『神々の遊ぶ庭』カムイミンタラ縦走

2023年09月23日(土) 〜 2023年09月24日(日)

• GPS: 27:13
• 距離: 62.6km
• 登り: 4,490m
• 下り: 3,963m

コースタイム

1日目

• 山行: 17:33
• 休憩: 0:53
• 合計: 18:26

0:06 吹上温泉白銀荘
1:06 1:07 雲ノ平分岐
1:18 1:30 十勝岳避難小屋
2:14 2:15 昭和火口
3:28 3:32 十勝岳
3:50 3:51 平ヶ岳
4:01 4:01 鋸岳
4:33 4:34 美瑛谷３稜の頭
4:39 4:40 美瑛谷２稜の頭
4:45 4:45 美瑛谷１稜の頭
5:20 5:30 美瑛岳分岐
5:47 5:47 美瑛富士分岐
6:35 6:35 石垣山
7:01 7:01 ベベツ岳
7:44 7:44 オプタテシケ山北西稜頭
8:02 8:10 オプタテシケ山
8:57 8:57 双子池キャンプ指定地
9:16 9:17 双子池
9:48 9:48 カブト岩
10:10 10:10 美真岳
11:58 11:58 ツリガネ山の肩
13:12 13:14 三川台
14:34 14:34 南沼キャンプ指定地
14:57 14:57 北沼
15:22 15:23 ロックガーデン
15:52 15:52 日本庭園
15:58 15:59 天沼
16:25 16:31 ヒサゴのコル
16:53 16:55 ヒサゴ沼分岐
17:51 17:51 五色岳
18:18 18:19 忠別岳避難小屋分岐
18:32 忠別岳避難小屋

2日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:42

3:24 忠別岳避難小屋
3:44 3:45 忠別岳避難小屋分岐
4:37 4:51 忠別岳
5:22 5:22 忠別沼
6:41 6:41 高根ヶ原分岐
7:37 7:40 白雲岳避難小屋
8:10 8:11 白雲分岐
8:56 8:57 北海岳
9:05 9:06 松田岳
9:31 9:31 荒井岳
9:35 9:35 間宮岳
9:49 9:49 中岳分岐
10:03 10:05 中岳
10:17 10:18 北鎮岳分岐
10:32 10:33 お鉢平展望台
11:02 11:04 黒岳石室
11:32 11:35 黒岳
12:06 黒岳リフト七合目乗り場

天候

23日
吹上温泉〜十勝岳噴火口　晴れ
十勝岳噴火口〜双子池　濃霧（視界不良）＆暴風時々晴れ
双子池〜ツリガネ山　雨
ツリガネ山〜トムラウシ　曇り
トムラウシ〜忠別　晴れ
24日　
全て快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

セントレア新千歳往復（ピーチ）

行き　
新千歳〜札幌（JR）
札幌〜富良野、富良野〜上富良野、上富良野〜吹上温泉（バス）

帰り
黒岳リフト＆ロープウェイ
層雲峡〜旭川、旭川〜札幌（バス）
札幌〜新千歳（JR）

コース状況／危険箇所等

全て一般登山道。
だが、刈取してない所（特にオプタテシケ〜トムラウシ）が多く、雨が降った為、ずぶ濡れに。
この週は急に秋らしくなり、稜線では雪が降ったところも。朝は冷え込み霜や氷が多かった。

その他周辺情報

22日移動日
札幌駅付近のモンベルでガス缶購入（機内持込不可）
富良野の唯我独尊でオムソーセージカレー
上富良野駅付近のスーパーで買い出し
上富良野駅付近のフラノカフエでコーヒー
吹上温泉白銀荘宿泊（自炊宿泊施設、二段ベット）
吹上温泉露天風呂（混浴）

24日下山
黒岳リフト乗り場売店でコカコーラ
札幌の満龍総本店でラーメン＆中華飯と瓶ビール
格安ビジネスホテル泊で洗濯

写真

9/22 7:18

セントレアから

9/22 8:43

龍飛岬と奥は北海道の松前

9/22 8:46

大間岬と北海道の函館

9/22 8:48

函館

9/22 9:01

苫小牧

9/22 13:56

富良野の唯我独尊　行列店

9/22 14:05

オムソーセージカレー　並ぶだけあった

9/22 14:55

十勝岳連峰が見えてきた

9/22 16:30

上富良野駅　付近のスーパーで買い出しと喫茶

9/22 17:03

夕陽に染まる十勝岳。結構寒い。

9/22 17:03

吹上温泉白銀荘に宿泊。自炊で二段ベットの宿。

9/22 18:09

有名な吹上温泉露天風呂。宿から徒歩5分。無料・混浴・24時間・照明無し

9/23 0:05

日が変わりスタート。ヒグマが怖いので大きめの熊鈴を持ってきた。

9/23 1:07

最初の30分は樹林帯だが、すぐ荒涼とした岩場に変わる。樹林帯だとヒグマ遭遇率が高いと思って十勝岳から登ることにした(^◇^;)

