台場山

2005年10月20日(木) [日帰り]

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• 距離: 7.8km
• 登り: 352m
• 下り: 337m

コースタイム

川汲峠旧道（電話局管理道路）→山頂往復

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

川汲峠旧道→山頂往復

紅葉の撮影に行く。鎌鹿さんに函館近くの穴場を幾つか聞いたうちの一つ。台場山は戊辰戦争のとき、榎本軍が森に上陸後、渡島半島東海岸を南下して函館に攻め込む際戦った古戦場で、山頂に台場が築いてあるという。それに加えて今はトンネルが通って整備されている川汲峠の旧道が、電話局の電波塔の管理道路として残っていて、その道も見てみたかった。

30年ほど前まで現役だった道は、舗装してはあるが細い。中程で、若いクマが逃げていくのに会った。クマは木に登り、上で様子を見ている。撮影することができた。木陰からこちらを伺い、ソロリソロリ木を降りてきて、ちらりとこちらを横目で見て藪に消えるまで40秒ほど。耳が丸く、大きかった。

台場山最高点までは笹の伸びた踏みあとを10分ほど登る。山頂は8畳間ほどの四角い土塁が築いてあり、新撰組愛好家による手製の看板などが立ててあった。ここに大砲を担ぎ上げたのか。四方は見晴らしが良く、函館山も遠くに見える。1868年10月22日、土方歳三もここにいた。日本の内戦は、こんな山岳戦が主体になるのだ。

肝心の紅葉はまだ早く、紅い樹種もあまりなくヤマウルシの紅を撮って帰った。