石尊山〜安中藩武家長屋〜八幡八幡宮

2020年02月22日(土) [日帰り]

• GPS: 05:49
• 距離: 22.7km
• 登り: 326m
• 下り: 503m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:14
• 合計: 5:49

8:52 安中榛名駅
9:28 9:38 石尊山
10:07 10:10 安中榛名駅
13:04 13:05 安中宿
13:27 13:27 安中駅
13:48 13:48 板鼻宿
14:41 群馬八幡駅

天候

晴れのち曇り（風は穏やか）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
磯部駅から安中榛名駅行きの安中市コミュニティバスに乗車。
終点の安中榛名駅で下車して徒歩。

■帰り
群馬八幡駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

石尊山登山口から山頂までの距離は300mほどで、木製の階段を登るとすぐに山頂に着くため、特に危険箇所はありません。
ただし、戸谷山などと尾根伝いに繋がるルートについては、道標もない状態でした。

その他周辺情報

安中榛名駅では駅弁の峠の釜めし（1100円）を購入できますが、どうやら入荷数は少ないようです。

写真

2/22 7:56

高崎駅から信越本線に乗って...

2/22 8:23

磯部駅で下車した後、安中市のコミュニティバスに乗り換えて...

2/22 8:48

新幹線を使わずに安中榛名駅に到着！今日はここがスタート地点となります。

2/22 8:54

駅西側で北陸新幹線の線路の下をくぐって、駅の北側へと進みます。

2/22 8:58

妙義山。霞んでいても分かるほど恐ろしい尾根(汗)

2/22 9:04

ソーラーパネルと住宅の間の道を登っていきます。

2/22 9:08

ホトケノザ。山あいの安中榛名にも春が訪れていました。

2/22 9:13

ここで石尊山の標識をようやく発見しました。

2/22 9:17

石尊山ハイキングコースの標識は左側を指していましたが、私は右へ進みました。右の道だと山頂直下まで車道で行けます。

2/22 9:19

こんな所に補給ポイント！これは登山者向けに設置したのだと思います。

2/22 9:21

石尊山という名前がお寺の山号になったのか、それとも山号が山名になったのか...

2/22 9:22

石尊山登山口。日当たりの良い場所ではタチツボスミレも咲いていました。

2/22 9:26

素朴ながら力強い不動明王像。

2/22 9:28

山頂まで階段が付けられているので、サクサク登れます。

2/22 9:28

クマ避け？のお釜。住宅地が近いので、叩くのは一回だけにしておきました。

2/22 9:31

登山口から10分ほどで石尊山の山頂に到着！

2/22 9:31

山頂には祠が幾つかあり、ベンチも設置されていました。

2/22 9:33

石尊山山頂からの展望は...霞んでいて微妙でした(笑)

2/22 9:36

御殿山（岩戸山）方面へ続くと思われる踏み跡。ピンクや黄色のテープが付けられていますが、落ち葉が堆積していて踏み跡がやや不明瞭でした。

2/22 9:38

こちらは戸谷山方面へ続くと思われる踏み跡。こちらもピンクのテープが付けられていますが、獣道のような感じです。

2/22 9:44

登山口まで戻ってきたら、さらに安中榛名駅まで引き返します。

2/22 9:51

標識に従って、往路とは別の道で安中榛名駅まで戻ってみました。

2/22 9:52

途中には白梅の梅林がありましたが...

2/22 9:57

管理されていない区画も非常に多くて、辺り一面が藪になっている箇所もありました。

2/22 10:03

車道に戻る直前には、満開の白梅が一株だけありました。

2/22 10:09

安中榛名駅に戻ってきたところで、少し休憩することにしました。

2/22 10:16

安中榛名駅の構内で、峠の釜めしをGET！

2/22 10:17

今日は朝4時に軽い朝食を食べたきりなので、温かい峠の釜めしで癒されました。

2/22 10:27

駅前の「みのりが丘 パノラマパーク」で峠の釜めしを食べながら、石尊山(右)と戸谷山(左)の展望を楽しみました。

2/22 10:31

安中市のマンホールは梅がデザインされていました。

2/22 10:33

JR東日本が分譲した住宅地を下って、安中駅方面へ向かって南下していきます。

2/22 10:37

住宅地の中ではちょうど紅梅が見頃でした。

2/22 10:37

鮮やかな紅梅の中を進んで行きます...

2/22 10:42

この辺りの日当たりの良い土手には、ホトケノザが沢山生えていました。

2/22 10:44

数は少ないながらも、タンポポも花を咲かせていました。

2/22 10:54

広田交差点を過ぎると、ほぼ平坦な道がしばらく続きます。

2/22 10:55

ホトケノザが群生していると、まるでピンク色の絨毯のように見えます！

2/22 10:57

悟留譜（ゴルフ）観音とは一体...

2/22 10:58

秋間公民館。ここで屋外に設置されているトイレをお借りしました。

2/22 11:09

ロウバイの花は終盤でしたが、綺麗な状態の花も幾らか残っていました。

2/22 11:18

水田と里山を眺めつつ、さらに安中駅方面へ進みます。

2/22 11:22

百体の馬頭観音像...ちょっと気になるので立ち寄ってみました。

2/22 11:23

文政九年（1828年）に馬の供養や無病息災を祈って、合計百二体の馬頭観音像が奉納されたそうです。

2/22 11:25

かなり風化が進んでいますが、馬頭観音像だとはっきり分かるものもありました。

2/22 11:46

安中駅に近づくにつれて、周囲の景観が田畑から住宅地に変わってきます。

2/22 11:49

路傍の畑でフクジュソウを発見！

2/22 11:55

米山公園。園内では「サーキット」でスケートボードをしている若者と、ポケモンGOで遊んでいる中高年が集まっていました。

2/22 12:15

とんかつ屋の扇亭近くで、安中ドラ猫を発見！！とんかつの香りで頭をやられてしまったのか、ずっと鳴き続けていました...