9/23 1:07

左から富良野、中富良野、上富良野の夜景

9/23 1:08

その北側に旭川の夜景

9/23 1:17

十勝岳避難小屋。寒いのでここでレインの上下装着。

9/23 2:28

昭和噴火口付近から霧の中へ

9/23 3:29

十勝岳山頂。気温2℃、強風、夜霧で視界数メートル。山頂までは火口立入禁止のロープが目印になって迷わず行けた。

9/23 4:39

十勝岳からは暗闇で視界数メートルで、踏み跡も見辛く、GPS頼りに。無ければ確実に遭難だな(^◇^;)たまに耐風姿勢(^◇^;)

9/23 4:44

夜明け近く。少し視界が。西風が強く、稜線の東に来ると風も弱まり安心。

9/23 4:45

下界は晴れてるのに山頂付近は西からの強烈な滝雲なんだろうなぁ。

9/23 4:57

ようやく視界回復。振り返って十勝岳方面。

9/23 4:57

この荒涼とした稜線は普通の天候だったらテンポ良く歩けるけどなぁ。

9/23 4:57

マジックアワー

9/23 5:01

美瑛岳

9/23 5:01

吹上温泉から十勝岳へ登ってきた荒涼とした尾根。

9/23 5:01

視界回復で、ようやく安心して歩ける。

9/23 5:01

東側の原生林は紅葉

9/23 5:26

美瑛岳分岐付近で夜明け。

9/23 5:32

滝雲は尾根を越すと消える。

9/23 5:32

染まる美瑛岳斜面。今回は美瑛岳山頂には寄らず(^◇^;)

9/23 5:46

美瑛富士分岐

9/23 5:53

東側斜面は朝陽に照らされ神々しい

9/23 5:58

美瑛富士をトラバース

9/23 5:59

これから行く稜線が見えたり見えなかったり。

9/23 6:00

振り返って美瑛岳

9/23 6:15

美瑛富士避難小屋。奥は丘の町、美瑛。

9/23 6:15

美瑛富士

9/23 7:00

ベベツ岳山頂。この付近から霧の中へ。

9/23 7:00

山頂付近の秋🍂

9/23 8:03

オプタテシケ山。300名山。

9/23 8:55

双子池へ標高差600mほど下る。ここが稜線通しての最低標高1400m程度。

9/23 9:26

双子池からトムラウシまでは登山道ではあるが刈り取りしてないので、藪漕ぎモード。しかも雨が降り、びしょびしょ。この時、黒岳付近は雪だったらしい。

9/23 10:32

振り返ると、薄らとオプタテシケ山。やはり本日は西風によって山頂付近に雲が沸いて雨が降っているのか。

9/23 10:37

数多ある池塘

9/23 10:37

コスマヌプリ山からトムラウシ方面。雨が上がった。ベタベタの不快感の中、神々しい景色を見ながらの縦走。不思議な感じ。

9/23 10:38

原野を拡大

9/23 12:13

ツリガネ山付近から三川台方面。ずっとこんな高原地帯が続く

9/23 13:08

三川台から来た道を見下ろして

9/23 13:12

三川台の標識。化雲岳まで8.9キロ。今回はその先の忠別岳避難小屋まで行く予定。まだまだ先は長い。

9/23 13:12

三川台からトムラウシ山方面。

9/23 13:22

台地から見下ろしたカール状地形の底には池塘の群

9/23 13:22

歩いてきた稜線と池塘。

9/23 13:57

トムラウシ山の南沼手前で三川台方面を臨む

9/23 13:57

オプタテシケや美瑛岳などの山頂だけは雲の中

9/23 13:57

左奥の山のほうから手前、そして右方面に稜線を歩いてきた

9/23 14:28

南東斜面にトムラウシ公園。ここは2年前に百名山ハントで登ったコース。

9/23 14:28

結局この日は、南側の歩いてきた縦走路方面の山頂部分は曇ったままだった

9/23 14:29

トムラウシ山山頂方面

9/23 14:31

南沼キャンプ指定地。10張ほど。縦走路はここだけ賑やかだった。

9/23 14:33

トムラウシ分岐。トムラウシ山はトラバース(;^ω^)
雨で濡れて、日没で気温が急激に下がると、やばいと思い、先を急ぐことにした。トムラウシ遭難事故のことが頭によぎった。

