【安倍奥】見月山(1047m)
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- GPS
- 04:28
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 871m
- 下り
- 889m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
高天神に登って「貝月(かいづき)山」を見たとき、ふと「見月(みつき)山」を思い浮かべました。その時です、このロマンチックな名前の山に登ろうと考えたのは。ロマンとは裏腹に不人気な理由とか(笑)気になるし。
中平に車を置き、集落の中を抜けていきます。正面から、ネコちゃんにリーシュつけて散歩中の女子。朝のあいさつを交わしてから、登山口探しにかかります。
林道『中平北沢線』を辿ると、山間になんと茶畑が広がっています。奥山にこんな拓けた土地があるとは意外すぎます。
巡視路を使って入山。ネコ型の鉄塔(烏帽子型鉄塔)が立つ稜線をめざします。モノレールをまたぎ、霜柱をザクザク踏んで登ります。標高を上げると、安倍川の対岸に真富士山、正面には青笹山、上流域には十枚山の姿。よくみると、下十枚山の山頂付近に子羊たちが遊んでいます(=樹氷に縁どられた灌木)。
カヤ原を縫って巡視路が伸びていきます。さらに高みに登って見えてくるのは、十枚山?それとも大笹の頭?稜線上のネコ鉄塔には1205のナンバリング。ここからの展望は、大無間山や朝日岳を背景に、大井川と安倍川右岸支流にあたる藁科(わらしな)川流域の重畳たる山並み。目と鼻の先には、七ツ峰、天狗石山、大岳。
三星峠には向かわず、見月山めざしてGO!。安倍川の東稜に比べて西稜は人気薄。登山道が未整備なのも、ひとえに富士山の不在が、その理由です。けれども、まあ、どこに価値を置くかですね、山歩きなんて。樹間を透かす大谷崩の頭や山伏も悪くない。そして、白き南アルプスの雄者たちも。
正確な記録に努めれば、確かに登山道は抒情に欠ける。動物よけの柵沿いだったり、笹分けだったり、植林界を歩いたり・・・ま、それも悪くない。「見月山」・・・その名前があまりに素敵だから許してあげよう(笑)。
失礼ながら、取り立ててどうという事もない山頂。いや、手作りの山名標には和んだ。えーっと「二王峠までの登山道は整備されておりません」と書いてある(笑)。無理からぬ話だよね。
平野めがけて駆け下る。きつつきがコツコツしてる。調子に乗って、途中で道をはずしてイエローカード。なので、標高700mあたりの小さな舟のへさき状の地形を確認してから仕事道に復帰します。作業小屋跡から小沢を越え、見月茶屋の北側に降りればゴールです。
県道を北へとポコポコ歩いていくと、首にGPS発信器を付けたワンちゃんとすれ違いました。猟犬です。互いに目を合わせた瞬間、心を通じ合わせました(ホントか!?)。同じにおいがしたんですよね。互いのターゲットは違うけど。でも、そのワンちゃん、心ここにあらずの様子。ひたすら県道をトコトコ下っていきます。
しばらくして、道路脇の広場に小型四駆を停め、無線持ったハンターさん。「犬、見ませんでした?」と聞かれ、消息を伝えました。獲物放り出してどこに向かったのかな?ひょっとして彼女のもとへ?(笑)
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