記録ID: 202584
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ハイキング
アジア
ハルラサン(韓国 済州島)
2012年06月23日(土) [日帰り]
コースタイム
城坂岳登山口06:35 ― 08:20サラセム(沙羅泉)08:30 ― 09:25ツツジ畑退避所09:50 ― 11:10ハルラサン山頂(白鹿潭)11:20 ― 少し下りて20分ほど昼休憩 ― 11:5王冠稜 ― 12:20ヘリポート ― 12:50龍鎮閣退避所 ― 12:55吊り橋 ― 13:10耽羅渓谷退避所13:20 ― 15:57観音寺登山口
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
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コース状況/ 危険箇所等 |
韓国の済州島にあるハルラサン(漢拏山)は、世界遺産であり、こちらの最高峰でもある。 コースは大変綺麗に整備されており、道幅も広い。少し歩くごとに現在地の表示板があり、100mごとに標高を書いた石もある。 途中、沙羅岳(池がある)に行く分岐があったのみで、あとは迷いようのない一本道である。 距離は長いが、日本の山よりずっとなだらかである。特に山頂までの半分ほどは、山登りというより、散策という感じ。 山に入った途端に素敵な木々の風景が展開する。感動したが、どこまで行っても同じ感じで、展望がない。 この日は、海兵隊の訓練の日だったようで、赤い半袖シャツに迷彩色のズボンといういでたちの青年たち(少し女性も交じっていた)が200人くらいのグループで3組に分かれて山を登っていく。その、早いこと、早いこと。 いや、海兵隊の青年たちだけではない、一般市民も早い。みるみる間に次から次へと抜いていく。若い人たちが多く、日本のような中高年はほとんどいない。 そして、登山靴がぴかぴか、真っ新といった感じの人も多い。韓国人はせっかちなのだとタクシーの運転手さんが行っていたが、徴兵制度があるから、みんな体力があるのかも。 一日で1000人くらいの人に抜かれたかもしれない。我々は自分たちのペースを守ってのんびりと行く。 登りルートの水飲み場は一か所。沙羅岳泉。癖がなくておいしい水だった。 途中から少し道は急になるが、そんなに急登というほどではない。階段状の木道を上がっていく。 ツツジ畑退避所は、ツツジのシーズンにはとても美しそうだ。見られなくて残念。ここは、この山唯一のラーメンを販売するところ。インスタントラーメンにお湯をさして渡してくれる。まだ昼には早かったが、みんなで半分ずつして食べた。もちろんキムチ入り。 さらに登り続ける。高度を増すと花の種類がいろいろ出てくる。大山レンゲもあったのだけど、残念ながら盛りを過ぎたものとつぼみしか見つけられなかった。 山頂近くになってくると視界が広がり、山々も見える。 山頂は風がきつかった。河口には小さな池が二つ。水が一杯あるときは、大きな一つの池になるようだ。 記念撮影をして、少し下り、風の避けられるところで昼食。ここで、お見送りしてくださったSさんからの差し入れのお菓子もいただいた。 さて、下りの道であるが、大台ケ原を思わせるような枯れ木が多い。なかなか風情がある。高度が高いというのに、カラスに出合う。 下りのコースは少し急めの木道階段。 王冠稜は、ギザギザで王冠風。登りと違って面白い岩が一杯あって飽きない。 龍鎮閣退避所には、以前は建物があったようだが、今はない。広場のようになっている。 途中立派な吊り橋があった。橋を渡って少し行くと水場がある。 耽羅渓谷退避所は無人だが、立派な建物があった。 途中、鈴鹿を思わせるような岩ゴロゴロの川があった。済州島は火山岩でできているので水はすぐにしみこんでしまい、保水力がない。だから川に水が流れるのは雨直後だけのようだ。 登りより少し急な下りだったが、やがてなだらかになる。しかし、どこまでもどこまでも道が続く感じで、距離が実に長い。 膝の痛い仲間がいたので、ゆっくり目に歩く。 広大な駐車場のある「観音寺野営場管理事務所」の左から登山路があり、ロープが張られた登山道が延々と続く。 登山道は、火山岩の石畳みで、凸凹して歩き難いが、熊笹と赤松の林が美しい。 歩き始めてすぐに、後続の軽装備ハイカーが猛烈なスピードで追い抜いて行った。 呆気にとられていると、次々と追い越される。 日本では、信じられないスピードで、脇目も振らずまるで競争をしているようだ。 我々は、ペースを守り、溶岩流で出来たような変化のある沢を、探索しながらゆっくり歩く 登り始めから実に9時間半でゴール。 |
写真
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