大山・一ノ沢右岸稜(鳥取) 1718.9m 地図にない踏み跡稀なルートで大山登頂を目指します

コースタイム
【7/8(日)】夏山登山口6:00⇒6:30一ノ沢右岸稜取付き→8:15弥山9:20→10:05夏山登山道6合目→10:30元谷分岐→12:00下山
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
週末、大山一ノ沢右岸稜ルートに行ってきました。前が見えない、足元も見えない。草をかき分け、植物を踏みしめ(ごめんと謝りました。)、木を掴んで藪こぎ!藪こぎ!! 藪〜の連続です。時々、ちらりとのぞく青空(この後ずっと曇っていた。)ちらりと見える下界(この後ずっと真っ白牛乳の中。)歩いてきた道(?)と閉ざされる視界。面白いルートでした。
前日の雷雨で、日本海側の天気はどうなのかと心配していました。やはり大山に近づくと小雨が降り出しましたが、山行には影響なさそうです。
一ノ沢右岸稜取付きから早速の急登です。しかもヤブコギ。僅かな踏み跡をたどり、一ノ沢の右岸を直登していきました。あるところでは沢の崖ぎりぎりの場所を通ったり、またあるところでは背丈ぐらいもあるヤブの中から何か出没しないかドキドキしたりと、一寸たりとも気の抜けない登りでした。予定よりも早くに弥山に到着し、避難小屋でゆっくりし夏山登山道を下りました。
一ノ沢右岸では誰とも遭遇することはなかったのに、この夏山登山道は登りの人と下りの人で大渋滞、登山者の多さに驚きました。
また、この夏山登山道もしかり、大山の山頂は山肌の侵食が激しく、多くの石が崩落していました。このときに初めて知りましたが、大山では『一木一石運動』をしていました。大山の山頂に何とか緑を取り戻そうと、地元の方々が手を取り合って保護運動に取り組みだしたそうです。これは、大山から崩落した石を、登山者に一人ひとつずつ持って山頂に登ってもらい、その石で浸食溝を埋めたり、植物の苗を植えたり、木道を整備して踏み荒らされないようにすることで、一度失われてしまった緑を復活させ、大山の山頂を崩落の危機から守っていこうという取り組みだそうです。いつまでもすばらしい緑の山を残していきたいものですね。(IN)
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