9/23 14:52

北沼。

9/23 15:04

ロックガーデン方面へ。

9/23 16:08

ヒサゴ沼。避難小屋とテント数張。ここの避難小屋は通常は使えないので、この先の忠別まで行く。

9/23 16:08

トムラウシから北の稜線の池塘付近では木道があるところが多い。

9/23 16:53

化雲岳山頂付近の台地。

9/23 16:55

金色に輝くチングルマ群

9/23 17:01

トムラウシ〜旭岳まではこんな台地がずっと続く

9/23 18:18

暗くなって間もなく忠別岳避難小屋分岐

9/24 3:22

避難小屋内。この日は貸し切り。外にテント1張。水場は枯れていた（暗くて分からなかっただけかも）。お茶を沸かしてアルファ米を食べた。ガスバーナーで濡れた服の一部を乾かす(^^♪

9/24 3:24

忠別岳避難小屋。９時間程度滞在。お世話になりました。

9/24 3:33

夜は冷えた。霜＆氷。黒岳付近では雪が降った模様。霜柱をザクザク踏んで歩くのは今シーズン初。この時期にできるとは！さすが北海道！

9/24 4:29

忠別岳山頂付近でトムラウシ方面を振り返って。稜線の左側中央のハゲた部分の裾に泊まった忠別岳避難小屋がある。

9/24 4:30

忠別岳山頂へ

9/24 4:38

忠別岳南側、奥はトムラウシ山だが最奥に十勝岳連邦も見える

9/24 4:38

北側には旭岳や黒岳などの今回の縦走の終着地の山々

9/24 4:40

左に目を移すと忠別川の谷。最奥は旭川の夜景

9/24 4:40

何度も写すトムラウシ方面。

9/24 4:48

拡大すると、オプタテシケ山、美瑛岳、十勝岳。

9/24 4:54

マジックアワー。奥はたぶん石狩岳。

9/24 4:57

忠別岳山頂で富良野岳からノンストップできたトレランの方と会話。僕もやってみたかったけどクマが怖くて　笑笑

9/24 4:57

まさにカムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）を歩く

9/24 5:13

今日もびしょ濡れを覚悟していたが、幸運にも草木の夜露は霜となっておりレインは濡れず。

9/24 5:22

忠別沼の木道。ちょうどモルゲンロート

9/24 5:25

朝日を浴びるチングルマ

9/24 5:26

拡大

9/24 5:30

こんなような道、北アだと双六岳山頂付近にあるけどスケールが違うな(^^♪

9/24 5:31

手前は忠別岳山頂。何度も振り返り撮影。

9/24 5:31

前日は雨で苦労したけど、今日はご褒美縦走だな

9/24 5:31

今日はペースは遅くなる。

9/24 5:41

白く見えるのはすべて霜

9/24 6:19

旭岳や白雲岳が近くなってきた

9/24 6:26

高根ヶ原の東側、三笠新道方面の沼群。

9/24 6:28

ここはヒグマ出没が多発して夏場は閉鎖される秘境。温泉の湯気が所々に

9/24 6:45

広大な高根ヶ原の南側。

9/24 6:45

左に目を移すと最奥はニペソツ山かな。

9/24 7:06

歩いてきた道は見えるだろうか？

9/24 7:06

高根ヶ原の終盤。雪渓が見える。

9/24 7:06

雪渓拡大

9/24 7:19

チングルマ。奥は緑岳

9/24 7:38

白雲岳避難小屋。ここから人が急に増え賑わしくなってきた。

9/24 7:38

高根ヶ原の全貌

9/24 7:38

白雲岳避難小屋の東側の沼と緑岳

9/24 7:39

奥に十勝岳連邦がくっきりと。最奥は芦別岳や夕張岳だと思う

9/24 7:40

またこの道は歩きに来ると思う

9/24 8:01

白雲岳分岐手前からカムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）を眺める

9/24 8:01

拡大。中央に白雲岳避難小屋。

9/24 8:10

白雲岳分岐

9/24 8:11

ここからは荒涼とした火山の高原地帯へ

9/24 8:26

北海岳へ

