八瀬森を中心に8の字沢旅

2012年08月11日(土) 〜 2012年08月15日(水)

• GPS: 102:00
• 距離: 36.8km
• 登り: 1,457m
• 下り: 1,449m

コースタイム

1日目：滝上温泉11:00-大石沢出会い15:00(泊)
2日目：大石沢出会い6:30-滝ノ又沢出会い7:30-稜線13:30−八瀬森山荘14:30(泊)
3日目：八瀬森山荘6:45-ヤセノ沢下降7:15-大深沢出会い11:30-関東沢出会い14:30(泊)
4日目：関東沢出会い7:30-稜線9:30−1283m高層湿原11:10-明通沢出会い14:30−明通沢林道15:30-滝上温泉17:30

天候

2日目葛根田滝ノ沢→稜線まで雨。八瀬森山荘に逃げ込みました。夜中まで降り続けましたが翌朝には晴れ間も。結構降ったのに、たいして増水しませんでした。あとは、曇りか快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山梨からのんびり日本海側で北上。道の駅協和で仮眠しました。帰りも同様ルート。

写真

7/13 12:26

葛根田本流入るとすぐ独特の雰囲気w

7/13 13:14

たおやかな流れですー

7/13 13:19

淵はきれいな水の色w　いいですねー

7/13 13:26

ひたすらこんな渓相。

7/13 15:43

徹夜ドライブだったので、早めに大石沢出会いで泊。雨が降りそうなので焚火に高めのタープw

7/13 15:57

下流域は虻がいました。一発目でしとめた虻を針に付けてしとめたのがこれ。尺には足りませんがまるまる太ってましたw

7/13 18:30

3匹でこんなお刺身の量。完全満足でした。

7/14 7:08

2日目もこんな渓相！

7/14 7:46

葛根田大滝を越えて、滝ノ沢に入ると、いきなり滝が多数。この上は岩魚の楽園w　ただし楽園のさらに上には恐ろしい滝が〜〜

7/15 6:49

ヤセノ沢に乗っ越して泊る予定でしたが、滝ノ沢で岩魚と戯れ（イジメた）たたたりで大雨。八瀬森山荘に逃げ込みました。そこそこ混んでましたが、楽しい酒盛りの1日でした。

7/15 6:49

快適な八瀬森山荘。ただしネズミがいるので食料注意？！

7/15 8:41

2日目は計画通りにヤセノ沢に。こちらも上流部分は楽園！岩魚と戯れながら楽しく下るw

7/15 11:46

ながーい、ヤセノ沢を楽しく下り、あこがれの大深沢本谷遡行。やっぱこの水量。年に一回はこんな沢がいいな〜〜〜〜

7/15 12:27

大深沢本流の滝はスケールがすごいw　圧巻w

7/15 13:09

本流なりの綺麗な渓相。　でも、見所はちょこっとで、意外とゴーロだらけ。

7/15 14:03

八幡平の火山は石も綺麗で、地層も見てて飽きません。
この日は関東沢出会いまで行き泊まり。こちらも岩魚天国でした。

8/17 10:32

関東沢右俣に入ると日本庭園のような綺麗な渓相。渓相の変わり方に感動！

8/17 10:32

次から次へと癒し系の滝がでてきます。

8/17 10:32

この沢は下降に使うとがおおいそうですが、もったいないくらい綺麗です。

8/17 10:32

藪漕ぎもなく、八瀬森山荘横の湿原に飛び出します。

8/17 10:32

最短で滝上温泉に帰ろうと、高層湿原1283mの少し上から明通沢枝沢にダイブ！！

8/17 10:32

下降前の光景。帰りたくない〜〜八幡平の森のすばらしさを再確認w

8/17 10:32

楽勝で帰るつもりが、明通沢枝沢は大滝の連続。

8/17 10:32

立派な滝が続きます。全部懸垂下降。登るのも大変そう〜〜

8/17 10:32

ため息が出るほど懸垂下降しました。明通沢に入るとさらに開けた渓相。綺麗なポットホールを持つ青い沢。水も大深沢方面の黄色、葛根田側の青と対照的です。

8/17 10:32

ようやく明通沢の林道到着。ココから、車道がほとんど薮に埋もれた道を1時間半ほどで入渓点に到着します。

撮影機器：

Xacti DMX-CA65 三洋電機

感想

htoshima

20年前にこんな沢旅をしたく敗退。その後、大深沢への思いも増す中、なかなか来れなかった葛根田。
いまの仲間と話をするうちに今年はこのエリアをたっぷり楽しもうという予定に。
20年思い続けていた思いをやっと達成できました。

20年よりさらに数年前、白神追良瀬で見た天国のような光景。今回はそれ以上の光景を見てしまいました。
源流部、逃げ場のない浅瀬にうじゃうじゃといる岩魚。でかいのもちっちゃいのも。心が癒されました。
最初は手づかみしてみたりw　さらには4人で歩いて行くだけで尺近い岩魚が陸にはね出てきます。
岩魚を捕まえるのはたわいのない事なのです。こんな天国が存在する事に感謝し、残して行かなければなりません。

沢の遡下降を繰り返す旅。20数年でやっとスタイルが決まって来ました。
となりの沢でも渓相ががらりと変わったり、稜線を境に水の色が変わったり。
失敗して帰る事もおおかったですが、これからも楽しんでゆきたいです。

山に行かせてもらえた家族と、八幡平の自然に感謝。
毎年とまで贅沢はいえませんが、数年おきには、こんな沢旅を出来る大人になってゆきたいです。