比叡山を滋賀県側へ歩いて下山する


- GPS
- 03:30
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 110m
- 下り
- 843m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
帰りは、登ったり下ったりと少し迂回しながら下山します。小川が流れていて静かです。 |
写真
感想
前回の続き。比叡山山頂で弁当を食べたら、
今度は下っていくことにした。
最初は、もう一度修学院のほうへ下ろうと思ったが、
なんか面白みがないので、いろいろ考えた。
どうせ、八瀬のほうだったり京都側へ降りるんだったら
いっそ滋賀県側へ降りちゃえということで、降りようとした。
山頂で出会った60代の男性が少し降りたところで
昼食を食べておられたので、滋賀県側へ降りると話したところ
じゃあ、さっきの山頂からつっきったら降りるところがあるので
比叡山のお堂へ出るというので従った。
そうすると、車道のような道に出て下っていくとまた先ほど
出会った男性の昼食場所へ。男性は「おかしいなあ、地図にそう
かいてあるし、前に行った覚えがあるんだけどなあ」と
言っていた。
やはり、助言は有難いのだが、地元民でない限り登山者の
記憶とは曖昧なものであまり信用すると道に迷うということを自覚した。
最初に来た、バス乗り場から下って、比叡山延暦寺方面へ下っていくことに。
すぐに関所のような料金所があり、「坂本まで下っていくだけなんで通らせて下さい」
というと、仲にいた人は「絶対に上がらないでね」と少し不服そうだった。
やっぱり比叡山にきて延暦寺を拝観しない人は信心がないと驚かれるのだろうか。
そのまま進むともう、延暦寺の中に入ってたし
そこでようやく売店を発見。ゆず豆腐と、栄養補給にあずきのお菓子を購入。
飯を食べる食堂兼おみやげ物屋があったのでこの1つかと思ったら
もう一軒あった。のであまり先先おみやげ物を買ってしまうのは要注意だ。
そして、今度は下っていくとまた関所があったので再び
「坂本のほうへ降りて行きたいんですが」と尋ねると
二人いるお坊さんは「降りれることは降りれる、道は何本もあり
迷う人もいる」という何ともあやふやで不安を煽る言葉。
というかほんとは車でしか移動したことがないのではないかと思われる発言。
しかも出会ったお坊さんってどれも太っててがっちりしてて私より体格が良い。
いまどきのお坊さんは精進料理なんて食べてなさそうだ。私のほうが断然痩せている。
そして、坂本のロープウェイの駅まで来ると横に神社がありようやく抜け道を発見。
降りていくことにした。
なんと下りは実に、神社ばかり。こちらの方がなぜか落ち着く。
神社にも人がいたので道を聞くと「帰りは一本しか下るところがないから
ずーっと降りていけば帰れるよ、急なとこもゆるいところある」と教えてくれた。
なんださっきと話が違うじゃないか(笑)
変わった建物も発見できる。
そのまま神社をどんどん下っていくとようやく山道へ。
しかし鉄のゲートが閉められて関係者以外入ってはいけないと書いてある。
なんでだ?ここしか道がないのでしょうがないのでフェンスを超えていく。
行きの登りとは違い、この坂本への帰り道はほとんど人が歩いていない
なんと言おうか倒木や枯葉がそのまま放置されてて、利用者がいないことを
物語っていた。
でもそのほうが気楽だった。すぐにキジを発見。登りで鹿、下りでキジとまあ
御伽草子の世界にきたようだ。
道は、行きとは違い登ったり降りたりを繰り返しながら進む。途中1時間ほどで
小川の流れる場所へ来る。透明で飲んでも美味しかった。
靴下を脱いで、素足を水に浸ける。「気持ち良い!」かなり冷たかったが
こうすることにより、疲れた足は一気に回復、足取りが軽くなった。
そのあと、どんどん下っていったのだがいかんせん行きの登りとは違って
道標はほとんど見つからなかったのですこし不安になる。坂本市の立てた看板が
ほんとにたまに見つかるのでそれでぎりぎり分かる程度だ。
山火事予防の看板はよく見かける
途中、なんと紀貫之のお墓の前を通った。まさかの遭遇で驚きと感謝。
しっかり拝んでおいた。文章の神様でいいんだろうか(笑)
帰りは、岩場とか結構多くて2時間くらいで下山。麓の登り口付近も
フェンスがあって門が閉められていた「落石の危険があるので立ち入り禁止」と書かれていた。
なるほど、最近はこういった落石の心配から事故防止のため入れせないように
してるところも多いのだなと分かった。たしかに土砂崩れの心配もあるから
入るものがいなければそれだけ事故は少なくなるし。
最後は車道に出てそのまま下っていくと綺麗な病院と薬局があり、道を聞くと
どうやら、『坂本駅』が近いのではなく『松ノ馬場』という駅が近いそうだ。
湖畔の町ののどかな夏の終わり。涼しい風、畑にトンボの群れ。
実にすがすがしく駅まで歩けた。駅は無人のこじんまりした駅でそこから京阪電車が
出ており、三両でやってきた。
帰りは京都方面へいくので浜大津で乗り換え、路面を走りながら水色の車両は
山へ突入、地下鉄になって三条まで送ってくれた。滋賀の町並みも実に風情があってよかった。
またじっくり滋賀も満喫したいと思った。帰宅のとについたのが午後3時半
けっこう早かった。山歩きは最高だ。気分が前向きになった。また登ろう。また歩こう。
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