中禅寺湖一周
- GPS
- 07:32
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 335m
- 下り
- 346m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:27
天候 | 曇り 無風・微風 気温低し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩行距離が長いため、早めの出発が望ましい。初冬のこの時期特有の状況と思うが、落ち葉が各所で厚く堆積していて、登山道が見えにくい箇所が多数。落ち葉の下に石や木の根などの障害物があるかもしれず、それらが急な片斜面にあると行動ペースが落ちるだけでなく、滑って滑落などの危険性もあるため要注意。 |
写真
感想
以前から一度歩いて見たかった中禅寺湖一周を厳寒の中行ってきた。早朝6時前に二荒山神社の登山者用駐車場に駐車して準備。外に出ると神社関係者と思しき人から行く先を尋ねられ、中禅寺湖一周と答えたら、親切に利用可能なトイレの場所などを教えてくれた。男体山は閉山中なので登山は不可とのこと。6:34に同行のZさんより少し先に歩き出す。トイレを利用したかったため先行したが、これが良くなかった。この後少しの間お互いの位置が分からず時間をロス。この間外でウロウロしていたが、外の気温は後に気象庁アメダスで確認したところマイナス5℃ほど。気温だけで考えたら完全冬山装備が適切だが、今日のウェア類は夏山に毛が生えた程度のため、寒くて寒くて仕方ない。7時を過ぎてようやく落ち合え揃って行動開始。最初はアスファルト道路歩きが続く。特に面白味はないが、一周には不可欠のため歩く。いくつかの大使館別荘を過ぎ、さらに個人のものと終われる別荘を過ぎるとようやくハイキングルートらしくなってきた。別荘地までは完全アスファルト舗装だった。本格的に歩き始めても気温が低すぎて、そしてウェア類が気温にマッチしていなくて、とにかく寒くて仕方なかった。体が温まらない理由の1つとして、アップダウンの少ないルートだったのも挙げられよう。寒いこと以外は特に問題なくダートのトレイルを進む。途中半月峠への分岐付近で千手ヶ浜への距離が10km以上あることを知り怯む。今日は歩行距離が長いことは覚悟の上だったが、数字で10km以上と見せつけられると、天候がいまいちで気温も低いこともあって、気持ちが萎えてくる。それでも好きでやっていることなので行くしかない。この先もアップダウンは少ないのは変わらないのだが、1つ気付いたことが。初冬のこの時期特有だと思うのだが、落ち葉が登山道を覆っている箇所が多くて、落ち葉ラッセル状態のところが多かった。ラッセルなのは特に問題ないのだが、右手側が湖に切れ落ちていて、しかも急斜面になっているところで落ち葉ラッセルになっていると、木の根や岩に躓いたり、何かに滑る危険性があり緊張を強いられた。しかもそういった区間は登山道自体が狭くて、とにかく慎重に歩くしかなかった。こんな区間が次々現れるため、ペースは上がらないし、何より緊張して精神的に疲労してしまった。距離が長いだけのコースではなかったと痛感。途中突端になったところは色々な名称が付けられていて、見晴の良いところもあったが、今日のような曇りでは、それを楽しむ要素もあまりなかったし、そもそも天気が良かったら、もっと別のところを訪問しているので、この湖の畔からきれいな青空の景色を見ることは当面ないのかもしれない。出発から3時間歩き続けてようやく今日最初の休憩。ザックの外のポケットに付けていた麦茶は、冷蔵庫に入れていたかのようにキンキンに冷えていて、とても飲めるような温度ではなかった。それでも他に飲むものがないのでそれで水分を取る。この時期はやはりテルモスが要る。朝のうちは山頂まで見えていた男体山は、この時間になると七合目付近かそれ以下まで雲に覆われていた。この雲がもっと降りてきたらこの辺りも何も見えなくなるな、と思ったが、最終的にはそれは起こらなかった。途中の分岐にて10km先と知り一瞬たじろいだ千手ヶ浜だったが、出発から5時間後の11:34に到着。ここで2度目の休憩を取る。ここは今年6月にクリンソウを見に来たところだ。湖畔に座って食料をつまむが、ジャケットを着ても寒くてたまらない。体を冷やしてしまったようで、休憩後に歩き出しても寒くて寒くてたまらない。今日二度目の凍える体験だった。それでも先に進むしかない。この日登山者は千手ヶ浜付近まで誰も見なかったが、ようやくこの付近で2パーティ見掛ける。天気がいまいちとは言え、週末なのにこの人の少なさ。オフシーズンであることを実感した。熊窪で高山へのルートを見送り、菖蒲ヶ浜を目指す。このルートは半年前に一度往復しているので、ところどこと見覚えがあったが、今の時期花は全くないので地味だった。菖蒲ヶ浜に近付くと、一時期は下の方まで雲に覆われていた男体山が、再び山頂まで見えるようになっていた。今日の湖周辺は結局終日視界はあったが、標高の高い所は雲付いたり消えたりしていたようだ。菖蒲ヶ浜で一旦車道に出た後再び湖岸の遊歩道を歩く。しかしこの辺りは国道に沿っているのでもう下界の雰囲気。わざわざ歩道を歩くよりも車道を歩いたほうがアップダウンがなくて楽そうに見える箇所もあった。それでもなるべくしつこく湖岸を歩いて14時ちょうどに二荒山神社の駐車場に戻る。7時間超の行動時間だった。総歩行距離は25kmを超えていて、楽なハイキングではなかったと改めて思った。特に途中に多発した急な片斜面落ち葉ラッセルは、精神的に大変疲労した。今と同じ時期の同ルートの歩行は、正直なところ遠慮したい。
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