マンダロク山(山頂まで届かず)


- GPS
- --:--
- 距離
- 1.6km
- 登り
- 348m
- 下り
- 0m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
小学校から高校まで一斉休校になり、世の中は一気にコロナ騒動に突入した。そのことによってプロ野球や相撲、甲子園野球などの無観客試合やイベント等の中止などが相次ぐ。友働きの学童や園児の子供の養育はどうする。給食のために確保している食材や牛乳はどうなるのだ、などと大騒ぎである。こんな時に山登りでもなかろう、とは思えども体力をつけるのもコロナ対策には有効であろう。少なくとも「下界」にいるよりはコロナ対策にはなると思われる。
天気は上々、快晴とはいかないが、まずまずの天気に誘われて、行き先はマンダロク山とする。この山であれば人に出会うことはないだろう。少なくともスーパーで買い物に行くことよりは安全性は高い。急ぎ計画書を家の「総理大臣」カミさんに提出。まあ、あそこなら人もいないだろうからコロナとは無縁だろうと即決、了の許可が出る (笑)
マンダロク山の標高は865m、と低山だが存在感のある山で、私の好きな山の一つである。特に冬の晴れた日、山頂付近の真っ白に輝く急斜面は畏れさえ感じさせて魅了する。果たしてあそこは登ることはできるのか。と言いながら冬に2度、無雪期にも2回登っている。いい山なのだマンダロクは。
ルートは五十島側とする。高石から登ったこともあるが、頂上直下の登攀的感触は得られない。道の駅手前の信号を右折、阿賀野川の橋を渡って、磐越西線の踏切を越えて進むとT字路に出る。右折してすぐ左折する。後は一本道、突き当りが登山口である。登山口付近は栗園である。いつもはチエーンがあり、県道からの入り口に鍵がかかっているので、そこから歩くことになる。今回はチエーンは無い。積雪も無く車で登山口まで入れた。
出発すると直ぐに雪が出てきて、踏み跡があった。踏み跡は溶けて形は崩れている。踏み跡の深さは5センチ位だが、上部ではどのくらいだろうか。踏み跡はすぐにワカンのそれに変わる。これは山頂までは無理かもなあ。頂上直下の急斜面は、雪が緩んでいるだろうから、キックステップで登るとしてもピッケルもアイゼンも持ってきていない。出発も遅かった。午後3時頃、自宅帰着。カミさんにはそう言ってしまった。行けるところまで行って戻る。選択肢はそれしかない。
周りを見れば、山、ヤマ、やま。初冬の寂びた風景が広がる。別格の白さ飯豊連峰。兎ヶ倉山のトンガリ。茫漠とした景色、我、独り占め。だが、時間は押してきた。何はともあれ景色の良いところまで頑張ろう。標高650mあたりまで登ると山頂が見えた。もう一峰頑張るか、と思うが、今日は、ここまでとする。遠めだが尾根に積もる雪の状態は線状で崩れやすそうな感じだし。
下りは、飯豊山や会越国境の山々を愛でながら下る。いい山行だったと余韻に浸りながら車を発車すると、ガガッと異音が。なんと小さなコンクリート製の側溝に嵌ってしまったのだ。雪の重みで枯れた草が側溝を覆っていて気付かなかったのである。バックで問題なく脱出できたのだが、家に帰りつくまでは何が起こるか分かったものじゃない。私のおばあちゃんは「男がいったん家を出たら7人の敵に会う」と思えと良く言っていたが、まったくそのとおりである。登山でも同じことがいえる。思わぬところで、おばあちゃんの戒めを思い出した。ひさびさにセンチメンタルな気分で帰宅する。
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