羽ヶ上、村山、(久米) (三角点訪問-5)

2020年02月18日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 23.7km
• 登り: 134m
• 下り: 225m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:27
• 休憩: 0:39
• 合計: 6:06

7:34 小作駅
9:16 9:27 一等三角点高根
9:42 9:50 六道山展望塔
10:09 御判立
10:18 六地蔵
10:45 11:00 三等三角点村山
12:05 村山下ダム南側
12:16 村山下ダム北側
12:33 12:38 都立八国山緑地西入口
13:11 将軍塚
13:40 東村山駅

天候

晴時々曇

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

2/18 7:35

本日は小作駅発。

2/18 7:40

有りました。三等三角点「羽ヶ上」。説明板に羽村市唯一の三等三角点と書いてありますが、羽村市内にはもう一つ「石畑村」があります。病院の屋上なので、おいそれとは行けませんが。

2/18 7:41

さっそく測定中。

2/18 8:19

真ん中の遊歩道を来ました。用水路等の跡を遊歩道化したのかな？と思いましたが、違うようです。昭和60年の少し前に出来たよう。

2/18 8:45

箱根ヶ崎駅北で八高線を渡り、

2/18 8:52

残堀川を渡って、

2/18 8:58

三角点広場への道の入口到着。最近、この写真が多いな。

2/18 9:04

前回は気付かなかったけれど、「陸軍」と読めます。境界標っぽい。戦前に何かの施設があったのか？。少し調べたけれど解りませんでした。

2/18 9:05

これも前回気付きませんでしたが、このお地蔵さんの左上に「元禄十一」と彫ってあるのが読めます。1700年頃。300年以上、此所に佇んでいたのか？。ならばヌシ様ですな。

2/18 9:20

一等三角点「高根」到着。さっそく再測定中。

2/18 9:27

ホントにここから前回行った「連光寺村」見えたのかなぁ？。これでは確認不能。覘標を建てないと。

2/18 9:30

今日は狭山丘陵南部に行くので、ここから右へ。

2/18 9:35

村の境界の庚申塔。六方向の村からの道の交差する所だったので、六道と言うようになったのだそうな。

2/18 9:49

歩いて行くと現代の覘標、展望台が有りました。しめた、あの上からなら見えたか確認出来るかも。

2/18 9:43

南方、連光寺村の方を見ているハズですが.....。双眼鏡持ってくりゃ良かった.....って「連光寺村」でもそう思った気がする。遅々として進歩しません。

2/18 9:44

丹沢山塊とちょっと雲に隠れた富士山。

2/18 9:44

奥多摩方向は樹林に隠れてイマイチ。

2/18 9:45

東方やや北寄り。

2/18 10:14

この辺は山中の雰囲気。

2/18 10:18

明治30年に赤痢が大流行し、附近の四村で51人が亡くなった供養の六地蔵だそう。コロナウィルス大丈夫っすかね？今も昔も人々の憂いは余り変わらないようで....。

2/18 10:32

三等点「村山」へのショートカットでこの標示。道に入るななのか、道の横の柵の中に入るななのか全くワカラン。無視しようかと思ったが迂回。

2/18 10:44

グルッと回って、この左上が三等点「村山」のハズ。

2/18 10:45

有りました。三等三角点「村山」。

2/18 10:46

さっそく測定中。磁北線を考えると今日の標石はどれもやや東向きの配置ですね。

2/18 12:04

延々舗装路を歩いて村山下ダムに着きました。

2/18 12:05

南側からダム。

2/18 12:10

中央が大岳山。

2/18 12:11

これから向かう八国山方向。あの丘がそうかな。

2/18 12:14

右側、頭を雲に隠した富士山。左側丹沢山塊。

2/18 12:36

また舗装路歩きを続け、八国山緑地の入口着。駿河(富士)、伊豆(天城山)、相模、甲斐(丹波山)、信濃(浅間山)、上野(吾妻)、下野(日光)、常陸(筑波山)の八国の山が見えたから八国山と言うそうな。

2/18 13:06

広々として日当たりも良く良い所。おおぞら広場。チョイとピクニックで逍遙して、こういう所でノンビリ日向ぼっこも出来る。そういう所が近所に有る環境は羨ましい。私の場合、滝山城址がそれですが、チト遠い。

2/18 13:11

将軍塚は植栽管理で囲われていて立入禁止(3/27迄だそう)。三等三角点「久米」は右の白い説明板の20m程向こうにあるハズだが、訪問断念。

2/18 13:19

久米川古戦場跡。新田義貞軍が鎌倉幕府軍と戦って勝った久米川の合戦が、この辺りで行われたのだそうな。

2/18 13:39

東村山駅着。本日ここまで。

撮影機器：

TG-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

a_tom

　雨が降らなきゃ行こうと思いながら、ハッキリしない天気に惑わされ、一週間が開いてしまいました。どうもいけませんな。定期的に歩き回って鈍った身体を慣らさないと。まぁ23km歩いたので良しとしますか。

