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Yamareco

記録ID: 21739
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積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

前手稲山(ネオパラ山) 838m

2005年04月11日(月) [日帰り]
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天候 曇り、晴れ。
過去天気図(気象庁) 2005年04月の天気図
雪の斜面。
樹氷。
「腰痛症 手術を終えて日も浅し
 枝に危うし 樹霜かがやく」
樹氷。
「腰痛症 手術を終えて日も浅し
 枝に危うし 樹霜かがやく」

感想

去年の百松沢山のことを思い出し、地蔵さんに電話する。4/11(月)前手稲山を予定している、詳細はファックスで送る、と。4/5(火)ファックスが届く。

「中級。西野市民の森コース。標高差640m。登り2時間10分。堅雪登山。多雪のせいか完全な堅雪でない恐れがある。かんじきを持っている人は持参。かんじき無しの人は最後尾を歩けば大丈夫なので安心して参加を。長靴で可。スパッツがあればなおよし。
集合8:30、地下鉄「宮の沢」駅前の生協駐車場。帰りは集合地に2時半頃。入浴なし。
参加予定〜地蔵、末岡、仲田、加藤和子、富岡栄、富岡圭、横山、中北、木村、西山」

3/28テイネオリンピアに行った後、右下肢が腫れてかなり痛かった。
良くなったので階段、5階の上り下りをはじめる。下りで脚を下ろす時、反対側の膝にこたえる。無理はしない。少しずつ馴らしていこう。
9日は、朝1回、夕方1回、前日10日は昼に1回、階段5階の上り下りをする。
10日の天気予報では、11日は曇りのち晴れ、12日は1日中晴れ。この分なら大丈夫だ。

11日8時5分前出発。宮の沢生協駐車場に8時15分頃着く。登山姿の高年女性が4,5人屯している。挨拶して、山歩会の人であることを確認する。靴を履き替えたりしているとリーダーの地蔵さんが到着。僕はAさんの車で登山口へ。真直ぐ西野市民の森へ。
天気の推移が早まったようで、雲が薄くなり、青空も見える。
駐車場はあるのだが雪のため駐車不能。やむなく少し下の民家の前の道路脇に止めさせてもらう。
リーダーから簡単な説明があり、その中で、中北さんが怪我で不参加、と。
少し登ると三叉路があり、みんなはここでかんじきを着ける。
右に入って尾根を目指す。Aさんと僕はかんじきなしで最後尾を歩く。雪は緩んでいるが、かんじきの踏み跡を踏めば、少し埋まる程度で、歩くのに特に支障はない。
去年の9月以来、そして手術後初めてだ。手足も完全ではない。運動不足で、脚も腰もすっかり鈍っている。足腰に注意しながら慎重に歩く。少し大袈裟だが、爆弾を抱えながらの登山なのだ
やがて傾斜が急になり、それをジグザグに登りきると、高圧送電線の鉄塔の立つ肩に出る。
札幌の市街や藻岩山や盤渓スキー場が見渡せる。誰かさんがみんなに草餅をおごる。
緩やかな斜面を登り、次に平坦な尾根道を行く。やがて急降下して、急な斜面の登りとなる。雪が深くなり、足がずるずると埋まったりして、かなり歩き難い。Aさんとの間隔が開く。無理は禁物だ。多少遅れても仕方ない。許してもらおう。
キツネが1匹、道の下、少し離れて付いて来る。暫らく足を止めて、思い思いに声をかける。餌が欲しそうだが誰も餌はやらない。それが山の掟なのだ。歩き始める。いつの間にかいなくなった。
右手に沢があり、規模は小さいが雪崩れている。
樹木のない急斜面をジグザグに登る。上を見ると、こちらも雪崩れてこないかと不安だ。
登りきると肩に出る。
樹氷が綺麗だ。時々日が射してきたので、キラキラ輝いている。

