鳳凰三山(青木鉱泉スタート)


- GPS
- 10:50
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,942m
- 下り
- 1,946m
コースタイム
8:10青木鉱泉8:30−10:00南精進ノ滝10:05−10:30鳳凰の滝(滝までの往復時間含む)11:00−11:45白糸の滝11:50−12:15五色の滝12:21−13:10鳳凰小屋(テント泊)
【2日目(8月26日)】
3:30(テント撤収)鳳凰小屋4:25−(暗くて道迷う)4:40−5:20(地蔵岳)5:30−5:00アカヌケ沢ノ頭5:10−6:40観音岳7:00−7:20薬師岳(朝食)8:05−8:40御座石8:40−10:20中道登山道入口−10:45青木鉱泉
天候 | 【1日目】晴れ 【2日目】快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は一部、砂利道もあるため結構時間がかかります。距離の割に余裕を持った工程にすべきです。 駐車場は青木鉱泉の方が誘導してくれます。2日で1,500円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ドンドコ沢】 結構急です。滝沿いは一部ロープ等あり。落ち着いていけば問題なし。 【鳳凰小屋⇒地蔵岳】暗いうちは沢沿いに進んでしまうが、沢入り口すぐに左に道がある。明るければ何の問題もないが…。この沢で足を木に痛打しました。 【中道】特段の問題はありません。でも約1,700mの下山ですので、かなり疲れます。 【青木鉱泉】ちいさなお風呂です。1,000円です。落ち着きます。風呂の外も素敵な民家風で落ち着きます。 【ほうとう】20号線、甲府昭和IC方面右側。「小作」おなか一杯になります。 |
写真
感想
【初日】
思ったよりも林道が砂利道も多くびっくり。予定より遅い8時10分着。
駐車場内に誘導してくれ、受付で2日分1500円を払う。トイレ、水補給を行い8:30分出発。ドンドコ沢コースを進む。すぐに沢沿いの道を行く。工事中の大きな堤の横を過ぎていよいよ登山道スタート。どんどん山奥に進んでいくのがわかる。緑が深くなり、沢を過ぎて最初の「南精進ノ滝」へ(10:00)。本道ではなく滝の横の道から先を目指す。ここ滝の横だけあってかなり急。しばし進むと「鳳凰の滝」の分岐点。荷物を置いて滝を見に行く(10:30-11:00)。往復に時間を費やし、再び結構な急斜面を進むとまた滝への分岐点が来た。だいぶ、損した感じ。再び急な登りを行く。次は「白糸ノ滝」だ(11:45)。ここは登山道からすぐだ。かんりの急勾配を昇っていく。同じ南アルプスでも、仙丈、甲斐駒、北とは雰囲気が異なるので何か楽しい。そして最後の「五色ノ滝」(12:15)。かなりの迫力。滝壺そばまで行ける。しばしマイナスイオンを浴びる。登山道に戻り、いい加減、のぼりにうんざりして、広い平な沢に出る。これまでの急斜面と打って変わって、白い砂時の河原の奥を目指す。とてもいい雰囲気。「天国みたなとこだなー」
上を見上げると明日攻略の地蔵岳オリベスクがそびえる。ほどなく今日の宿泊場所、鳳凰小屋に到着(13:20)。テン場量800円を支払い設営。そしてやっと昼食。
夕方にはテン場もほぼ埋まった。小屋もかなり混んでいたようだ。
せっかく早くついたのにまったく寝付けない。
【2日目】
寝不足の中、3:30に起きる。申し少し寝たいが、自分、撤収に時間がかかるので起きることとする。ゼリー飲料と野菜ジュースで仮朝食をとり、撤収。満点の星空。素晴らしい天気が予想できる。水を補給し、4:27出発。さっそく沢を行く。ほぼ同時に出た人が沢の奥に進む。道に見えたので奥に進むが、自分のヘッドランプが暗く、木に左脚を痛打する。山に来るたびに膝周辺を痛打するのは明らかにまずい。
必死に筋肉をさすり痛みを取る。痛みを気にしながら先を進むが、その間に抜かれた人、先行した人のヘッドランプの光がくらやみに行ったり来たり。「違う道のようだ」。「思い返しても脇にそれる道はなかったが…」。こういう場合は戻るに限る。あっとい間に鳳凰小屋。道はない。再度、沢沿いを進むとすぐに左に沢を上がる道があるではないか。明るければ間違いなく見落とすことない道だ。4:45再出発。せっかく暗闇に出たのにうっすらと明るくなり始める。木の根の多い斜面を上がっていく。沢に出て白ザレの急斜面を上がる。砂に足を取られすごい疲れる。と八ヶ岳方面から朝日が上がってきた。神々しい。清涼な朝を迎えながら地蔵岳(オリベスク)に到着5:20。3週前に登った甲斐駒ヶ岳、1週前に登った白峰三山を眺める。朝日に浴びたお地蔵さんを横に最高峰の観音岳を目指す。快晴の美しい稜線歩き。「最高!」 今日は遠くまで見通せる快晴。北アルプス槍ヶ岳、浅間山、日光方面の山まで見える。どこの山でも今日登った人は最高の景色を満喫していることだろう。20分、眺めを満喫し、朝食予定の「薬師岳」を目指す。これまた美しい稜線を歩き、ほどなく到着。頂上はとても広い上、大きな石が点在しており、最高の「公園のようだ。朝飯のタラスパを食べ、いよいよ下山だ8:05。ここ(2,780m)から青木鉱泉1,075mまで1,700mを一気に下るわけだ。急登で有名ではないが、苦しいのに間違いはない。せっかくの最高の快晴もすぐに暗い樹林帯に入る。御座石を過ぎ、とにかく下る。うんざりした頃、素晴らしい笹で覆われた森に入る。これまた長い笹地帯を過ぎ、再びジグザグの道を下り、沢の音が徐々に大きくなりようやく林道に到着。林道を下り、近道の標識のまま沢を渡る。最後のこの小さいな橋が水面ぎりぎりで結構怖い。わたってほっとし「青木鉱泉」に到着10:45。1,000円で風呂に入り疲れをいやす。風呂であった方々4名は皆、同じコースを下山したようで、皆、くだった満足感でぬるい風呂を満喫する。涼しい青木鉱泉を抜け駐車場に戻ると車がホットである。こりゃ下界は暑そうだと林道を再び慎重に下る。ほうとうの店「小作」でほうとうで満腹。高速に乗り家路についた。
3週前に甲斐駒黒戸尾根、1週前に白峰三山を縦走してきたので、今回はなれたのか荷物の重さを感じなかった。まだまだ行きたいが、これで夏休み終了。
確かに北アルプスも素晴らしいが、この雄大な南アルプスのさらに南に行きたい気持ちが膨らむ。
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