北大谷・犬目(三角点訪問-2)
東京都
a_tom
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 183m
- 下り
- 195m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:00
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
「北大谷」は緑地帯の真ん中。探し出すのは容易。 「犬目」は小径から20m位藪中に入って捜索の要あり。国土地理院の標柱見当たらず。藪が薄めの地面をウロウロ探す。 どちらも柵や立入禁止の表示などなし。「北大谷」は八王子市の所有地、「犬目」は個人の所有地、「田中」は西武鉄道所有地のようです。 |
| その他周辺情報 | 北八王子駅を出ると、滝山城址まで公衆トイレなし。コンビニ等で借りる必要あり。 |
写真
左側小径を来ました。「犬目」三角点は右藪中を捜索せねば成らないよう。踏み跡はおろか獣道っぽいのも見当たらず。夏場はちょっちキビシイかと。
横田基地を飛び立ったのか？。米軍輸送機。羽田空港からの航路変更(東京上空通過)以降、横田基地の米軍機航路もやや変わった気がします。前は、自宅の上を通る事は無かったと思うが....。
1
中の丸から本丸への引橋。こっちも桝形虎口があり、真っ直ぐ本丸には入れないようになっています。当時、この橋はもう少し低い位置にあったそう。
二の丸東側の防御の要。横に通る道を攻めて来る敵に、二の丸から側面攻撃を加えられるよう、道を屈曲させて高低差を付けたもの。二の丸から撮影。
拝島橋から大岳山方面。霞んでいますね。それだけ水蒸気があるって事でしょう。今の季節、もう少しクッキリハッキリ見えて欲しいもの。
感想
三角点訪問の二回目も地元から。三等三角点の「北大谷」と「犬目」にしてみました。街歩きにちょっち山道をくっつけた感じ。ビルや家がニョキニョキ生えている所ばかりではつまらないので......。で、帰りに前回計測した二等三角点「田中」を経由して再測定。同じ結果が出るか？。お試ししてみました。
三等三角点「北大谷」平17号
撰定：明治35(1902)年5月19日、陸地測量手、萩屋英助
造標：明治35年6月8日、同上
観測：明治35年9月13日、同上
順路：小宮村大字粟須新田ヨリ八王子町ニ通ズル國道ヲ行クコト十丁餘ニシテ北折、約五丁ニシテ本点ニ達ス。
当方測定：北緯35°40.100、東経139°21.450、標高139m(衛星5ヶ捕捉)
昭和45(1970)年5月14日に旧位置の南東250m程に移転しているので、現在の三角点は明治のものではありません。旧位置は「今昔マップ(http://ktgis.net/kjmapw/index.html)」で見ればわかります。栗須新田というのは北八王子駅の東方、今コニカミノルタの有る辺り。旧甲州街道沿いの集落。順路記載の「國道」とは旧甲州街道のこと。それを八王子に向かい、途中から北に行ったようですね。北に折れた後に、今の三角点のある直ぐ横を通った筈。が、往時を偲ばせるようなものは見当たらず。
三等三角点「犬目」平4号
撰定：明治35(1902)年5月3日、陸地測量手、萩屋英助
造標：明治35年5月14日、同上
観測：明治35年11月6日、同上
順路：川口村大字犬目ノ中央ヨリ北折シ、小径ヲ行クコト約五丁ニシテ本点ニ達ス。
当方測定：北緯35°41.371、東経139°18.829、標高187m(衛星8ヶ捕捉)
こちらは移転、改埋の記録は見当たらないので、設置当時のまま現在に至るはずです。私の辿った小径は、明治の地図にも載っている由緒(?)ある小径。点の記記載の順路を明治の地図から推定するに、今の二万五千図にも載っている、三角点の西南西の神社の辺りから尾根に登り、この小径を辿って行ったのではないかと思います(それでは五丁にちょっと足りない気もするが……)。この神社は当時からあるようです。機会があれば行って見よう。
尚、現在「犬目山」となっているようですが、明治の点の記では、俗稱「二ノ谷」です。(所在地住所が川口村大字犬目字二ノ谷、俗稱二ノ谷)
東は国分寺辺りから西は武蔵五日市駅辺りまで、北は青梅駅辺りから南は多摩動物公園辺りまでの三等三角点は、萩屋英助氏が明治35年に設置したものがほとんど。まだ、余り調査が進んでいないので、履歴などはわかりません。この辺の三等三角点をウロウロしている限りは、萩屋氏の足跡を追う事になります。
この辺りは二万分の一地形図が刊行されています。手元の二万分の一正式図「拝島」は明治39年測図。これの作製に使われたのは間違いありません。書かれていますから。縮尺から言って、四等点も設置されたのでは？と言う気がしますが、この地図上に書かれているのは今ある三等より上位の三角点のみ。四等点は見当たりません(この辺ではありませんが、明治20年頃の四等点の点の記を見た事があります)。う〜〜ん。どうなっているのだろう？。国土地理院で謄本発行を受けられるこの辺で一番古い地図は、萩屋氏が三等点設置した以前の明治29年測図の二万分の一仮製図のよう(さすがに明治21年の二十万分の一輯製図「東京」では読み取れない.....)。今度行ったらこれを手に入れてこようっと。
二等三角点「田中」礼京15号
先週当方測定：北緯35°41.718、東経139°20.315、標高174m
今回当方測定：北緯35°41.716、東経139°20.319、標高171m(衛星9ヶ捕捉)
う〜〜〜ん。微妙に変わりました。何か測定にコツがあるのかな？。機会があれば、また測りに行こうっと。まぁ、当方測定は、位置を測定しているのではなく、無線機附属GPSの精度を測っているようなものです。緯度経度を測るのは、行きましたの印のお遊びですから。正式な値は国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」からどうぞ。
今回17kmか。平地なんだからもうちっと頑張らねば。三日坊主にならないように頑張って歩き回ろうっと。
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