幕山からの真鶴半島歩き


- GPS
- 09:42
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
真鶴半島を歩く際には無料駐車場が多数あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
幕山周辺は、ハイキングコース 真鶴半島は、ほぼ舗装道歩き |
その他周辺情報 | 帰り道の小田原市内 ※漁港の駅TOTOCO小田原 お土産や食事ができる ※コロナワールド 遊戯施設だが日帰り温泉(¥750-)が併設してある。入浴している人は、パチンコ帰りの人?と思えた。 |
写真
感想
2020年最初の登山、どうせなら初日の出を見に行こうと思って計画を立てていた。神奈川に遠征する真っ只中の初日の出なので、その周辺を探していた。幕山は「関東100名山」で、もともと上る予定があった事と、登山口から1時間足らずで山頂に登れる事、そして日の出の方向が真鶴半島にかぶる事、この3点の事から幕山にて初日の出を拝もうと思って、今年初めての初日の出登山を決行する事にした。
朝早くに駐車場に到着すると、すでに1台の車が自分と同じことを考えているようで、車で待機していた。そんな暗闇の中、準備を整えて出発!ナイトハイクは、人生で初めてだ。足元を照らすライト、進行方向を照らすライト、予備のライト、3つの照明を持って出発。
何度か来ている山なら登山口はすぐに分かるのであろうが、何せ初めて登る山で登山口すら分からない。外灯でもあれば分かるのであろうが、全くの暗闇で登り始めから周囲をウロチョロしてしまった。それでも階段らしき場所を見つけ「散策路」の標識があったので、標識に沿って登って行った。一本の道がつづら折りに山頂めがけて登っている様だった。何時しか体が温まってきた頃に、東屋があったので一休み。この東屋があったころから麓の町の夜景が見えてきて、夜景を見ながらの登山も良いものだな〜と、実感した。
1時間ほどで山頂に到着したが、まだ暗黒の世界。地図を見ると山頂を1周できる様だったので、散策をする事にした。のんびり歩いていると、箱根峠には多くの人が居るのだろうか?明るく車のライトが輝いていた。そして1周が終わる頃には薄明るくなってきたので、山頂にて日の出を待つ事にした。
周回している間に到着した人や、後から登って来る人、6人位山頂に集まっただろうか。そんな中、日の出の時間が近づいてきたが周囲には低い雲がおおっていた。「今年もダメかな〜」と、思いながら時間が過ぎていく。結局しばらく待ったが、太陽は姿を現さなかった。
日の出は諦め、今回の山歩きのもう一つの目的である、真鶴半島歩きに行く事にした。最初の目的地は南郷山だ!幕山から南郷山に近づくと、山の反対斜面から大音量のヒップホップの音楽が聞こえてきた。こんな山中で、何処でこんな大音量を流しているのは不思議であったが、何となくノリノリで山歩きをして行った。南郷山に着くと幕山と比べると、はるかに展望が良かった。東京や横浜を見渡し、真鶴半島や湯河原の町も目の前に見え、遠く大島など伊豆諸島も見渡せた。
南郷山から下山をして麓の町に降りてきた。自動販売機で暖かいコーヒーを買って飲み、心落ち着かせ気持ちを切り替えて今度は街歩きだ!一応
真鶴半島に向け一直線に歩いていく予定だったが、ふと、町を見ていると気づいたことがある。テレビでよく見る旅番組の様な景色だな〜と。
ここで予定を変更して、町をぶらぶら適当に歩いて海に出ようと考えた。町を突っ走る新幹線、道路脇に多々づむお地蔵さん、花の蜜をつばむメジロ、ミカンの実が沢山生る町の中を走るミカンカラーの湘南電車、普段は気にならないであろう細い路地歩き。普段は見る事の無い新鮮な景色が、この湯河原から真鶴にかけて広がっていた。
そして町を抜け海に出ると、山歩きとは全く感覚が違う足の感触、砂浜歩きだ。波が引いた後を歩いて、波が来た時に自分の足跡が波に消されていく。何か、何でもないような事がとても新鮮。海水浴場では多くのサーファーが波に乗っている。大きな波ではないが一生懸命に波に乗ろうと居ている人たちの姿があった。
この後真鶴駅まで歩き、コンビニで昼食を買って、いよいよ真鶴半島に進んで行く。まずは真鶴港、小さな港で釣りをしている人が居る位で閑散としている。それもそうだろう元日なのだから。港からは堤防沿いに遊歩道が整備されていた。磯歩きって感じで、潮の香りと潮風をを感じ、水生動物を見ながら海沿いを歩いていく。
遊歩道も終わり「琴ヶ浜無料駐車場」付近からは、車道を歩いたり林の中の遊歩道を歩いたりして「県立真鶴半島自然公園」にたどり着いた。ここは真鶴半島の突端で三ツ石が見られる所だ。この三ツ石を見ながら先ほど買ったおにぎりを食べようと思い、おにぎりを一かじり、二かじりした時だった。手にすごい衝撃があり、トンビが持っていたおにぎりを強奪していった。「いてててて」と思っていると、またすぐにもう一羽。あ〜やられた〜。上空を見上げると、先ほどのトンビがまたこちらをうかがっている。身の危険を感じたので、準備した昼食をリックの中に詰め込み撤退。「のんびり海を見ながらの昼食を取りたかったな〜」
そしてまた遊歩道を見つけ歩き出す。お林展望公園に立ち寄りベンチがあったので、ここで昼食にしようかと考えたが、近くには大量のトンビが空を舞っている。「さすがに無理だな〜」と思い、景色を楽しんで再び歩き出す。
真鶴駅近くの「荒井城址公園」まで来ると、東屋があり屋根もあるのでここなら大丈夫だろうと思い、遅い昼食とした。城址という事で何か見学できるものがあるのかと思っていたが、何もなく普通の公園だった。
この後は、一直線にスタートした幕山公園に向かい、この日の山、町、海歩きは終わりとなった。
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