猿掛山〜矢掛弥高山〜玉島弥高山 (岡山県 矢掛町・倉敷市)


- GPS
- 05:35
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 442m
- 下り
- 441m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:32
天候 | 曇り/晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ トイレはないので、同じ矢掛町の吉備真備公園を利用させてもらう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
便宜上、下記のように表記します。 ○ 矢掛弥高山=三角点「金山」、標高301.5m、所在地:矢掛町横谷字弥高山ノ内(通称 弥高開拓) ○ 玉島弥高山=三角点「弥高山」、標高307.3m、所在地:倉敷市玉島服部字弥高 ■ 平林登山口〜猿掛山 獣避けフェンスを越えて九十九折れの登山道(大手道)を登る。道はきれいに整備されているし、案内板もある。現在は「搦め手(からめて)道」は通行禁止になっています。 太夫丸あたりで、東の真備町(倉敷市)からの登山道と合流する。 ■ 猿掛山〜矢掛弥高山 猿掛城本丸のすぐ南は深く急峻な堀切となっていて、垂らされているロープを使って慎重に昇降します。その先は綺麗に下刈りをしてもらっていてとても歩きやすい。弥高開拓の舗装路に出る直前はササヤブ(迂回可能)。三角点まではほとんど舗装路、地図を確認すれば問題なく到着できる。 途中の星尾神社の手前約100メートルは、ササのような竹のようなヤブを掻き分けて進む。 ■ 矢掛弥高山〜玉島弥高山 ほとんどが舗装車道、三角点の周辺は空き地だった。牧草地の時も畑のときもあるみたい。 ■ 玉島弥高山〜琴弾岩 車道を離れ送電鉄塔巡視路を降りる。概ね問題はないが、途中シダヤブ有、サルトリイバラが絡むときも有。知る範囲、巡視路としてはやや荒れ気味(特にNo13より下方)。 |
写真
装備
備考 | トップス:ジオラインLW、ウイックロンZEOサーマル、ウインドブラストパーカ、 ULサーマラップ ボトムス:ジオラインLW ハーフタイツ、サニーサイドパンツ シューズ:タイオガブーツ、GoreTex ショートスパッツ |
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感想
弥高山というのは高梁市川上町にもありますが、矢掛・真備・玉島(真備と玉島は倉敷市)にまたがる山域もまた弥高山と呼ばれています。
岡山県立図書館デジタル岡山大百科によりますと、この地には「弥高八十八ヵ所」という霊場が明治4年に矢掛町で成立したとあります。お地蔵様を巡る散策も趣があると思いますので、またそのときがくれば。
なお玉島の住倉学園では、「弥高八十八ヵ所お参りの方に、当学園の駐車場・お便所の利用、お茶等を用意しておきますのでお気軽にお立ち寄り下さい」との案内があります。マップもいただけると聞いています。巡礼目的の方は是非どうぞ。
弥高山のピークはどこを指すのかということに関しては不明瞭です。
三角点名「弥高山」という玉島の弥高山のほか、「岡山県百名山」(中島篤巳著)では、矢掛の三角点「金山」を弥高山として紹介しているということです。
せっかくなので地元の方何人かに尋ねました。総合すると、「山塊全体を弥高山と称する場合が多いが、単に弥高山といえば玉島のほうを指すことが一般的。稀に、区別するために東弥高・西弥高と称することもある」というでした。話す内容や相手によって、無意識に使い分けているのではないかと思えました。
矢掛・真備・玉島にわたる丘陵地全体を弥高山と表現するということですが、ピークハントを目指す山という意味では、三角点「弥高山」が本来の弥高山で、所在地は玉島(現倉敷市)と理解するのが妥当でしょう。
別途歴史的に由緒ある「弥高八十八ヵ所」に着目している場合の弥高山は矢掛であり、その場合の弥高山は三角点「金山」ということになるのかもしれません。私は玉島説を支持します。
「岡山県百名山」(中島篤巳著)には、マッコウ、富栄山、三十人ヶ山、恩原三国山などの主要な山がリストアップされていません。私としては、山の紹介としては歴史や史跡に偏りすぎではないかと感じているので、「岡山県百名山」の選者と内容を支持していません。
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