大昔(1979年)塩の川遡行の思い出
- GPS
- 56:00
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 21m
コースタイム
天候 | 曇り? |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
40年前の記録なので参考になりません |
写真
感想
自宅から一番近い素晴らしい吾妻の沢登り、塩の川。
高校2年の時、中学の仲間”もんま”くんと泊まりで挑戦。
土湯温泉までバスで行き、そこから塩の川の出合いまで行って高校からちょっとお借りしたテントを張り一泊。
雨が降っていて今イチ気分が乗らない感じで夜を過ごした。
沢登りなんて姥滝沢を歩いたくらいで良く行ったものです。
裏山冒険の延長線にしてはなかなかハードな山登りだった。
当時はロープも使わず、地下足袋にわらじの出で立ち。
次から次に出てくる滝に感動しながら写真を撮りつつのんびり進んでいった。
最後の雪代の床は圧巻。水は流れていないが長大な滑床。感動的な景色だったなぁ。
登り詰めると浄土平。
モンマがアルバイトしてたこともあって吾妻小屋で楽しい夜を過ごし次の日どうしたっけ??
バスで下ったのか、それとも土湯温泉まで下って登山終了したのか?まったく覚えていない。
ーーーーーーーーー
と思っていたら記録が出てきました。
せっかくなので、活字にしてみます。
その前にコースタイム。
9月22日
15:07 土湯温泉
15:35〜44 男沼
16:26 塩の川出合 △
9月23日
6:15 出発
8:04 クラゲ滝 〜8:20
10:20 銚子滝 〜10:35
12:40 F18(滝壺だけの滝)
13:20 F20雪代の床スタート
14:40 吾妻小屋
9月24日
13:05 吾妻小屋
13:35 仙水沼
14:00 塩の川出合
14:25 男沼
14:43 土湯温泉
9月22日
気になるのは天気のみ。
熊野神社からいつもの様にハイペースで男沼へ。
紅葉がはじまったところだ。5分休んでまた歩く。
いつも歩いている道なのでだいたい道の特徴を掴んでしまった。
一本松を過ぎた辺りから雨が降りだす。
強くなる前にテントを張ろうと走る様に歩く。
出合いを越えて、笹薮の中に適地を見つけエスパースをはる。
夜ご飯はジフィーズ、あまりに量が少なくビビった。
モンマにフランスパンとビスケットを貰う。
チェス、チェッカーの連戦連敗にショックを受ける。
8時半就寝、雨と沢の音は頭に来るほどうるさかった。
そしてモンマがいつまでも自称:怖い話をしていた。
9月23日
4:10起床、まだ雨が降っている。
どうしようかと思いながらまたジフィーズを作って食べる。
真っ暗でろうそくの光だけが明るい。
そこに蛾とか虫が集まってくる。
6時頃になって外に出てみると思ったほど沢の水は増していない。
すぐにテントを撤収し出発の準備をする。
地下足袋にわらじで足を包む、まったく滑らず快適だ!
6時15分出発。
F1,2を快適に越えF3からのゴルジュ帯に入っていく。
でも奥まで行かず手前から巻いて土と岩のミックスの急斜面を登る。
F3上部に出て、そこからナメ帯を快適に越えF4へ。
F5はすぐに高巻きにかかるが、ルートを下にとりすぎ微妙な巻きとなった。
クラゲ滝までは淵を越えたり楽しい沢登り。
8時4分クラゲ滝着。雨は上がっていたがガスが立ちこめていた。
写真を撮ったりして8時20分発。
2年前に来たときは巻きは楽だったが、今回は崖崩れが有ったのか?
とても苦労した。
しかし、ペンキでルートが示され、おまけに踏み跡も少々わかりやすかった。
一杯清水を越えると私たちにとっては初めての道となる。
F8は私がこの沢で一番気に入った滝、見事な滝だ。
このあたりが一番深く険しい部分だと思う。
登れないので高巻いて沢に降りると小滝や釜が連続する。
まったく息をつく暇がない。
ねじれた蛇のような滝は真上を飛び越え、大きな岩峰を登らずに先に進む。
滝が出て、おっきな釜が出て高巻きをしてナメを進み、そしてまた滝!
激しく疲れる、息つく暇も無い。
しかし、非常に美しく写真を撮りながら進む。
ナメの真ん中をじゃぶじゃぶ歩いて進む、これぞ沢登りの醍醐味!
そしてF15銚子滝が立ちはだかった!
おっきな釜と取り囲む岩壁!核心部の最後を飾るにふさわしい滝だ。
そこも高巻いて上に出るとゴルジュは終了、明るい河原になる。
高巻きから解放され少し嬉しくなった。
小さい滝は出てくるが、河原が続く。
そんな河原をしばらく歩いていくと次の滝に出くわした。
しかし滝に水は流れていない。釜から水が湧き出ているだけなのである。
ここも高巻き、それが最悪だった。シャクナゲが繁茂し、がむしゃらに進もうとしても押し返されるだけ。
一本一本どけながら進むしか方法が無い。
シャクナゲは身長以上有ったので余計にたいへんだった。
そこを越えるとあとは涸れ川、ちょっと進むと涸れた30mも有ろうかと言う滝。
ここも巻くが薮はやっぱりひどかった。
その上流は雪代の床と言うナメである。
水はぜんぜん流れていないが、変化にとんだ岩盤の上を歩くのはとても楽しかった。
そんなところを500mほど歩いたろうか?
それを越えると暫くしてフィナーレを飾る?F20、21が現れる。
F20は傾斜の緩い滑滝で難なく直登、F21はフェイス状の滝だが直登する。
最後にふさわしい高度感抜群の登りが楽しめた。
その後吾妻小富士の下の黒い岩壁のゴルジュをしばらく歩くと前が開けてついに浄土平に到着した。
左の小沢に入り、兎平経由で吾妻小屋へ。
管理人の林さんが我々を歓迎してくれた。
その日の晩ご飯はカレーライス、みそ汁、サラだ!!
群馬や北海道の人たちがいて沢山の面白い話が聞けた。
9時就寝。
9月24日
7時起床、雨が降っていたので、林さんと話をしたりキャンプ場見学したりして時間を過ごす。
お昼には林さんお得意のお好み焼きを食す。
1時過ぎると小雨になったため私は土湯目指し下る事にする。
モンマはバスで下るとの事。
下りはとにかく急いだ。
理由は無いがとにかく急いだ。
9kmのわかりにくい道のりを、泊まり道具を担いで1時間40分程度で下ってしまった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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渋すぎ、凄い!!
渋い男はうまそうかい?
食べないでください!
基礎なしで山登り覚えたので楽しめてるんだと思う!
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