 腰痛症手術を終えて日も浅し 枝に危うし樹氷輝く

標高はやっと500m、あと300mだ。標高差640m、登り2時間10分とあったけど、アップダウンもあり、予想以上に奥が深い。
特に異常は感じないが、足腰そして全身に疲れを感じる。若し歩けなくなったら、みんなに迷惑を掛けるな、などと心配になってくる。この辺で待っていようかとも思う。
半ば惰性で付いて行く。スキーに6回行ったとは言え、新聞配達を止めてからは、普段の運動不足は歴然だ。去年の秋までは毎朝、5階まで14回上下していたのだから。
頂上が見えてきた。あそこまでならもう大丈夫だ。
何とか登ることが出来た。嬉しさがこみ上げてくる。脚は兎も角、心肺機能は鈍っていないようなのも嬉しい。
この調子なら、今年も山歩きが出来そうだ、希望も湧いてくる。
山頂にはリフトの降り場と小さなヒュッテがある。ただし今シーズンの営業は終ったようで、閉まっている。鉄塔が林立した手稲山が指呼の間だ。ハイランドのリフトも今シーズンの営業を終え全く静かだ。
烏帽子岳、1年前に登った百松沢山、砥石山、藻岩山なども見渡せる。
時々雲の切れ目から日が射し、風は全くといっていいほどない。絶好の登山日和だ。
みんなゆっくり昼食を摂る。
Aさんは専門は物理で、夕張東高校に勤めていたが、閉校の時倶知安高校に転勤、最後は札幌稲雲高校で終わった、数学の免許を取るのに玉川大学の通信教育を受講、スクーリングにも参加したそうである。僕と似たような経歴である。
樹氷が枝にぎっしり付いて、枝を撓めている。登る途中で見たのとは違っている。風の強さと、標高、気温の違いなのだろう。
下山は途中から沢に降りる。朝より雪が緩んだせいか、下りで足を踏み降ろすせいか、時々踏み抜いて膝の上まで埋まる。適当な斜面では、尻滑りで降りる人もいる。地蔵さんはさすがにうまい。
足腰がかなり疲れてきたようだ。大事にならないか、と心配だ。
急斜面を降りると沢道となり傾斜も緩む。中の川の上流である。後はこれを只管下っていけばいいようだ。スキーの跡が2,3本ついている。
通行止めの紐が張ってあり、少し迂回すると林道に出る。ここまで来ればもう大丈夫だろう。足腰に出来るだけ負担がかからないように、杖に凭れ掛かりながら、ゆっくり慎重に歩く。
砂防ダムがある。猫柳がもう芽を出している。高圧送電線が見えてきた。
右に折れて林道から別れ、緩やかに降る。暫らく行って、左に直角に曲がり、少し行くと三叉路に出た。朝、かんじきを着けた場所だ。間もなく、車の場所に到着。
リーダーの解散の挨拶の後、Aさんの車で宮の沢生協駐車場へ。
フロントガラスにでかでかと張り紙がしてある。「営業妨害、駐車料1時間500円」と。
ガムテープを剥して生協の事務所へ。「あくまでも組合員が買い物をするための駐車場だ。この次からは警察に訴える」と。それならそのように看板を立てておくとか、ロープを張っておけばよさそうなものだ。
帰宅後すぐ風呂に入り足を揉む。写真の整理はそこそこにして早めに寝る。

12日(火)朝、目が醒めると、疲れはないが、脚は筋肉痛だ。かなり痛いが、普通の筋肉痛だ。病的なものではないので安心する。昨日、右手親指が少し腫れていて、どうなるか心配だったが、これはかえって楽になった。
末岡さんからメールが来たので、写真を5枚添付して返信する。
江頭さんに山行報告のメールを送る。中北さんにも送ったが、配信不能で返ってくる。

13日(水)、脚の筋肉痛は昨日より酷い。寿野さんに山行報告のメールを送る。
伏古センターへ行って「孤高の人」を返し、「芙蓉の人」を借りて来る。

14日(木)、筋肉痛は殆んど感じないほどに快復。
平田さんに山行報告のメールを送る。
階段の上下を試みたが、右の膝にこたえたので、無理はしないことにする。
明日からは10回やりたいと思う。
「芙蓉の人」を読み終える。
夕方になって、左膝の外側と左足裏指の付け根外側、左手人差し指、小指に違和感。

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