爺ヶ岳

2006年07月29日(土) 〜 2006年07月31日(月)

コースタイム

７月３０日(日)
柏原新道入口　05:55
ケルン　　　　07:00-07:15
石のベンチ　　08:15-08:25
種池山荘　　　09:35-10:40
散策　　　　　10:40-13:10
７月３１日(月)
種池山荘　　　03:15-03:50
爺ヶ岳中央峰　04:50-05:15
種池山荘　　　06:00-07:15
ケルン　　　　08:20-08:25
柏原新道入口　09:03

天候

晴一時ガス

コース状況／危険箇所等

・アルピコグループのさわやか信州号は、席が空いていれば５００円で日時の変更が可
能。今回はそれを使いました。平日のさわやか信州号は結構空いているみたいです。
・昨冬の豪雪により、木が倒れて落石の発生しやすくなった箇所があります（看板あ
り）。立ち止まらずに通過しましょう。
・立ち寄り湯は、扇沢から信濃大町へのバスの「大町温泉郷」で下車。薬師の湯という公
共浴場が６００円。
・柏原新道のコースタイムは、若い人が歩けば結構余裕のあるタイムだと思います。

ファイル

非公開 2067.xls

計画書
（更新時刻：2010/07/28 08:54）

写真

針ノ木

シラネアオイが咲いていました

やっと種池に到着です

いい天気、雪を頂いているのは立山三山

ハクサンフウロの群生

本当にいい天気です。立山〜剱岳

剱岳に日が沈んでいきました

夜明け

コケモモ

朝日を浴びる鹿島槍ヶ岳

いい眺めです

槍の穂先も見えました

感想

jjkoma

　今回は、予定していた初日の29日(土)の天気の状況と予報を考慮して、30日(日)〜31日
(月)の2日間で爺ヶ岳往復としました。30日に種池で「29日に針ノ木雪渓で落石による事
故が発生した」という情報を知り、当初の予定通りの行程にせずに良かったと少しホッと
しました（事故に遭われた方のご冥福をお祈りいたします）。梅雨明けしたことも下山後
に知りました。
　30日(日)は前日の雨も完全に上がり、空気が澄み渡っていました。柏原新道を歩くのは
二度目でしたが、テント泊装備でもほとんど疲れず、単独だったので登山道脇の草花を観
察しながら自分のペースで歩くことができました。
　種池山荘に着いてからもたっぷり時間があったので、G津さんと会って少し話をして
（お水券をサービスしてくれてどうもありがとう）からテントを設営し、新越山荘方面へ
散策に出ました。緑のハイマツの向こうには毛勝三山〜剣〜立山の素晴らしい眺めが広が
っていました。あまりに眺めが気に入ったので、時間の限り歩くよりも、飽きるまで山を
眺めることにしました。
　日没前後の時間も、種池から少し爺ヶ岳に向かって歩いた眺めの良い場所の一角に陣取
り、剣の向こうに沈む夕日と空のグラデーションを楽しみました。小屋は中高年の大ツア
ーを中心に人でごった返しているようでしたが、テントでは混雑と喧騒を気にせずゆった
りと眠ることができました。
　早朝に爺ヶ岳でご来光を拝む予定でしたが、少し早めに目が覚めました。外を覗くと上
には満点の星空。外気もさほど冷たくなかったので、テントの入り口を開放したまま寝転
がって、流れ星を数えながら（９個観測／２０分程度）空を見ていました。こんなことも
久しぶりです。
　ご来光を拝もうとして辿り着いた南峰には何人も人がいましたが、その先の中央峰には
人がいなかったので、中央峰まで行きました。中央峰に着いて数分でご来光。雲海の向こ
うには頚城の山々、振り返ると蓮華・針ノ木の向こうには槍、薬師、もちろん、朝日に輝
く鹿島槍ヶ岳も充分に堪能できました。素晴らしい眺めでした。小屋に戻る途中ですれ違
った中高年登山ツアー客の多さには辟易しましたが。
　これだけお手軽にいい眺めを得られる場所は無いのではないでしょうか。梅雨明けに重
なって、単独でしたが本当に楽しい山行になりました。