初秋の千沼ヶ原
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 883m
- 下り
- 864m
コースタイム
11:26千沼ヶ原入り口
12:40下山開始
15:00下山完了
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストはあります。 登山者名簿が入っています。 トイレはありません。 近隣の”玄武洞さわやかトイレ”を利用するとよいでしょう。 山中にはトイレはありません。 水場らしき場所はありますが、飲めるかどうかは不明。 平ヶ倉沼まではやたら虫が多いので虫除け必須。 平ヶ倉尾根に出るまでは、蜘蛛の巣も大変多いので、ちょっとストレスに なるかもしれません。 平ヶ倉尾根はヤセ尾根の上に滑りやすい場所があり要注意です。 通行は慎重に。 平ヶ倉沼から平ヶ倉尾根に出るまでは急登の連続です。 平ヶ倉尾根はアップダウンの多い尾根道です。 熊の多い領域です。 特に平ヶ倉沼付近は餌場のようです。 これからヤマブドウなどの季節は、注意が必要です。 熊鈴などつけて入山することをおすすめします。 (最近、鈴がうるさいのでつけるのはマナー違反という意見もあるようですが 東北のマイナールートでは、ナンセンスです。鈴やラジオを鳴らして 歩きましょう。他に入山者がいないこともあります。) 下山後は、近隣の滝ノ上温泉で日帰り入浴可能です。 また、少し離れたところに網張温泉もあります。 |
写真
感想
前回見られなかったアケボノシュスランを見に、千沼ヶ原平ヶ倉コースへ。
登りではなかなか見つけられず、葉っぱばかりが目につきました。
下りではなんとかみつけることができましたが、葉の数の割に花が少ないです。
昨年の1/3以下かと思います。
ミヤマウズラといい、アケボノシュスランといい、どうなっているんでしょう?
トリカブトの群生が平ヶ倉沼付近にあるのですが、オクトリカブトかヤマトリカブトか不明です。
色の感じからするとヤマトリカブトかなという気がしてますが・・・
八幡平や秋駒のオクトリカブトはもっと色が濃いような気がします。
エゾクロクモソウ、前回蕾のみの株が見頃を向かえていました。
なんとか満足の行く写真が撮れました。
そして、今回の一番の収穫?
イワテヒゴタイに似たトウヒレン属。
イワテヒゴタイとは違い、総苞片(萼片)が反り返っています。
イワテヒゴタイはストレートヘアな感じですが、今回のトウヒレン属は
くせッ毛です。(笑)
また、標高1000m未満には見あたりません。
(イワテヒゴタイは割と低いところでも見られます。鞍掛にもあるくらいなので)
秋田駒にはあるらしい”ミヤマキタアザミ”かと思われます。
この、ミヤマキタアザミですが、私の持っている図鑑では
”東北地方南部の日本海側の高山”に特産するとあります。
月山、朝日、飯豊、吾妻山などに生えるとも。
なので、北東北であるこの山域にあるとは思っていなかったので
ノーチェックでした。
ちょっと違和感はあるけどイワテヒゴタイだろうと思っていたんですが・・・
ネットで調べると秋田駒にもあるらしい!
また、岩手県のレッドデータブックにあるので、雪の多い山域なら
あってもおかしくはないことがわかりました。
ということで、ミヤマキタアザミと同定したいと思います。
希少種であるようなので大事にしましょう。
ということで、翌日は秋田駒のミヤマキタアザミ調査です(笑)。
千沼ヶ原では、環境省の方々が調査に入っていました。
とある稀少なツツジのところで、木道から出て調べた跡有り。
調査なので仕方ないと思いますが、湿原が踏まれるのには心が痛みますね。
下山途中、今シーズン初のアサギマダラに出会いました。
これだけで来た甲斐ありというものですね。
きのこのシーズンになってきましたが、わからないものだらけです。
ここは、まだまだ花も楽しる様ですね。
アケボノシュスランって、針葉樹の中に咲く花と聞いていましたが、ましてこの季節では、珍しいのでは?
何度も、何度も訪れるから、見ることが出来るんでしょうね。
アサギマダラの写真もとてもいいです。
mitugasiwaさん、きのこの写真アップされていたのに、記録を知らないでいあmした。
4番 ぬめりがまったく見られない様子。
スギタケは、幼菌の時期に、傘と柄の分離部分に、繊維膜状のつばがあります。
スギタケモドキは、スギタケにくらべると、傘や柄を覆う鱗片が、より細かく、棘状で鋭く感じます。
幼菌がそばにあれば決着がつきますが、鱗片のとげとげの様子から、スギタケモドキの可能性があります。
5番。草地から生え出しているなら、オシロイシメジ。
6番。ヒメベニテングタケの成菌。
幼菌は、とてもかわいいです。
9番。ひだを見てみたいです。
33番。ツルタケに見えますが、柄に、繊維質か膜状の、つばのようなものが写っていますね。
ツルタケダマシのようです。
最後のムラサキアブラシメジモドキは、幼菌は色が鮮やか(私のプロフィール写真)です。
広葉樹林でも見られます
citrusさん
このコースでは標高1000m付近まで分布しています。
ちょうど花の終わる時期(今頃)に盛りになるので、それだけで可愛く感じます。
ただ、今年は花付きが極端に悪いです
アサギマダラ、美しい蝶ですね。
今回は下の方で会いましたが、時期が早いと展望の良い平ヶ倉尾根をひらひらと飛んでいるのが見られます。
tanigawaさん
この平ヶ倉コースは、特にキノコの多いコースなので
この時期足が向きます。
蜘蛛の巣との格闘になりますが・・・
昨年はキノコの出が遅かったですが、今年も遅くなりそうですね。
ヒメベニテングタケ、とても綺麗でした。
またあいたいと思うキノコですね。
きのこに会いに、また出かけたいです。
今まで白しか知りまでんでした
そういえば、曙って言うんですもんね
9月15日に乳頭山経由で千沼ヶ原に行ってきました。
木道のすぐ横に白い竜胆(名前が?)開いてました。同じものだったかな?
gorontaさん
記録を拝見しました。
明日見に行ってみようかな、と思っていますが
ちょっとお天気が怪しいです・・・。
(蜘蛛の巣との格闘もちょっとストレス )
順番が前後してしまい申し訳ないです
Makinobayashiさん
野球明けでボケてます
平ヶ倉には本来の色のアケボノシュスランが多いです。
白花は見かけません。
あそこのは白花ですよね。
それにしても、今年は本当に花が少ないです。
去年はあんなに咲いていたのに・・・
放射性物質の影響かと勘ぐりたくもなります。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する