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Yamareco

記録ID: 203405
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アルパインクライミング
谷川・武尊

烏帽子沢奥壁南稜/一ノ倉沢/谷川岳(途中撤退)

2012年07月01日(日) [日帰り]
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コースタイム

ベースプラザ駐車場 4:40 〜 5:35 一ノ倉沢出合 〜 5:50 テールリッジ基部 5:55 〜 7:00 南稜テラス 7:40 〜(テールリッジ下降)〜 10:45 テールリッジ基部11:00 〜 11:30 一ノ倉沢出合11:45 〜 12:30ベースプラザ
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
●出合から沢沿い(雪渓は融け岩が露出している)に少し進んだ後、右岸の巻道に下りた。
●巻道を10分弱進んだところで、雪渓に乗り、そのままテールリッジ基部まで
●テールリッジに乗るところの雪渓は部分によってはかなり薄くなっている。
●テールリッジ基部の下200m付近まで下降してきたときに衝立岩下部の雪渓が大崩壊し、かなり近くまで雪の塊が飛んできてちょっと怖かった。
微妙な天気
2012年07月01日 05:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 5:32
微妙な天気
出合からちょっと行ったところの雪渓はかなり融雪が進んでいる
2012年07月01日 22:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:36
出合からちょっと行ったところの雪渓はかなり融雪が進んでいる
右岸を10分程度行ったところから雪渓に乗る。
2012年07月01日 22:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:36
右岸を10分程度行ったところから雪渓に乗る。
後はテールリッジまでは雪渓を行くことができる
2012年07月01日 05:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 5:57
後はテールリッジまでは雪渓を行くことができる
テールリッジに乗る。
乗る部分によってはかなり雪渓が薄くなっており注意が必要
2012年07月01日 22:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:36
テールリッジに乗る。
乗る部分によってはかなり雪渓が薄くなっており注意が必要
テールリッジ上部
2012年07月01日 06:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 6:25
テールリッジ上部
烏帽子沢奥壁をトラバース
2012年07月01日 22:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:37
烏帽子沢奥壁をトラバース
南稜テラスについたが。。。
撤退と決定
2012年07月01日 22:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:37
南稜テラスについたが。。。
撤退と決定
南稜テラスから少し降りたところでロープを出す。
支点が心もとないため、あくまでクライムダウンの補助
2012年07月01日 08:02撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 8:02
南稜テラスから少し降りたところでロープを出す。
支点が心もとないため、あくまでクライムダウンの補助
奥壁を慎重にかつ素早く下降。幸い、中央稜を行くパーティーからの落石はなかった。
2012年07月01日 22:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:37
奥壁を慎重にかつ素早く下降。幸い、中央稜を行くパーティーからの落石はなかった。
テールリッジ上部の露岩帯でもロープを出す
2012年07月01日 22:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
7/1 22:38
テールリッジ上部の露岩帯でもロープを出す
途中のフィックスロープが張られている箇所
2012年07月01日 22:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:38
途中のフィックスロープが張られている箇所
一瞬視界が開ける
2012年07月01日 22:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:38
一瞬視界が開ける
南稜のラインも見える
2012年07月01日 22:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:38
南稜のラインも見える
テールリッジ基部。立ち木を支点とするがちょっと心もとない。
2012年07月01日 22:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:38
テールリッジ基部。立ち木を支点とするがちょっと心もとない。
雪渓を下降
2012年07月01日 22:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 22:39
雪渓を下降
7月1日は谷川岳の山開き
2012年07月01日 11:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 11:35
7月1日は谷川岳の山開き
野点をやっていて、薄茶と茶菓子を振る舞われました
2012年07月01日 11:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 11:37
野点をやっていて、薄茶と茶菓子を振る舞われました
とてもさっぱりとして、美味しかった。疲れも取れました。ありがとうございます。
2012年07月01日 11:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 11:38
とてもさっぱりとして、美味しかった。疲れも取れました。ありがとうございます。
2012年07月01日 11:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 11:43
ベースプラザ付近では出店もあり、けんちん汁を頂きました。お代わり3杯もご馳走になってしまいました。
2012年07月01日 12:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/1 12:32
ベースプラザ付近では出店もあり、けんちん汁を頂きました。お代わり3杯もご馳走になってしまいました。
撮影機器:

感想

「微妙な天気」と思いつつ、行ってみたい欲が勝ってしまいました。
10年以上山を続けつつも、一の倉にはご縁がなかったのです。

行く前にいろんな人の記録を読んでいたため、
いざ足を踏み入れると、頭の中の知識と見えるものがんどんリンクしていく。
ただし、実際の距離感であったり、ちょっとした「危なさ」感覚は行ってみて初めてわかる。

「テールリッジ、雨の日の下降は嫌だぞ」
というKさんのお言葉。よ〜くわかりました。


アプローチの良さには驚きました。
車を降り、まだぼんやり寝ぼけているような状態のうちに、
取り付きについてしまった。

こんな近いとは思わなかった。
まさに「近くてよい山」。

近いうちにリベンジするぞ!

前日土曜日の天気が梅雨の中日で絶好の登攀日和であったにもかかわらず、日曜の天気は微妙で、11時ごろから雨予報。

代替で丹沢の沢等も検討したが、今回が初の一ノ倉沢となるynakaさんの強いモチベーションもあり、天候をにらみ途中撤退も考慮しながら、一ノ倉沢を詰めることにする。

撤退ポイントは、テールリッジ基部、中央稜取付き付近、南稜テラス、3ピッチ目の草付上部の懸垂ポイントとなるが、雨で濡れたテールリッジ下降はかなり怖いので、今日のように天候が微妙な場合は、パーティーの力量等を踏まえて、早めに撤退の判断が重要となる。

テールリッジを登っているころには、なんと薄日も差す時もあり、これは行けるかという心持にもなるが、国境稜線付近にはぶ厚い雲が垂れ込めている。何となく行けるのではという根拠の無い判断を戒め、結局、南稜テラスまでで撤退を判断する。

南稜には我々の前に1パーティーが先行(3ピッチ上部で撤退した模様)、他に中央稜に2パーティーほど入っていた。


下降では烏帽子スラブ、テールリッジの上部と基部の露岩部分の計3か所でロープを出し、フィックスが張られている個所では、フックスロープにフリクションノットで確保しつつ(ロープに頼るのではなくあくまで補助として)下降した。

テールリッジ下降時に雨が降り出し、出合に下りた時にはかなり強い雨となった。



途中撤退とはなったが、今秋にリベンジをするという強いモチベーションを維持し得た登攀となったと思う。

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