　前々回に狭山丘陵の北を辿ったので、今回は南側。それだけだと訪問三角点追加一個になっちゃうので、小作スタートにして「羽ノ上」追加。最後に八国山まで足を伸ばして「久米」追加。距離も20kmを越してちょっと短いかな程度に出来そうと思って出かけてきました。最後「久米」は訪問ならずで残念。現在、ブランクを埋める身体慣らしの平地歩きなので、それが終われば、三角点訪問以外に行く理由がない。態々電車に乗って行くような所でもないしなぁ。再訪するかなぁ？。

　六道公園辺りと八国山辺りはヤマレコの雰囲気ですが、其他はひたすら舗装路歩き。古い謂われの有るような古蹟にも乏しく、余り興の乗るルートとはなりませんでしたが、まぁ、トレースを伸ばせて良かったです。

三等三角点「羽ヶ上」の点の記から。
・撰定：明治35年(1902)5月6日、陸地測量手、萩屋英助
・造標：明治35年7月13日、陸地測量手、萩屋英助
・観測：明治35年11月19日、陸地測量手、萩屋英助
・順路：西夛摩村大字小作ヨリ東折シ、約三丁ニシテ本点ニ達ス。行路平坦ナリ。
・当方測定：北緯35°46.582、東経139°18.313、標高193m、衛星6ヶ捕捉。
　昭和40年に北方約90mに移転。昭和41年に高圧送電線鉄塔工事のとき動いた疑いありで再測したそうな。今はありませんが、グリーンベルト沿いに高圧送電線が通っていたようです。なので、現在の標石は昭和40年、もしかしたら41年のもの。明治の昔、この辺は一面の桑畑だったはず。水利で不利な河岸段丘上の平地だったこの辺りでは、養蚕が手っ取り早く現金収入の得られる主力産業。その中にぽつんと置かれた三角点だったと思います。今では見る影もありませんが。標高193mは30mも違う。う〜〜ん。

三等三角点「村山」の点の記から。
・撰定：明治35年(1902)6月14日、陸軍歩兵太尉、林半祐
・造標：明治35年6月14日、陸軍歩兵太尉、林半祐
・観測：明治35年12月11日、陸地測量手、樋口兼治
・順路：中藤村ヨリ勝樂寺村ニ通スル山路ヲ登ルコト約十丁ノ路傍ニアリ。
・当方測定：北緯35°46.789、東経139°23.530、標高158m、衛星8ヶ捕捉。
　改埋された記録は見当たらないので、標石は当時のもの。「西南隅ニ約三珊知米突ノ欠損アリ」と書かれていますが、この記録の写真でも標石西南隅が欠けているのは確認出来ます。西北隅にはもっと大きな欠損があったのですが、点の記には記載なし。設置後に欠けたのでしょうね。中藤村は今の武蔵村山市中藤。勝楽寺村は今では山口貯水池の中、今は柵に囲まれて入る事は出来ません。脇を通る車道は順路の「通スル山路」の一部分だったよう。当時も今の車道の辺りに山路があったようです。路傍と言うにはチト離れている気もしますが。

一等三角点「高根」再測。
・前回測定：北緯35°46.774、東経139°21.735、標高206m、衛星7ヶ捕捉。
・今回測定：北緯35°46.768、東経139°21.735、標高191m、衛星8ヶ捕捉。
・国土地理院：北緯35°46.7696、東経139°21.7339、標高194.03m(表記を揃える為、公表値より算出)
　北緯が前回とは0.06分変わりました。概算で計算すると110m程南にズレた事になります。う〜〜ん(0.01分≃18.5mで良いよう)。それに微妙に地理院さんとは合いませんな。場合によっては地理院地図とは水平に80m、垂直に30m位はズレると心得よって事ですかね。上空の開けた三角点でやっているので、条件は良い筈なんですが。衛星を5ヶ以上捕捉してればアテになると思ってましたがそうでもないよう。測地系の違いとかあるんですかね？。国土地理院さんによれば、ITRF系と WGS 84系では殆ど違いはなく、実用上は同一と思ってよいようですが。もっとデーターを集めようっと。(YAESU、VX-8D+GPSユニット使用。天頂衛星対応のFT1XDに買い換えようか思案中)

　次は一週間以内に出かけないと。行く所は決まっていて、色々な思惑ごちゃ混ぜルートです。