常念岳〜前常念手前で撤退
- GPS
- 07:39
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
多少の段差はあるがよく整備された登山道。岩稜帯ではペイントを慎重にたどらないと、急斜面でザレた危険地帯に入り込む恐れがあるので注意が必要。登山口に登山ポストあり、地元の登山相談員が声をかけてくれる。 三股駐車場から10キロほど降りたところに温泉「ほりでーゆ〜湯の郷」。日帰り入浴大人500円。 |
写真
感想
初めての北アルプス。三股登山口〜常念岳〜蝶ケ岳〜三股登山口を日帰り周回する予定で三股駐車場に前夜到着、車内で仮眠して夜明けに行動開始する。
まだ暗い中、ヘッドランプを付け駐車場からゲート脇を通り林道を歩いて登山口へ。入山届けを提出して登り始める。樹林帯の急登を行くと、標高1700mすぎたあたり登山道脇の木が揺れ、動物が飛び降りて熊笹の藪へ。「クマか?」と緊張、その場でしばらく様子をうかがうが、いぜん藪の中でガサガサ動いている気配。撤退すべきか迷っていると後続の登山者が。状況を説明して2人で様子を見ていると藪で動いているのはサル。やれやれ。
再び単調な急登。2200m越えやや平坦な尾根上に出ると、樹林の間からこれから登る前常念が正面、蝶槍が左に見え始める。再度登りが始まり樹林帯を抜けると小さなはしごがかかっている岩。登るとここから花崗岩の岩稜帯。想像以上の急斜面で、ガレ場、ザレ場もあり、ところどころ岩にペイントしてある丸印、矢印を頼りに登っていく。
高度が上がるにつれて、左側の常念〜蝶ケ岳稜線の向こうに穂高連峰が次第に姿を現してくる。振り返ると八ヶ岳連峰と南アルプスを左右に従えて富士の山頂が雲海に顔を見せている。絶景なのだが、疲労も限界に来ている。途中撤退なら登りより厳しい岩稜帯の下降が待っている。体力が尽きての立ち往生〜救助要請を避けるために余力があるうちにここで撤退することを決断。登山口に引き返す。
標高を下げていくと、下からガスが上がってくるのが見える。これからの時間山岳観望が難しいかも。早く登ってきてよかった。1900m付近で再びサル。今度は群れ。少なくとも十数頭が登山道の周りにいる。「人間一人とおりま〜す」と声をかけながら通過。それ以外は単調、花もほとんどない樹林帯を黙々と降り登山口に戻りつく。
北アルプス初挑戦は残念な結果になった。基礎的体力不足に加え、前夜の車中仮眠による睡眠不足が大きかったようだ。しかし、澄んだ夏空を背景にした、ほかの山域では見られない雄大な穂高連峰の勇姿、雲海に浮かぶ富士、八ヶ岳、南アルプスまで見られたので、はるばる来た甲斐はあった。次回は必ず頂上へ。
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