2/22 12:27

安中藩武家長屋に到着。ここに入るには、まず安中藩郡奉行役宅に行って見学料を支払う必要があります。

2/22 12:29

安中藩郡奉行役宅。見学料を払って早速中に入ってみると...

2/22 12:33

郡奉行ということは、それなりの地位に居た武家のはずですが、家の作りが想像していたよりも質素な感じでした。

2/22 12:39

本物の武家屋敷を見る機会は中々ないので、今回は良い経験になりました。

2/22 12:46

武家長屋の家は2Kや3Kの間取りでしたが、ここには安中藩の中級の武士が住んでいたそうです。意外と武士って貧しかったんですね...

2/22 12:59

安中小学校。かつてはこの辺りが安中城だったようです。

2/22 13:01

旧碓氷郡役所。現在の建物は創建当時の姿を復元したものだそうですが、中々味わいがあって良いデザインだと思います。

2/22 13:14

安中宿を後にして、信越本線の線路を越えて南進します。

2/22 13:25

東邦亜鉛の工場が見えれば、安中駅は目と鼻の先です。

2/22 13:27

安中駅。今日は立ち寄らずに駅前を通過しました。

2/22 13:38

鷹之巣橋。この辺りの河原には野鳥がとても多いです。

2/22 13:50

板鼻宿の「板鼻館」はタレかつ系の「タルタルかつ丼」で有名ですが、今日はパスしました。

2/22 13:53

再び信越本線の線路を越えます...

2/22 13:57

板鼻宿の双体道祖神。

2/22 14:11

八幡八幡宮（上野国一社八幡宮）の大鳥居を発見！

2/22 14:18

仁王門を通過して階段を登ると...

2/22 14:20

八幡八幡宮の拝殿に到着！

2/22 14:21

八幡八幡宮では彫り物がかなり緻密で、デザインも凝ったものが多かったです。

2/22 14:24

柱にもばっちり彫られていました

2/22 14:25

八幡八幡宮の拝殿前からの展望。奥に見える山は高崎観音山へと繋がる山々です。

2/22 14:38

群馬県のマンホールの中心には、どうやら上毛三山がデザインされているようです。

2/22 14:41

20km以上歩いて、どうにか無事に群馬八幡駅に到着！

2/22 16:32

本日のお宿、セントラルホテル高崎に到着。明日は初めての南牧村なので、今日はゆっくり休みます。

撮影機器：

ZenFone 3 Laser SIMフリー ASUS

RICOH WG-6 リコー

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS 筆記用具 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 小銭入れ タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
石尊山は北陸新幹線の安中榛名駅からすぐなので、ぐんま百名山の中では都心部からのアクセスが比較的良い山です。
今回はコストのかかる新幹線を使わず、在来線＋コミュニティバスという変化球を使って安中榛名駅からスタートしました。
安中榛名駅からサクッと石尊山に登った後は、安中駅に向かって車道を道なりに歩きましたが、歩道がない箇所も多かったので車に注意しながら進みました。
途中で百体馬頭観音像や、安中藩武家屋敷などを見学して歴史の勉強をした後、最後は八幡八幡宮に参拝して明日の山行の無事を祈りました。

[展望・景色]
・石尊山：山頂からは安中市街地が見えましたが、ガスに阻まれていて視界は悪かったです。登山口から少し登った場所からは、妙義山の尾根を一望できました。
・館の百体馬頭観音像：安中アルプスの西側に位置する里山を一望出来ました。
・八幡八幡宮：拝殿前から高崎観音山へと連なる山々がよく見えました。

[動植物]
石尊山〜安中榛名駅周辺では紅梅が身頃でしたが、白梅は三分咲き程度でした。
路傍ではホトケノザ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどの花が広く見られました。
石尊山ではヤマガラの鳴き声がよく聞こえましたが、梅林や田園地帯ではツグミやモズ、ホオジロなどを見かけました。

[飲食・お土産]
安中榛名駅では、駅構内の売店で峠の釜めしを買いました。

[その他]
今回の山行の計画段階で「新幹線を使わずとも、安中駅か磯部駅からコミュニティバスに乗れば安中榛名駅に到達できる」ということが分かりました。
運行本数は、安中駅始発よりも磯部駅始発の方が多いので、磯部駅を経由地にした方がアクセスが容易かもしれません。

コメント

yamaonse

グンマーへようこそ！
ardisiaさん、こんばんわ。いつもいつも群馬へおこしいただき、ありがとうございます。灯台下暗し、安中榛名から信越線まではいつか歩いてみたいと思いつつ、いまだに実現しておりません。安中藩の古い建物も見たことないし、地元なのに知らないことは多いですね。ちなみに、安中榛名駅の売店で釜飯ゲットするのは難易度が高かったのではないかと思います。駅前コンビニもなくなったし、まさに新幹線の秘境駅なのかもしれません（笑）

ardisia

Re: グンマーへようこそ！
yamaonseさん、おはようございます。

安中榛名駅から信越本線の間には、今回の安中藩武家長屋のほかに秋間梅林、後閑城址公園、八幡平陣城跡、新島襄旧宅、簗瀬二子塚古墳...など様々な名所や史跡があるようですが、場所がバラバラなので歩いて繋ぐのが少々厄介だと思います。

峠の釜めしについては、安中榛名駅の売店では数個しか販売していないという情報を事前に入手していたので、お昼前の早い時間帯に立ち寄れたのが勝因だと思います。
今回は「住宅地が目の前にあるけれども利用者の少ない秘境駅」を実感できたのも良かったですね(笑)