秩父三十四箇所札所巡り�掘塑討啗纏�に誘われて〜
Junjapa
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 376m
- 下り
- 408m
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18:15 西部秩父 巡礼終了
| 天候 | 晴れ〜曇り〜晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
[復路]西部秩父駅+++飯能駅+++所沢駅+++東伏見駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険なところはありません。 ただし車道を歩くところは場合によっては歩道がなく、クルマがとても危険です。 クルマに注意を！ |
写真
お花畑から秩父鉄道の急行に乗りました。影森駅まではひと駅なので急行券が不要です。昔ながらの硬券が懐かしい。駅員がこの乗車券を持ってカチャっと日付けを入れる動作を本当に久しぶりに見ましたね。
1
24番 法泉寺の観音堂と納経所。もうひとり笈摺を着た女性の巡礼者がおり、このあと20番までずっと一緒にいきかいました。彼女は自転車で回っていました。
歩いていて見上げるとくわの木です。ブルーベリーのようなポチポチの黒っつぽい実が道路に落ちているのでわかります。クワの木には必ずカタツムリがいます。大好物なんですね。
21番札所へはすぐでした。15分くらいでしょうか。観音寺です。ここでご朱印の間違いが発覚！22番さんから持ってきてもらいました。
20番札所の岩ノ上堂につきました。森の中のいい雰囲気のお寺さんです。半ズボンのワタシは、ここでやぶ蚊にさんざん喰われてしまいました。かみさんからすぐに喰われちゃうのねと言われつつ。それっておれの責任？
帰りに秩父鉄道の秩父駅周辺を歩いていたらブドウ農家が。まだこのブドウは青いし触ってみるとカチカチでした。話によるとこれをどんどん摘果して、形のよいブドウに仕上げていくそうです。手間がかかるって言っていました。立派な木でしたが植えてから15年〜20年たったものだそうです。種類は聞いたけど忘れてしまいました。マスカットではないとのことです。
午後5時すぎに17番札所 定林寺につきました。やたらに若い人が多い。変だなーと思っていたら、「あの花」というアニメの舞台になったんですね。
24番の札所の入口にある茶店でだったんソバを買った…。だったんとは韃靼。難しい漢字ですが、モンゴル系部族の名前です。タタールとも言い8世紀ころに東モンゴリアに現れ、のちモンゴル帝国に併合された部族です。彼らが栽培していたのがこの韃靼ソバ。世に出回っている種類のそばは甘ソバと言いますが、この韃靼そばは苦ソバと呼ばれ苦いのが特徴です。でもルチンは、ふつうのそばの40倍も含まれているそうです。
感想
H2O氏と本州横断の旅（境峠〜スキー場の頭）を計画していたが、直前になって氏のご母堂が足をくじいてしまい、中止に。それではと3回目の秩父34か所巡礼の旅に出ました。
お寺さんは9時からやっているとのことで朝6時には東伏見を出なければならないのですが、うだうだと朝ごはんをたべたり準備をしたりで8時40分の出発に。
いつもの風景です。結局、お花畑駅発11時25分の秩父鉄道の急行で森駅から歩き始めました。
まだ梅雨の中休みだそうで、明日は午後から崩れますが、今日は何とか天気が持ちそうです。
電車の中で今日はどう回ろうかと考えていましたが、25番から長尾根にそって秩父の街中まで戻るコースとすることにしました。この長尾根のルートは一番江戸の巡礼の道が色濃く残っている人気のルートです。
6月の秩父盆地はホントに花が多い。花の季節ということもありますが、どの家も必ず花を植えてきれいにしています。あじさいはもちろん、まだ栗の花や蕎麦の花も見ましたし、ブラックアイも咲いていました。一番目立ったのがドクダミの花ですね。他の季節、たとえば冬の陽だまりハイクなども魅力的ですが、この季節、暑すぎもせず寒すぎもせずで花も見られるということではは一番いい季節なのかも知れません。
■ 25番札所 久昌寺
目の前の大きな弁天池が魅力的です。池を前面においた寺の構図は秀逸です。弁天池にはたくさんの鯉？がゆうゆうと泳いでいました。池の手前の建物はそれごと横に動かして土台の補強工事中でした。納経所でご朱印を頂いたときに住職さんから手を合わせられました。こちらも慌てて手を合わせて。ありがたやありがたや。
■ 24番札所 法泉寺
