沼ノ原
- GPS
- 13:55
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 2,239m
- 下り
- 2,256m
コースタイム
天候 | 9/7 雨のち曇り時々雨 9/8 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五色岳から沼ノ原へ向かう木道の後半から笹が張り出しており、三仙台ほどではないが、それなりの笹漕ぎあり。 沼ノ原は干上がっており多数のテント設営可能。 下山時、滝見台手前で蜂の襲撃があったのでご注意下さい。 |
その他周辺情報 | 温泉:花神楽 飯:ラーメン蜂屋 |
写真
感想
以前タカから沼の原は静かでとても良いテン場だと聞いていた。いつか飲むためだけの”ゆるテン泊”やろうぜ!と話していたがやっとその時が来た。そして自分にとっては3年ぶりのテン泊、前日の夜中に目が覚めるとワクワクしてあまり寝れなかった(笑)
(1日目)
パク、タカと合流して天人峡へ向かうが一向に雨が止む気配はなく出発から雨。しかし明日にかけて回復基調だしモチベーションが上がりすぎて雨でもガスでも何でもかかってこいやー!という気分だった。
涙壁を登るが縦走装備に他に酒類が大量に入ったザックが肩に食い込む。しかし夜の楽しみを考えれば軽いもんだ。第一公園で雨は上がり時折青空も見える。化雲はガスガスだったが五色へ向かう木道に降りると茶色くなったチングルマの群生も見ることができ、とても幻想的な光景だった。
木道後半から笹が張り出してきて、沼の原手前は笹漕ぎを強いられるが程なく沼の原へ到着。黄泉の国の様な特濃ガスの中、テント設営が終わった辺りからガスが取れ始めて次第に周囲が見えるようになった。
いよいよお待ちかねの宴会開始。我々はビールに焼酎、ウィスキーと次々に重たかった酒とつまみを消化していくが、パクは酒ちょっとでずっとコーンスープとチキンラーメンを食べていた(笑)
良い気分になったころ夜も更けてきて、残念ながら星空は見えなかったが明日に期待して就寝。物音一つせず静かな夜だったのでぐっすり眠れた。山テン泊で熟睡できたのは始めてだった。
(2日目)
テントから出るとトムラウシが見えた。そして9月の1400mとは思えないほど暖かい朝を迎えた。トムや東大雪の山々を眺めながらゆっくりと朝食を食べて出発。
昨日と打って変わり、どこを見ても朝日が当たった草木が黄金色に輝いていた。五色ヶ原から五色岳までの景色は本当に素晴らしい。パクがこの木道を何人の人が歩いてるんだろう?と言ってた。こんなに素敵な道があるのに勿体ない。みんな行こうぜ、沼ノ原へ!
そして五色岳〜化雲岳からの広大なチングルマの絨毯の上にトムラウシが鎮座する景色を見れるこの場所が大雪山の中で1番好きだ、大好きだ。
そして化雲岳に到着し、旅の終焉を感じて少し寂しい気持ちにもなる。岩の上でヤロー3人でワイワイ遊んだら名残惜しいが帰ろう。ポン化雲から見るチングルマと旭岳も引けを取らないくらい良い景色だった。
第一公園を抜けて、樹林帯を歩いていると蜂が襲ってきたので走って逃げ降りてきた。そしてアルファルトの熱気が日常に戻ってきた事を教えてくれた。
3年ぶりのテン泊は携帯の電波も届かず完全に日常から切り離され、ただただ山と向き合い、そして仲間と酒を片手に気のゆくまま語らい、今回もプライスレスで最高に楽しい2日となりました。
みんなありがとう!
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