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記録ID: 2002691
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白鳥山(富山百山 33座目)、犬ヶ岳は敗退(黄蓮山まで)

2014年05月31日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.8km
登り
1,684m
下り
1,677m

コースタイム

日帰り
山行
9:55
休憩
1:20
合計
11:15
5:13
59
6:12
6:17
59
7:16
7:16
17
7:33
7:53
62
8:55
9:01
35
9:36
9:38
54
10:32
10:44
0
10:31
10:36
103
12:19
12:29
89
13:58
14:07
14
14:21
14:21
53
15:14
15:25
50
16:15
過去記録の転載です(2019.9.3転載)。
過去編については写真解説以外のすべての文章を感想欄に転載します。
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
展望台から目指す犬ヶ岳を撮影
展望台から目指す犬ヶ岳を撮影
犬ヶ岳と初雪山のツーショット
犬ヶ岳と初雪山のツーショット
黄連山から見た犬ヶ岳
黄連山から見た犬ヶ岳
黄連山と菊石山の間にはすごく感じの良いブナ林地帯
黄連山と菊石山の間にはすごく感じの良いブナ林地帯
カタクリがやたら多く目についた
カタクリがやたら多く目についた

感想

栂海新道という登山道がある。
http://www.city.itoigawa.lg.jp/dd.aspx?menuid=5317
北アルプス主要ルートを歩き尽くしたような人が「北アルプス(朝日岳)から日本海(親不知)へ抜けるルートを歩きたい」時に使うドMトレイルである。
富山百山には日本海側から順に白鳥山、犬ヶ岳、黒岩山、朝日岳(栂海新道の終点というか起点というか)が入った。全て新潟県境の山である。
このうち白鳥山は結構手ごろで人気がある(坂田峠という登山口を使うのが一般的)。
今回は白鳥山、犬ヶ岳を一気に行こうという計画。結果的には「甘く見ていた」ので途中敗退となったがドMルートの洗礼を受ける格好になりそれなりの経験になったので良しとしたい。

自宅を早朝3時半ちょっと前に出発。登山口到着が5時ちょっと過ぎ。坂田峠には十数台駐車できるスペース(登山口に一番近い)と少し上に大駐車場(公称34台だがもう少し入りそう)ある。
大駐車場から先にまだ林道(林道山姥戦)は伸びているのだが通行止めのバリケードがしてあった。
実は林道終点からの登山道もあり、そちらだと標高も稼げるので時間短縮になる。こちらを狙っていたのだが事前の調査でまだ車が入れる状態でないことはわかっていたので仕方ない。

坂田峠からは車止めから舗装道路を登っても山道へ登っても30mほどで取りつきに来る。ここから金時坂という急登がスタートする。
登山道の整備状況は良いので迷うようなことはない。朝から気温が高く、汗がだらだら流れる。
今回は衣服に森林香という強力な防虫線香を焚きしめてみたがなんとなく虫が寄ってこない感じはした。
急登が終わってしばらくすると雪渓を斜めに縦断するところがありその起点がシキ割の水場。一服していただく。おいしい水だった。

雪渓を縦断してさらに登る。ここから先は長短いろいろな雪上歩行があった。それなりの長い雪上歩行のところでストックを取り出した。自分としては怖い斜度になってから取り出したのでこれは失敗。長い雪上歩行の時は復帰すべき夏道を探しながらの歩行になるので結構時間がとられる。基本的に尾根筋にいれば大丈夫だとはわかるのだがこういうのは慣れなのかな。
偽ピークに1回騙され、ようやく頂上まで上り詰める。
頂上には小屋が建っており垂直梯子を登れば屋上の展望台に行けるのだが1人か2人が精いっぱいのところ。
展望台から目指す犬ヶ岳を撮影。その向うに見える稜線は朝日岳だろうな。そして存在感のある初雪山も撮影。
今日はここまでにしようか、という気持ちも発生したがさすがにここでやめるのはもったいない。

展望台から降りるときは結構怖かった。さて、先を目指す。ここからドMルートの本領が発揮される。次の下駒ヶ岳までは標高差200mほど下って160mほど登る。その間にも2、30m単位のアップダウンが2つある。
歩き始めてかなり急な下り。雪も多少残っていてここでも「やめにしようか」と思ったがすぐに夏道となった。
ここから先も雪稜歩きと夏道の繰り返し気味になる。
下駒ヶ岳直下に大崩落地があり片側が切れ落ちている。高度感が半端ないがここは犬ヶ岳と初雪山のツーショットポイント。

自分でもびっくりするようなスピードで下駒ヶ岳へ到着。
ストックを使用ままだったのでオーバーペースだっただったようだ。
それにしても暑い。木陰で少し休む。

次の菊石山までは120m降下して90m登る。その他に細かいアップダウンがあるのは言うまでもない。
この「行けども行けども標高が上がらない」感がドM度を引っ張り上げている。というか白鳥山よりピークの標高が低いのだ。
ここら辺から「帰りにも逆コースでアップダウンがあるのか」とげんなりしてくる。
それはともかく、少しペースが落ちる感じで菊石山に到着。ここは当初の休憩ポイントではないが少しだけ足を止め、地図でルートを確認。先はまだまだ長い。

菊石山から黄連山までは60m降下して210mほど登る。ここでついに筋肉痛が発症。黄連山手前の1291ピークで引き返すことが頭によぎったが「とりあえず黄連山まで行こう」と頑張って登った。黄連山から犬ヶ岳を見たら「今の自分の体力では無理」が分かった。今日はここまでとする。気が楽になり長い休憩を取る。ちょうどその時に。長靴を履いた男性登山者が追いついてきて二言三言言葉を交わして先に行かれた。あの健脚ぶりでは犬ヶ岳に届きそうだな。

筋肉痛と暑さでヘロヘロになりながら帰途に就く。黄連山と菊石山の間にはすごく感じの良いブナ林地帯があって時間があれば昼寝でもしたいところ。

菊石山まで何とか登り返してへたり込む。衣服の防虫焚き締め作戦もどうやらここまでのようで虫も結構寄ってくる。元々の予定ではここは休憩ポイントではなかったがそんなことはお構いなし。まあ、途中撤退だから時間の余裕もあるし。

ここから下駒ヶ岳を経て白鳥山に戻るまでが本当に辛かった。脚の負担を和らげるストックのありがたさを感じる行程だった。
そういえばカタクリがやたら多く目についた(登山道にまで進出している)。

白鳥山まで戻ってきてようやく少し安心。ここから先に下山中、男性ソロ2名と遭遇(うち1名は明らかに避難小屋泊)。健脚の長靴兄さんにも抜かれた。犬ヶ岳にまで届いたそうだ。シキ割の水場でたっぷり水をいただき、最後の下りを頑張ってようやく下山。行動時間11時間の長丁場がようやく終了。今回はいろいろ反省点の多い山だった。

備考
十分な水を持参してペース配分に気を付ければ時間はかかるにしても犬ヶ岳は十分射程内と思われる(往復12〜13時間)。
今回のバテ原因はペース配分ミスもあるが体重もオーバー気味と思われる。2キロほど落としたい。
次回は林道山姥線終点をスタート地点にして時間短縮を図りたい。今年秋か来年6月中旬あたりが良さげ。

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