寺の観音堂への百段以上の長い階段が印象的。やはりこういうものがないと寺らしくない？ 納経所は老夫婦がおられ奥さんと思しき方がご朱印を。ご主人からは、道順を教えてもらいました。入口のお店屋さんで韃靼（だったん）ソバ茶を買いました。なんでも糖尿病によいとか。ソバ茶を楽しんだあとご飯に入れて食べることもできるそうです。
■ 23番札所 音楽寺
ここまでの道は山道です。途中迷ってしまいうろうろ。でも味わいある里の道でした。堰堤を越えてミューズパークに入りその駐車場を越えると音楽寺です。観音堂には天然記念物の立派な松と鐘撞堂があります。この巡礼では初めての鐘撞堂だったので鐘をつきましたが、意外に大きな音がしました。いい音でしたよ。住職は普通の髪の毛の普段着のひとでちょうど友人が遊びに来ていてご朱印をもらっている最中もずっと喋りっぱなし。三十四か所の中にはちゃんと頭を剃って法衣を着て対応する人もいる一方、こういう寺もあるんだなと思いました。
■ 22番札所 童子堂
山門には童顔の阿吽の金剛力士像があり笑いをさそいます。観音堂は結構古くてあちこちが痛んでいます。とげぬき地蔵とか地蔵塚がありました。地蔵塚はすなわち死んだ地蔵さんを埋葬するという意味でしょうが石舞台古墳のような形の塚の中には首の取れた地蔵が何体もありました。明治期に廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた時期、仏は破壊されたりこのように首がもがれたりしたと聞いたことがあります。その影響でしょうか。ここで、ご朱印がわれわれの納経帳の「21番札所」のところに記入したことがあとの札所で判明。いやぁやられたぁ・・・。
■ 21番札所 観音寺
道路の脇にある札所で比較的きれい。「静けさや岩にしみいるセミの声」の石碑があります。さて納経帳を見てみると21番の欄は22番のご朱印が記入されていました。もしやと思い、前の22番をみると空欄！ うっ、間違っている…。どうしよう。21番さんの住職に相談すると21番の朱印はそのページ単独で売ってるのでそれを買ってそのページだけ差し替えればいい。一方で、22番は空欄になってしまうので歩いて戻り記入してもらいますかぁ？ えっ？いや、どうしましょ。と言っていたら親切にも22番に電話をしてくれて、「あんた間違えているからすぐに持ってきてくれ」。近いとは言え歩いて戻るのはしんどいなぁと思ったので助かりました。庭で待っていると22番の女性がクルマで現れ「大変失礼しました！」事なきを得て再出発することができました。
■ 20番札所 岩之上堂
ふつう寺は高いところにあり階段を上って観音堂に到着というイメージですが、ここは荒川への斜面の下に建っているため下ります。森閑とした雰囲気は周囲の森のせいでしょうか、近くを流れる荒川の瀬音のせいでしょうか。欄間の透かし彫りは秀逸です。丁寧に19番への道を教えて頂きました。本日は暑いことを予想して半ズボンで行ったのですが、ここでかなり藪蚊に喰われました。参った！
■ 19番札所 龍石寺
荒川を渡り龍石寺へ。ここは境内に岩盤が露出しており、その上に寺が建てられています。広々としすぎていてちょっとつかみどころのない感じ。でも対応してくれた女性は大変気持ちのよい方でした。あと15分で5時になると伝えると18番さんに電話をして対応をお願いしてあげると言ってくれました。お参りを終わるとその方が現れて今日は用事があるので18番さんも早めに帰るとのことで申し訳ありませんと謝ってくれました。いえいえそちらが悪いわけじゃないし、こちらが時間ぎりぎりなのがいけないので・・・と。そこから急ぎましたが、道迷いも発生して結局、18番札所 神門寺には行かず、西部秩父駅方面に直進して17番札所定林寺に向かいました。
■ 17番札所 定林寺
すでに納経所は閉まっていました。町の中の鎮守といったイメージです。やたらに若い娘たちが多い。変だなぁと思っていると「あの花」というアニメにこの寺が使われたそうで。それを慕って来ているのでした。絵馬もかわいらしいアニメの顔が裏側に刷られているものでこれで絵馬というのか？と思いましたが、これも時代の流れでしょう。鐘付き堂もありましたが、帰りにつくのはまずいということで、やめることにしました。納経所が閉まっていたので再訪の予定です。
これで第1回 8ヶ所、第2回 6ヶ所、第3回 7ヶ所と計21ヶ所を回ったことになります。あと2日ほどかなー？！がんばろー！
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