記録ID: 21284
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アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳・堅炭岩堅炭岩アルファールンゼ
1997年10月23日(木) [日帰り]
イグルスキー米山
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 732m
- 下り
- 734m
コースタイム
10月23日一の倉沢駐車場(14:00)→取り付き(15:30)→稜線(18:00〜18:30)→一の倉沢駐車場(21:00)
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
清野さんが学生の時、中村さんと来て落石に打たれて遭難救助されたという思い出の堅炭岩を登った。「山のパンセ」を引用してのアプローチだ。 朝から谷川のどこかのルートを行こうと予定していたが、午前は仕事が忙しいので昼頃来てくれと新幹線に乗った後に連絡が入る。沼田に住んでみれば谷川はそんな山かと認識を新たにする。例によって清野さんは奥さんには隠密山行だ。僕は新幹線上毛高原の駅前でJ.クラカワーの「空へ」を読んで時間をつぶす。清野さんが現れ、一ノ倉に車を止め、堅炭岩へのヤブ沢をこぎはじめる。当初の予定は左から3番目の岩峰のリッジだったが、もう日が暮れかけていたので、短いルンゼを登ろうという事になった。 登っていくうちがっちりホールドのフェースが延々。テキトーな所からザイルを出す。2ピッチめでトップの清野さんが落石3つ。最後の一つを避けきれず左脇腹にまともに受けた。暫く息が止まったが結果的には打ち身で済んだ。4ピッチ目の核心部で日が暮れる。ホールドの無い数メートルはあっさり人工で切り抜ける。だってもう真っ暗だった。その後も稜線直下でタイヤ大の大落石を清野さんにお見舞いする。暗闇でよく避けてくれたものだ。落石がこんなに多いのは人が殆ど登っていないと言うことなのだろう。 稜線に抜けてまたまた暗闇の中の「谷川式握手」。半日だったのに無理矢理充実した。飯を食って闇の中を下山。しかしこの道は廃道寸前で予想通り迷った。暗闇だと視界が聞かないから、獣道を見分けにくいのだ。最後の芝倉沢に降りてからは確実な沢の中を下っていった。谷川は半日といえども充実の山である。 |
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