ULTRA-TRAIL Mt.FUJI (STY) 完走記

- GPS
- 15:23
- 距離
- 81.2km
- 登り
- 3,374m
- 下り
- 3,372m
コースタイム
(5/20)01:27河口湖
天候 | 快晴 毛無山付近で霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
そこから富士山こどもの国までバス 帰りは河口湖からクルマ |
写真
感想
富士山の西側半分をぐるっと回るSTY。
Shizuoka to Yamanashi.
UTMFの後半部82km。
昨年の信越五岳、ハセツネに続く、ロングトレイルの3戦目。
STYを走ってきました!
クルマを河口湖に置いて、送りバスでスタート会場の富士山こどもの国へ移動しました。
このパターンの人が結構多かったけど、来年は電車で帰ろう。
帰りの東名で、居眠り運転になりそうで、かなりヤバかったです(汗)
さて、STYのスタート会場は、それほどショボくなく一安心(笑)
今日は、とってもいい天気!
STYのスタートは、19日10:00。
制限時間は26時間後の20日 12:00。
昨日のUTMFのスタートから、既に19時間経過しており、
UTMFは、ここまで77km。
スタート直後から、多くのUTMFランナーに会い、エールを送りながら進みました。
スタートのこどもの国からA8西富士中までの28kmは、下り基調の林道コース。
サービスステージかな?と正直ナメていましたが、これがなかなか...(汗)
走れるアップダウンの連続で、結構シンドイです!
まわりのみんなも走れているので、釣られて走る、走る(笑)
この区間は次の天子山地に向けて、抑えて走る予定でしたが、
結果的に予定より12分早い13時前にA8の西富士中に着くことができました。
実は、今回は駒沢公園のParkのみなさんにエイドサポートを受けさせて頂いております。
A8とA9に補給食などを預かって頂いているのです。
今回のSTYで満足のいく走りができたのも、Parkのみなさんのサポートによるものが大きかったです。
本当に助かりました!
ここA8で、天子山地用の補給食とストック、防寒着を受け取り、ザックに詰めて天子に向かいます!
天子山地、A8〜A9本栖湖までの設定タイムは、7時間10分。
GWの試走では、歩きで7時間半だったので、これを目標タイムとしていました。
今日は、朝から快晴。
スタートからA8までも、ずっと暑かったです。
特に注意していたのが、発汗による電解質不足。
もともとデブで汗っかきの僕は、脚が攣りやすいのです(笑)
だから、いつも水分は大目に持って走ります。
スタートからA8の区間も1.5リットル持って出ましたが、全て飲みました(笑)
天子にも2.5リットル持って持って出ましたが、A9までに全て飲みまきりました(汗)
ただ、補給食はちょっと残しましたね。
結局、天子の区間で食べた補給食は、
おにぎり:1個
パワーバー:2本
ショッツ:4個
電解質アメ:1個
だけ。
グミが手つかずで残ってしまいました。
これは反省点。
グミは一袋でなく、小分けにして持って行けば、良かったかも。
次回への改善点です。
実は天子で、痛恨のミス!
ケガをしてしまいました(汗)
試走の時も何度も転んだ、熊森山からの下り。
またしても、ここで大転倒!
というか滑落?!
岩に滑って、数メートル落ちました(汗)
注意していたハズなのに...。
右足首をグネって、親指の爪を強打し、ヤっちゃいました...。
しばらく停滞の後、再スタートするも、下りが全く走れない。
スゲー痛い...(泣)
今、思うとアホです。
何の為にテーピングテープを持っていったの?
何の為のロキソニンなの?
レギュレーションを満たす為だけに持って行ったの?
全くもってアホです!
登りは登れても、下りが全く走れない...。
さっさとシューズを脱いで、テーピングで固めれば、少しは違ったかも知れないのに。
いい勉強になりました。
そのくせ、他人のことは見えるんですよね?
