五行山ってどこ?聞いたことないなぁ


過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
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写真
感想
年末までの忙しさは今回の旅のためだった。おかげで満足いくような山行は全然できてなかったのでせめて今回は楽しめたらいいなと思っていた。それも業績達成者への観光旅行としてだから期待薄だけど。
10日に現地入りして13日までの3泊4日の日程。五行山(ごぎょうさん)には三日目に行った。
この山はほとんど街中にある。観光用のバスを貸し切っていたので、ホテルから直接向かう。近づいていくとどんどん山が迫ってくる。この感覚はいつもの登山の時と似ている。15分か20分そこいらで駐車場に到着する。
目の前に京都の五重塔のような(語彙不足)建物が見える。視点を近くに合わせると、なんだあれは。どうやらエレベーターらしい。結構人がいる。
メンバーは9人で、当然登山はしない連中だから辛いのは嫌だ、楽をしたいだので僕の希望なんてものは全くもって挟む余地はなかった。
この五行山は観光地としてかなりメジャーなようで、出店が所せましと並んでいる。イメージで言うと高尾山のようなものか。標高は108メートルしかなく、その他4つの峰を合わせて五行山ということらしい。山頂からはこの町の景色が一望できるらしい。というのもこのメンバーゆえにピークにすら踏めなかったのは残念。
観光も中国からの逃げてきた人たちが持ち込んだ文化や建造物で溢れている。そのため久しぶりに見た漢字を読めたことに少しだけ嬉しかった。近年、観光用に整備されてからは、現地の文字で書かれた道標も置かれたようで、地図を見ているんだろうが全く理解できない。なにせこっちの人は英語がわからないようだ。アイスはまだしも、OKが伝わらないのは難儀した。それは歴史の中でアメリカと事を構えていたことが理由なのかもしれない。
交易国は中国だけでなく、江戸時代、鎖国の折に長崎での貿易も盛んだったようで有田焼が出土した。漢字で書けば「越」、この日の夜にダナンの隣のホイアンという地域で飲んだ「越ノ一(えつのはじめ)」という日本酒は、ここベトナムで始めて醸(かも)された日本酒のようで日本文化も少し混じっているようだ。
翌日は、バーナーヒルズ(バーナー山)へ行った。昔バナナが採れたこと、ベトナム少数民族のバーナーが由来。アジアで最も美しいゴルフ場トップ10に選出されているらしく、それに違わぬ緑や花々が植生していた。ここも観光地としてはかなり有名で整備の具合が半端じゃない。ベトナムに来てから4日目にして初めてエスカレーターを使ったし、水洗トイレは勿論、ギネス記録に載っているらしい世界最長のロープウェイで標高1500m近くまで一気に登ることができる。そこには、神の手が支えるゴールデンブリッジ。そしてフランス領だったころに開発されたリゾート地としての街並みが広がる。ビアプラザと称する大型のビュッフェがあり、もういい加減につらくなってきたベトナム式の味付けの料理を口に入れた。
もう完全にあきらめていたが、やっぱりというか、ピークには達せない。もうみんな日本に帰りたくてしかたなかった。
山を我慢して、やっとの思いで山に来ても山を楽しめない。そんなやきもきした旅だった。この旅の目的はあくまで「社員旅行」なので仕方ないのだけれど。五行山は信仰の対象としての山として発展して観光地化されたので登山者の影はないけれど、バーナーヒルズには中型のザックを背負っている人は結構いた。それでも足元は普通の靴だったのでやっぱり登山としてではなく、リゾート地としての山だった。じゃあ登山をしたいかと言えば、正直にいうとしたくないし、できない。観光地としては大変整備されているが、ベトナム人に趣味として登山を楽しむ文化はなさそうだった。それはつまり、日本のように整備され、歩かれているような登山道がないんじゃないか思う。仮に道標があったとしても僕には理解できない。言葉や文字だけじゃなくて色んなものに頼りきっているんだとわかった。高機能な登山靴から始まり、雨具も含めたウェア類。当然国土地理院は日本だけだし、山と高原地図なんてもってのほか、地図がなければコンパスも役に立たないし、もしものためのSOSの手段も確保できない。日本にいるからこそ登山ができているだけで、あくまで登山させてもらっている、といことに気づいた。いかに自分が何もできない小さな人間であること、同時に山の懐の大きさ、広さ、奥行き。サイズだけでない文字通り山のスケールの大きさを五感で感じた海外旅行だった。
函館山みたいな観光地なんですかね、
観光旅行としては楽しめたようです。
各種装備品などあっての登山というのは
まったくその通りと思わされました。
普段着で冬山行くのは自殺行為ですからね。
函館山、みてみましたが、もうこれは山って感じしませんね(笑)
今回感じた印象も山ではなかったので似てるのかもしれません。
でもベトナムとても良いので是非!とはなりません、観光も登山も日本がいいですね(´・ω・`)
ベトナム行かれてたのですね。
お疲れ様でした😊
海外の登山事情考えたことなかったです。
韓国 台湾では登山は一般的ですが、ベトナムでは登山はされないのですね!!
東南アジアはジャングルが多いので登山には向いてないのかもしれませんね。
少なくとも、ハノイとダナンは登山者の姿をみかけませんでした。ファンシーパンっていう一番高い3000m峰がずっと南にあるようでそっちには登山者がいるのかもしれません。
にしてもしばらくは海外はお腹一杯です。日本のラーメン最高です!(笑)
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