<東海の山> Vol.62 : 尉ヶ峰 (遠州路 陽光の里山)

2020年02月11日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.7km
• 登り: 502m
• 下り: 505m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:38
• 休憩: 0:21
• 合計: 2:59

10:08 西気賀駅
10:44 10:47 浜見岩
11:16 11:34 尉ヶ峰
13:07 気賀駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往路 : 天竜浜名湖鉄道 西気賀駅。
帰路 : 天竜浜名湖鉄道 気賀駅。

コース状況／危険箇所等

山頂直下に「獅子落し」という小さな岩場がありますが、危険というほどではありません。全般によく踏まれた歩き易い道で、道標も多く、迷う心配はないでしょう。

その他周辺情報

<勢川本店>
豊橋駅から徒歩10分程、名物の「豊橋カレーうどん」880円。

写真

建国記念日の休日は朝からよく晴れて…というわけで、名古屋から約二時間、降り立ったのは天竜浜名湖鉄道、西気賀駅。小さな無人駅ですが、風情のある駅舎は、国の「登録有形文化財」に指定されているとのことです。へぇ〜。

道標に従って歩きはじめます。このあたりは旧姫街道といって、旧東海道の裏街道(?)とのことです。へぇ〜。

澄み渡った冬空、静岡県らしいなと思います。

あたり一面はミカン畑です。これも静岡県らしいですが、既に収穫の時季は過ぎているようで、果実の残っている樹は多くないです。

さて、登山道に分け入りますか。

緩やかで歩き易い道ですが、ところどころイノシシに掘り返されたのか、地面がフカフカしています。

緩やかな上り坂が続きます。平地に近い里山ですが、植林はほとんどなく、明るい自然林が広がっています。

やがて、「浜見石」と書かれた岩があらわれます。ここからの展望は…

…その名の通り、浜名湖がよく見えています。浜名「湖」ですが、海岸線に近いせいか、海の入り江のようにも見えます。

人気の里山のようで、標識はよく整備されています。時折、地元の方々と思われるハイカーさんとすれ違います。

上っていくと唐突に舗装路に出ます。あら、ここまでクルマで上ってこられるんですね。

少しだけ階段を上ります。

次第に傾斜が急になってきます。山頂が近づいてきたのでしょうか。

山頂直下で道が二手に分かれます。「獅子落し」経由と迂回路です。男坂と女坂のようなものでしょうか、こういう時の常で、あえて険しい道(?)を進むことにします。

「イノシシが落ちてきた」という伝承のある岩場です。絶壁というほどではないですが、三点確保、というか四輪駆動(?)で攀じ登ります。

岩場を過ぎるとこの標識、さて…

…お、見えていますね。真っ白!

山頂へ向けて、最後の上りです。

山頂に到着したようです。ざっと20名くらいの方々で賑わっています。

ふぅ…。

イノシシがお出迎えです。

南面には浜名湖が大きく広がっていて、湖面に反射する陽射しが眩しいくらいです。浜松駅前のアクトシティも見えています。

浜名湖のむこうは遠州灘の水平線です。快晴のせいか、海の青色がひときわ濃く感じられます。雄大な景観…なんとなく、水平線が丸みを帯びているように見えますが、気のせいでしょうか?

軽くブランチとします。ふぅ…。

小憩の後、細江公園への道を辿ることにします。

こちらも歩き易い道です。

里山の山並みを隔てて、白い稜線が覗いています。山座同定は難しいですが、南アルプスだと思います。

春が近づいてきましたねぇ…。

緩々と高度を下げていきます。

富士さん、きょうはお姿を見せていただき、ありがとうございました。

下りきって車道に出ました。きょうも無事に終わりそうです。

気賀駅に辿り着きました。この駅舎も「登録有形文化財」とのことです。

のどかなローカル線の風情です。ここから帰途につくわけですが…

…新所原駅で東海道線に乗り換えて、ここで途中下車して…

…やってきたのはこちらのお店。うわ、なんとも風情のある外観…。昭和、いや大正ロマン?

名物の「豊橋カレーうどん」をいただきます。深みのある味わいでボリュームも満足。温まりますなぁ…。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 サブザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック

備考

上っているときは少し汗ばむくらいでしたが、山頂で小憩して下りはじめると一転して寒さを感じました。春はまだ浅く、低山といえども防寒着は必須です。

感想

ゲスト

まだ寒さの残るこの時季、陽射しを求めて出掛けてきました。標高は高くないですが、快晴で空気が澄んでいたおかげで、遠くまで見通しがきいたのは幸運でした。浜名湖や遠州灘の雄大な展望に満足しました。