今は無き坂本城を感じる街歩き
- GPS
- 05:44
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 32m
- 下り
- 42m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
舗装道路(一部湖畔の道) |
写真
感想
「一隅を照らす」の文字に久し振りに触れました。大学で中国天台宗の研究をしていたのに延暦寺には一度も行ったことがない私でも、忘れることのできない言葉。大学の先生に「あなたたちもどうか一隅を照らす人になってください。」と言われた言葉は忘れません。
そんな言葉を残した日本の天台宗を築いた伝教大師最澄が産湯を浸かった井戸がある生源寺さん。
織田信長による延暦寺焼き討ちの際、それを知らせるために打ち鳴らし続けて割れたと言われる「割鐘」がここにありました。何だか不思議な縁を感じます。
延暦寺焼き討ちの際、現在日吉神社の門前町になっている辺りも全て焼き討ちにあったといわれています。しかも女子どもの首までをはねたとか。。。僧兵に対する恐怖からだったのか、だとしてもそこまでする必要があったのか、ちょっと疑問が残ります。そもそも焼き討ちはなかったという見解があったりもするみたいで歴史ミステリーそのもののようです。
それでも明智光秀が坂本城を築いたのは事実で、本丸が琵琶湖に張り出す形で作られた水城だったこと、坂本城廃城後お城の部材は一部を除いて大津城へとリサイクルされたこと、さらに大津城廃城後は天守閣を除いて(天守閣は姫路城の天守閣へと移築)膳所城へとリサイクルされ明治3年の廃城までその姿を留めていたことなどを知ることができました。
歴史はあまり得意ではなく、年代を覚えるのも苦手なほうなのですが、今回は歴史に楽しく触れることができました。
大河ドラマがもうすぐ始まります。明智光秀自身の半生も生誕地からして不明なことが多いようです。謎多き人、謎多き事件、そして謎だらけの水城坂本城。坂本城の全貌が解明されるのはいつの日なのか。そしてそれは誰なのか。期待でワクワクしてしまいます。
新年一回目の街歩きは遺構がほぼない坂本城。琵琶湖を望む坂本の地にあった頃を想像しながら安土山を眺めると少し明智光秀の気持ちに近づけた気がします。
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