コース脇で寝ている人には、
「大丈夫ですか?ブランケット出した方がいいですよ?」と...。
全く困ったものです(笑)
ツラく長い、竜ケ岳の下りをビッコを引きながらようやく降りて、
A9本栖湖スポーツセンターに着いたときは、ホントに安心しました。
辺りも暗くなって、ヘッデンを点けて、沢山の人が迎えてくれました。
ツラかっただけに本当にうれしかったです。
ここでもParkの皆さんにお世話になりました。
ありがとうございます!
で、
ここでメインエイドの鹿カレー!
美味しかったなー!
この本栖湖スポーツセンターは、GWの試走合宿でも泊まったところ。
なつかしー!
安心できるー!
食堂ではUTMFのみんなも楽しくごはんを食べて談笑している。
ウルトラトレイルのいいところは、こんなところでもあるんですよね!
この区間(A8-A9)の所要時間は、7時間42分。
予定より30分以上も多くかけてしまった...。
そんなにのんびりもしていられない。
Parkの皆さんにエールを頂いて、がっちりと握手!
残すはゴールまでの、27km!
鳴沢氷穴までは、登り基調のロード区間(13km)なので助かる!
脚への負担が少ない!
走れる!
見送られて、元気よく出発!
本栖湖から、また樹海の中を走る。
この時間帯は、ほとんどが単独走。
たまにUTMFの選手を抜かす程度で、
真っ暗な樹海のなかをひとり走る...。
ぶっちゃけ恐いです(笑)
鳴らないように挟んでおいた熊鈴を、今回初めて鳴らしました(笑)
樹海を出てからはロードの登り。
ここも懐かしー!
富士五湖ウルトラの帰りのコースと同じです。
富士五湖のときは、長いなーと感じた道なのに、今回はすごく短く感じました。
なんでかなー?
で、
すぐに鳴沢ウォーターステーション。
ただ、ここはスルー。
夜間で汗もかいてないし、水分も1.3リットルも持って出たので(笑)
ここからまた樹海に入って、ラストの山。
紅葉台と足和田山へ。
ここの登りは走るつもりだったのに、走れない...。
痛みというよりは、脚がかなり疲労している?
走ったり歩いたりの繰り返し。
元気なSTYの選手に抜かされるようになっちゃうし。
ヤバいなぁ...(汗)
次第に歩きっぱなしに...。
ようやく着いた五湖台の展望台。
オールスポーツのカメラの前では走るマネをしてみたものの、完全にダメダメな区間になっちゃいました。
そしてここから悶絶の下り...。
一歩出すごとにスゲー痛い(泣)
痛みからだんだんと足を出すのが恐くなり、ホントにダメダメ。
後続にはビュンビュン抜かれ、お邪魔な障害物状態...。
でも、木段だとそんなに痛くない。
やっと降りてきた河口湖湖畔。
ここからは湖畔の遊歩道のラスト4km。
ひょこひょこと走り出す。
うん。
痛くない!
ボトルのポカリを一口飲んで、残りを捨てた。
さぁ、ラストランを楽しもう!
完走を確信して歩いているUTMFの選手がちらほら。
ひとりひとりに声をかけ、今日を振り返った。
今回の為にたくさん準備をしてきた。
出来ることは全てやってきたつもりだったけど、反省点もたくさん見つかった。
そんなSTYも、もうすぐ終わる...。
河口湖大橋が見えた。
もう1kmもない。
不思議と前後には誰も選手が居ない。
大橋をくぐるとゴール会場が見えた!
帰ってきたー!(スタートは違うけど(笑))
STYだけど、キリアンゴールしようかなぁ〜?
と、思ったら会場には誰も居ない?
スタッフ数名とカメラメンのみ?
歓喜のゴールは何処へ〜?
深夜にゴールしちゃダメですね〜。
誰も居ません(笑)
STYには完走賞もありません。
メダルもフィニッシャータオルも完走Tシャツもありません(泣)
暖めてくれるトン汁もありません。
小さななめこ汁が一杯のみです(爆)
ということで、
来年の目標は、UTMFで制限時間30秒前に帰ってくることに決定しました!
応援して頂いた、みなさん!
本当にありがとうございましたー!
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