絶景の北アルプスデビュー 蝶〜常念〜大天井〜燕
コースタイム
7/23蝶ガ岳ヒュッテ5:00-常念岳10:00-大天荘15:10
7/24大天荘4:20-大天井岳4:30(日の出待ち)4:50-燕山荘8:20-合戦小屋9:27-中房温泉11:20
天候 | 22日は雨 23日24日は晴れたりくもったり |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7/24南安バス中房温泉14:15--穂高駅15:10着 さわやか信州号穂高駅16:40--同日21:30京都着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
徳沢から長塀山までは絶えずシトシト雨で登山道に雨水が流れている箇所があったものの滑ることもなく比較的歩きやすい道。ただ、樹林帯が長く続き少々飽きてくる。勾配が緩くなると今度はぬかるみだらけで歩きにくい。 蝶から常念までは、絶景を望みながらの素晴らしいルートに始まり、やがてゴツゴツした岩場でいたる所に付けられた赤ペンキの○印が導いてくれる。しかしガスの日は○印が見えない可能性も。常念山頂は狭いし足元も岩ばかりで不安定。常念小屋が見えるものの中々辿り着かない。小屋から登り返すと大天荘までは緩やかなアップダウン。しかし、あの小ピークを越えれば山荘だろうと思って頑張っても又次の小ピークがあらわれ、何度も騙されながら辿り着く。かなり長い距離。 大天荘から大天井岳までは10分の指呼の距離。大天荘に戻ってからは初心者にとっては今回コースの一番の難所。激下り・ハシゴ・鎖・滑りやすいトラバース道と緊張の連続。これが北アルプス入門コース?と思ったのは私だけ? やがて巨岩が現れると燕山荘は近い。燕山荘から中房温泉への下りは危険個所もなく、順調に下山(ただし、登って来る人が多いうえに当日は下山する120名の団体を追い越しながら。合戦尾根は人気のルートのようです。) |
写真
感想
今年の年初に計画した北アルプスデビュー。期待よりも不安の方が大きい出発だった。お天気も心配。歩き通せるか?途中でギブアップしてもだれも助けてくれないし!高速バスは予約した。キャンセル料はもったいない。何より、リーダーと私の二人山行ゆえキャンセルできない。
京都までの電車で爆睡し、高速バスではあまり眠れなかったものの、張り込んで3列シートにして正解。ゆったりとした座席で疲れない。おすすめです。
上高地は曇り空。いっそ初めから降ってくれればよかったのに途中で降りだして徳沢では本降りに。この日は結局上がることなく降り続け、カッパ・スパッツ・ザックカバーに傘さして小屋まで歩いた。リーダーの体調不良で登りのスピードが最後まで上がらず予定をオーバーするも無事小屋に到着。
小屋には広い乾燥室があり、ハンガーもたくさん用意されている。九州からのツアーの方たち、燕〜常念〜蝶の3日間ずっと雨だったそうでお気の毒。
翌朝は期待を裏切るお天気で夢のようなパノラマが目の前に!来てよかったと実感した瞬間だった。しかしこの日は長〜い長〜い縦走で、常念を下ったところで下りに弱い私はこの時点で疲れ果て、心が折れそうになる。相変わらず予定より遅れている。夕方までに大天荘に着けるのか?と少々心配に。でもせっかく来たのにリタイアは悔しいし頑張ろう!
気を取り直して大天荘を目指す。長いトラバース道の途中、すれ違う方何人もクマを目撃との情報が!笛をふいたら稜線に登って向こう側に逃げて行ったと…。いつこちらに戻ってくるかわからない。不安で稜線を見上げながら先を急ぐ。幸いクマには会わなかったけれどクマの方も怖かったのかも。クマの住処に人間が勝手に入って行ってるんですからね〜。
ペースは遅かったけれど小屋には予想以上に早く到着。ゆっくりでも歩き続ければ目標に到達できるのを実感した。大天荘は宿泊客が少なく、設備も食事も充実。スタッフの対応もきめ細かい素敵な小屋だった。翌日の好天を祈りつつ19時に就寝。夜中には満点の星がキレイだったそうだ。(私は爆睡)
翌朝は3:30起床。ヘッデン着けて山頂へ。雲がかかってご来光は見えなかったけれど、闇の中から少しづつ姿を現す山並みはとても美しい。今日は難所が待っている。早々に下りにかかる。梯子は難なくクリアするも経験したことのない鎖場に足が震える。私が知っている鎖場は、無くてもいいくらいの鎖ばかり。このたびは鎖がなければ通過できない。ほんと怖かった〜。その後も私にとっては高度感抜群の、しかしそれ故に素晴らしい景色の道を、だんだん終わりに近づく寂しさを感じながら頑張った。
燕山荘も眺めのよい小屋。しばし休憩して一気に中房温泉を目指す。あ〜、早く温泉入ってBEERで乾杯したい〜。その一心でひたすら下る、下る。このルートは登りも下りも人が多い。3大急登らしい。これから登って行く人すごいな〜、と、BEERしか頭にない私たちは苦しそうな登山者を気の毒に思ったりしてしまう。
終わってみれば夢のような3日間。憧れの北アルプスと別れを惜しみつつ無事に山行を終えたことに感謝しつつ帰路についたのでした。
自分が初めて北アルプスデビューしたのが中学二年の学校登山でした…その時登ったのは燕岳でした! 初めての北アルプスの感動を思い出しました(*^o^*)自分はあの日からどっぷり山に魅せられて恋いに落ち続けていま〜す(⌒〜⌒)…自分の家からは奥穂から蝶〜常念〜横通岳〜白馬連峰まで見えますV(^-^)V…後26年ローンが残っているので途中で滑落しない様に頑張りますo(^-^)o毎日恋人?に逢える自分は貧乏でも幸せです(^w^)
コメントありがとうございます
毎日アルプスを眺められるなんて羨ましい限りです。今回も燕岳登山の中学2年生(松本市)120人と出会いました。teteteさんは大ベテランですね 私はまだまだひよっこで 初めての北アルプスでした。写真でしか見たことのない絶景をこの目で見たくて思い切ってチャレンジしました!関西在住なので、1泊がもったいなく、欲張ってしまいましたが、素晴らしい の一言でした。
山は日常を忘れさせてくれます。(下れば日常が待っていますが… )
アルプス病み付きになりそう
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