9/24 8:26

旭岳方面

9/24 8:47

振り向いて歩いてきた白雲岳分岐方面

9/24 8:55

北海岳

9/24 8:55

昨日縦走した十勝岳連邦が遠くに見える

9/24 8:56

ここから御鉢平を周回する。奥は北鎮岳

9/24 8:57

東側に黒岳。ここが今回の縦走の終着点。

9/24 9:09

カムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）

9/24 9:09

この写真の端から端まで歩いた

9/24 9:09

素晴らしい

9/24 9:14

北側は御鉢平。

9/24 9:33

間宮岳分岐。ここで2年前に旭岳に行った時のルートに合流。繋がった。

9/24 9:37

間宮岳山頂。今回の旅の最高点。

9/24 9:40

比布岳

9/24 9:40

北鎮岳と御鉢平

9/24 9:49

中岳分岐

9/24 9:49

中岳方面へ

9/24 10:03

裾合平と旭岳

9/24 10:03

中岳山頂。

9/24 10:04

北側から見た御鉢平

9/24 10:17

北鎮岳分岐から見た黒岳。

9/24 10:29

御鉢平の全貌

9/24 10:40

御鉢平から流れ出る赤石川

9/24 10:49

さて、最後の登り

9/24 11:01

黒岳石室

9/24 11:16

さらばカムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）

9/24 11:20

黒岳山頂。

9/24 11:25

山頂標識。凄い人！

9/24 11:35

あとは下るだけ。

9/24 12:16

リフトとロープウェイで下山。2日間のカムイミンタラ縦走は充実した旅となった

9/24 18:01

札幌にて。お疲れさま〜(^^♪

撮影機器：

iPhone 14 Pro 128GB SoftBank Apple

感想

shin0609

アイヌ語でカムイミンタラ『神々の遊ぶ庭』を縦走してきた。途中で厳しい局面もあったが、今年一番の素晴らしい縦走となった。
北は旭岳付近から南は十勝岳連峰まで、日本一広大な大雪山国立公園。本当は富良野岳から北へ縦走したかったけど、日程の関係とヒグマが怖くて深夜の樹林帯を避けたいとの素人プランで、吹上温泉から十勝岳に登り『神々の遊ぶ庭』を縦走、北上して黒岳をゴールとした。
ここ数日で急に秋らしく冷え込み、稜線の最低気温は1〜2℃程度。初日は途中で雨（黒岳付近は雪だったらしい）で濡れ、低体温症にならないように歩き続けた。翌日は朝方は氷・霜の稜線だったが、逆にレインが濡れることもなく、快晴・絶景の中で気持ちよく縦走できた。
ここは別格な山系。「神々との遊び」に参加させてもらった感じがした(^^♪　大満足！

いつもより詳細に写真とキャプションで(^^♪

コメント

shigetoshi

しんさん、こんばんは。
このルートをたったの2日で踏破！
なんとももったいないですが、流石ですね。
私は大学一年の夏に10日かけて歩きました。そして山にはまりました。
三川台の登りはハイマツのやぶこぎもあったのですが今は笹藪？
高根ヶ原、また行きたくなりましたが、果たして行けるかどうか😢

shin0609

shigetoshiさんこんにちは😃😃😃
日程の関係でこんな感じになりました(^◇^;)初日の移動日に美瑛岳避難小屋まで行けたらもう少し余裕がある山行だったかも(^◇^;)名古屋から朝一の旭川便が欲しいですね(^◇^;)
ハイマツは昔刈ったと思います。少しは伸びてて体に触れますが漕ぐ程でなく笹がメインでした。でも踏み跡はしっかりあります。
なので心配事は気象変化とヒグマ遭遇と体調でした。十勝美瑛間の暗闇＆濃霧＆暴風、笹藪地帯がちょうど冷雨でびしょ濡れ、このあたりが大変でした💦
高根ヶ原は最高でした(^ ^)高根ヶ原というかどこも最高でしたけど(^ ^)
ここは日帰り難しいので白雲と忠別の避難小屋を組み合わせる感じですかね。ヒグマが怖くてまだテント泊はする気になれなくて(^◇^;)