出雲街道（八反→田口）

2019年09月23日(月) [日帰り]

• GPS: 01:25
• 距離: 1.8km
• 登り: 63m
• 下り: 144m

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自転車

スタート／ゴール地点近くには駐車場はありません。スタート／ゴール地点までは自転車で国道181号を走りました。真庭市コミュニティバス「まにわくん」の八反、延風、田口バス停も利用できます。

コース状況／危険箇所等

一部、崩れやすかったり、藪になっているなど、道の状態が悪いところがあります。

写真

新庄川と国道181号沿いに八反という小さな集落があります。
中国電力の施設があり、写真の場所では正面に進み、右方向に下っていきます。（左の道はすぐに行き止まり）

ここから登ります。（厳密には、ここはまだ旧出雲街道ではありません）

案内看板が倒れた三差路で旧街道に合流。田口方面に進むのは左ですが、正面に進んでみます。

しばらく行くと断崖の上にこのような石垣で道が作られているのが見えます。

はるか下に新庄川。国道との高低差がすごいです。

三差路に戻って田口方面に進んでいきます。
上っていくと左方向への橋があり、左折して渡ります。ここで正面に登れば不動滝という滝があります。

倒木が邪魔していますが何とか通れます。

この辺りでは笹が伸びていますが、最近、地籍調査が入ったようで、ピンクテープを頼りに進みます。

若水の源という水が湧いています。飲めるような状態ではありません。

茶屋跡です。荒れがちな山道ですが、定期的にウォーキングイベントが行われていた時期があったようで、東屋が整備されています。

この付近は竹が伸びやすくて道がわからなくなりがちですが、ピンクテープに従って奥の人工林の方へ進みます。

鉄問屋跡。出雲街道は鉄の道で、この辺りはたたら製鉄が盛んだった場所です。

石垣で人工的な小平地が作られています。昔、こんな場所に人の暮らしがあった証です。

現在、この案内板は崩れてしまっていますが、2015年4月の写真を掲載しておきます。

さらに進んでいくと、このように道が崩れてしまっているところがあり、ロープに捕まって進んでください。この付近の旧街道は全体に足下が悪いので、注意しながらゆっくり進みましょう。

沢を渡ります。シダが茂っています。

田口側の出口が近づくと、笹薮になっています。

晒し場。この地域では江戸時代に山中一揆という大規模な一揆がありましたが、そのとき処刑された人たちが晒された場所です。

享保時代の立派な舟型地蔵があります。ここまで来たら、ゴールはもうすぐです。

山道を抜けたら、こんな状態です。道路に出るまであと数十メートルなので耐えましょう。

案内看板は左を差していますが、美甘方面へ出雲街道を歩き続けるなら、右の田口集落の方へ行き、田口バス停のところで国道に出ていく方が良いです。
左を選んで道なりに進んでいくと、また山道になり、下って行くと延風バス停から対岸に渡る橋のところに出ます。

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 靴 飲料 GPS 常備薬 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

izumokaido

国道との高低差がかなりある山道ですが、ところどころに史跡もあり、参勤交代にも使われた江戸時代の街道がそのまま残されています。
草が伸びたり、倒木があったり、道自体が崩れかけていたりするところも一部あります。不慣れな方は八反側から登って、石垣の道と不動滝を見て、また八反に下ってくるというコースで訪れると良いと思います。
草を刈ったり崩れたところを補修したりして、多くの方に訪れやすい場所になればよいのですが…

※この日は田口側から歩いているので、GPSログは田口側がスタートになっていますが、写真は「出雲街道を歩こう」サイトに合わせて逆順にし、八反側から掲載しています。