梅雨の合間、ガスに覆われた塔ノ岳(小丸尾根〜塔ノ岳〜大倉尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
12:00大丸〜12:10金冷シ〜12:35塔ノ岳13:40〜13:55金冷シ〜
14:09花立山荘〜14:24天神尾根分岐〜14:37祝山の家〜15:00駒止茶屋〜
15:25見晴茶屋〜15:43観音茶屋〜16:10大倉
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日午前中まで神奈川県内に降り続いた記録的豪雨と、 台風4号の影響で路肩が落ちていたり斜面が崩れていたり で西山林道は車両通行止め、二俣の木橋が外れていた為 靴を脱いで渡渉する必要がありました。 小丸尾根は強風で落ちた枝葉が踏み跡を覆っていたり、 足元が滑りやすくなっている所があり、特に下りで難儀 しそうな箇所がありました。また、樹林帯を抜けた先で 薔薇の枝が登山道を通せんぼしている場所の通過に気を 使いました。 |
写真
感想
山に行ける日と天気予報がやっと合致し、ツツジの季節は逃した
ものの檜洞丸に行きたいと思いましたが、先日の豪雨と台風の影響
であちらこちら障害が出ているようなので見合わせ、表丹沢の中で
も静かで通い慣れた小丸尾根を登ることにしました。
大倉に着くとバス停の広場にミニパトや警察のワンボックス車が
いて物々しい雰囲気の中、どんぐりハウス前の登山ポストで登山届
けの提出キャンペーンをしていたので、事前に県警のHPからダウン
ロードして用意しておいた登山届を提出して出発。
西山林道は入り口にトラロープがかけられていて、車両通行止め
になっていました。林道内は谷側の木が根本から倒れ路肩がえぐれ
ていたり、山側から土砂や倒木が落ちていたりして所々道幅が狭く
なっていたり、沢から流れ出る水が道を横切っているところでは水
の流れの勢いで路面に深い溝ができていたりしていました。
いつもは靴底を洗うような感じでジャブジャブ渡る沢からの流れ
も水量が多くてとても靴のまま歩いて渡れない状態でしたが、丸太
が置いてあったのでその上を気をつけて渡りました。
二俣の川にかかっている木橋は、流失防止のための措置なのか外
されていたので、靴を脱いで裸足で渡りましたが川の水はとても冷
たく、今年の1月に雪の中この川に落ちて全身水浸しになった事が
我ながら信じられない気持ちです。(笑)
二俣で渡渉した時には大勢の人がいましたが、ほとんどの人は後
沢乗越から鍋割山を目指すらしく、小丸尾根を登り始めると前にも
後にも誰もいなくなり、小丸尾根分岐までに出会ったのは、追い越
して行った人1人とすれ違った人2人だけでした。
天気予報では晴れでしたが西山林道に入った時からすでにガスが
かかっていて、小丸尾根からの展望は全くといっていいほど無く、
自分が進む先の木々も霞んでいるような状況です。景色が見えない
のは残念ですが、霧が漂うモノクロームの自然林の中はとても幻想的
で1人っきりで歩いていると、まるで別の世界に迷い込んでしまった
ような感覚に心癒されます。
その一方、水の流れで土砂が押し流されて段差が大きくなっていた
り、枝ごと落ちた樹の葉が足元に幾重にも重なったりして足元が安定
しないために体力を使ったのか、小丸尾根分岐まで普段より30分以上
かけて登り切った後はバテバテになってしまいました。
稜線に出ても相変わらずガスの中、塔ノ岳まで行かず戻ろうかとも
思いましたが、小丸尾根を下っても後沢乗越を下っても渡渉しなけれ
ばならないので、とりあえず金冷シまで行く事にしました。
視界の利かない鍋割山稜を歩いていると思いの外早く金冷シに着い
たので、気を取り直して塔ノ岳まで行くことにしましたが、さっきは
景色が見えなかったせいで早く着いた気がしたのに、今度はいつも見
える頂上が見えない中登っているとやたら遠く感じてしまい、ガスの
合間からいきなり目の前に日ノ出山荘が見えた時にはほっとしました。
日ノ出山荘の横で風を避けながらゆっくり昼ごはんを食べ、当初は
表尾根に向かう予定でしたが、天候も体調も本調子でないので万全を
期して、勝手知ったる大倉尾根から下山しました。
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