまとめて正しくない。日本人や中国人を含め "アジア人" と呼んでいるようなもの。正しくアナングの人達と呼ぶべき) ●アナングの人達をむやみに撮影しない事。 ●原則、個人的に撮影する写真であればブログ等への公開も問題ないが、商用に利用される場合はきわめて細かな規則がある。 |
その他周辺情報 | ●カタジュタにはもう一つ、ワルパ渓谷(Walpa Gorge )を歩くトレイルもある。 ●カタヂュタのサンライズおよびサンセットは素晴らしく、風の谷登山口近くにある西側のポイント(Sunset viewpoint )と、南面の「カタヂュタ砂丘展望エリア(Kata Tjuta Dune Viewing)」から楽しめる。国立公園ゲートまで距離があるので、閉鎖時間の30分前には駐車場からユララへ戻り始める事。 ●ウルル山麓にあるカルチュラルセンターへは是非とも足を運んで欲しい。アナングの人々とウルル・カタヂュタとの関わり、『ジュクルパ』と呼ばれる彼らの生活の全ての元となっている歴史に基づいた掟の説明など、興味深い。アボリジニアートの製作現場も見ることが出来る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
靴
サブザック
飲料
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
これだけの巨岩に囲まれた場所は地球上にも他にはないだろう、カタヂュタの風の谷。カリンガナ展望台はその岩と岩の間のコルのような場所で、登り切るとカタヂュタの本当の「奥の院」というべき最奥部の風景が望まれます。
まるで「隠れ里」のようにも思われる緑の谷を眼下に臨む展望地へ上り詰めると、谷を下って、あそこへ行きたい衝動にかられてしまいます。アナングの人達にとっては楽園のオアシスにも思えたことでしょう。
ウルルは人を寄せ付けない厳しい荘厳さがありますが、カタヂュタはまるで母親が赤ん坊を包んでくれるような優しさを感じます。
風の谷ウォークは、ウルルのように汗をかき、息を切らしながら登るトレイルではなく、その名前のように静かに風の音を聴き、アナングの人たちが、感じたであろう大地の息づかいをじっくり感じる場所でした。
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