1dayロング 三股から周回 常念岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜蝶ヶ岳

コースタイム
- 山行
- 16:59
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 17:50
ビールの時だけベンチに腰をおろしました。
天候 | ガス→☀️→ガス→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。落石に気をつけて行きました。 |
その他周辺情報 | ほりでーゆ四季の郷を利用 |
写真
感想
初の1Dayロングに挑戦
三連休の最終日1日をもらい、日帰りにて山にいってきました!
前日の15日、子の七五三の前撮りからの西武ドームで野球観戦をした後、20時半自宅を出発し長野へ。
余談ですが、延長11回の裏、木村のランニングホームラン(相手のエラー)で劇的なサヨナラ勝ちを決め、マジック9が点灯しました。息子たち大興奮でした。
そして、三股駐車場に23時40分に到着、駐車場は連休最終日とあってガラガラでしたが、途中の林道脇に路駐がかなりあったので、連休初日は激混みだったのだろう。準備完了後、日帰りということなので日付が16日になってから出発。
常念までの樹林帯を快調に登ります。3日前に曇取を登っていたので体が軽い軽い。順調に標高を稼ぎ、稜線へ到着。日中でも歩きづらい稜線の岩ゾーンを、日中でも見付けにくい目印を探しながら山頂へ向かいました。ここでかなりの神経を使いました。そして登頂。常念乗越までの下りも慎重に下ります。テン場ではまだ3時台だというのにテントを撤収をして皆さん歩き出してました。私もですが、山の朝は早いですね。
日の出は東天井岳あたりだったのでしょうか、ガスガス過ぎていつ太陽が上がったのか分かりませんでした。
そして大天井岳。山頂は猿10匹ほどしかおらず、人間は私だけ。誤って目を合わせてしまい凄い顔で威嚇されてしまいました。写真だけ撮らせてもらい早々に大天荘へ戻りました。
大天井ヒュッテまでの間もガスの中。気持ちの良いピーカン稜線歩きを期待していただけにテンションが下がってきます。
大天井ヒュッテを出て程なくしてガスが薄くなってきました。そして、槍様が現れました。ここでガスが消えたのはついてました。360度の展望、常念から大天井岳の歩いてきた稜線、槍穂、鷲羽方面、黒部ダムまで良く見えました。もう最高!これを見にきたのです(^-^)喜作新道の展望のお陰で眠気も飛びました。しばし写真タイム。
西岳山頂ではテン泊のご夫婦とお話をさせていただきました。なんと昨日の槍は穂先まで三時間待ちになったとか。ミッキーもビックリの人気ぶり。
さらに槍ヶ岳山荘のビールが品切になったとの情報。
あそこで飲むビールを楽しみに登ってきたのに(-_- )
気を取り直して先へ進みます。この先、喜作新道から東鎌尾根へと続き、長い梯子や鎖場の連続した箇所を通ります。全身を使って進みますのでそれほど疲労感はなくヒュッテ大槍へ到着。
ヒュッテ大槍で前日の西武ドームから我慢してきた生ビールを注文、飲む、最高にうまい!少し酔い、荒い呼吸で先へと進みました。槍まであと少し!
槍ヶ岳山荘にて穂先を確認、取りつく人が少数であることを確認し穂先へ。山頂の大展望を期待して登りましたがガスが取れることはなく、証拠写真を撮り下りました。
ここまで11時間ほど経過、本日のメインは終了です。あとは淡々と、無心に進みます。槍沢から槍ヶ岳へ別れを告げ横尾へ急ぎます。まだ蝶ヶ岳へ向かう足を残しておかなければならないのですが、時間の関係でサクサク向かいましたので足への疲労が大分溜まってしまいました。
下山から二時間ほどで横尾へ到着。水の補充と栄養補給を済ませ最後の登り、蝶ヶ岳へと向かいます。終盤で1000メートルをまた登らなければならず、久々に絶望しました。
しかし、蝶槍への分岐でライチョウ4羽に出会い、テンション復活!快く撮影に応じてくれたのでしばしの撮影会。蝶ヶ岳到着で全てだしつくしました。三股へ戻ります。
標高を下げていくと雨が降りだしてきました。ここまで40時間ほど無眠で16時間以上歩き続けた疲労からか、蝶沢の音に混ざって人の話し声が聴こえてきました。気のせいかと立ち止まり下を見ると足元に大きなクワガタがいます。子どもたちに持って帰ったら喜ぶだろうと思い捕まえると石でした。
TJAR の報告会で選手が経験した幻覚、幻聴の話を思い出しました。「これか〜!」と思いました。
その後は色々な幻覚が見ながらの下山になってしまいましたが、倒木が大きなちくわに見えたときは思わず「何でやねん!」と突っ込んでしまいました(笑)
そして三股到着。温泉に入り、車で仮眠をとった後東京へ帰りました。
このコースはきっと二度とやらないかな?なんて思っていましたが、1日経ち、あの長い稜線歩きを思い出すと自分はなんて幸せ者なのだろうと思う。たった1日であれだけの景色を見ることができる足をくれた両親に感謝ですね。
睡眠だけはしっかりすべきでした。反省。
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