茨城遠征その1 雨天の中の偕楽園梅祭り＋弘道館＋赤線繋ぎ 赤塚駅から勝田駅まで

2020年03月14日(土) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 21.0km
• 登り: 20m
• 下り: 34m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:27

距離 21.0km 登り 22m 下り 37m

8:09 赤塚駅
9:39 9:51 水戸偕楽園
11:21 11:37 水戸駅
13:07 13:09 常陸青柳駅
14:34 14:35 勝田駅
14:36 ゴール地点

天候

雨、寒かった。

アクセス

利用交通機関：

電車

〈行き〉
自宅最寄り駅→戸塚→上野→赤塚駅
〈帰り〉
勝田駅→水戸駅(ホテル宿泊)

自宅最寄り駅→赤塚駅　3080円
勝田→水戸　　　　　　189円

その他周辺情報

偕楽園レストハウス
水戸シルバーホテル
郷土料理てんまさ

写真

3/14 4:16

　そう、今日は各鉄道のダイヤ改定などがある。私の私鉄の最寄り駅も「逗子・葉山駅」に名前が変更された。

3/14 8:07

　そんな感じで3時間の乗り継ぎ＝睡眠、でやって来ました赤塚駅。かつてここまで歩いたことがあり、今日は赤線繋ぎになるのです。

3/14 8:10

　ヨークタウン、私としてはミッドウェー海戦で沈んだアメリカの空母。ああ、山口多聞・・・。

3/14 8:11

　以前にも撮影した水戸市のマンホールは、梅だった。

3/14 8:40

　ヒメオドリコソウが見えていますねえ。

3/14 8:46

　県道30号線、「ミレー」だったらザックのメーカー。
　「ミレイ」だったら・・・北原ミレイ!?
　海猫が鳴いたら、ニシンが来ると〜♪赤いツッポの、ヤン衆が騒ぐ〜♪　

3/14 8:51

　むじゃき・・・。九州鹿児島の「天文館むじゃき」を思い出してしまった。

3/14 9:07

　そんなこんなでたどり着いたのは茨城県護国神社。日本のために名誉の戦士を遂げられた方を祀っている。

3/14 9:09

　幸せの階段を登って行きましょう。

3/14 9:11

　特攻の碑、茨城県からも特効に出た方がいらっしゃるのでしょうね。

3/14 9:12

　もう、桜が咲きかけていますねえ。

3/14 9:13

　こちらが本殿になります。今日はいったいいくつの神社にお参りするのだろうか。

3/14 9:17

　ペリリュー島防御隊の玉砕に関する慰霊碑。主力の歩兵2連隊は水戸の部隊である。

3/14 9:25

　この跨線橋を渡ると偕楽園になる。

3/14 9:26

　道路と鉄道を両方渡ってゆく。

3/14 9:30

　さあ、偕楽園に入ってゆくが、梅はもう見頃を越えているようだ。今年は暖冬だったから。

3/14 9:32

　ユキヤナギガ良い感じですん。

3/14 9:33

　盛りを過ぎた梅でも、楽しめます。

3/14 9:34

　正岡子規の句碑
　「崖急に　梅ことごとく　斜めなり」

3/14 9:35

　今年初のキランソウになりますね。

3/14 9:38

　偕楽園起碑。江戸時代のものだ。

3/14 9:42

　モルテッソヨ?日本語では「なんだこりゃ?」

3/14 9:43

　終わりかけといえども、見ごたえありだ。

3/14 9:44

　ミディアムアップで撮影。これもなかなかよい。

3/14 9:50

　偶然アップで撮影、ジョウビタキくんかな。

3/14 9:50

　普通に撮影するとこうなってします。

3/14 9:52

　御幸の松。ローマの松、ボルゲーネ荘の松、カタコンベ付近の松、ジャニコロの松、アッピア街道の松。

3/14 9:56

　なかなかピントがあった一枚。

3/14 10:06

　偕楽園レストハウスにて「水戸藩ラーメン」日本で初めてラーメンを食べたという徳川光國公のレシピをもとにしているとか。

3/14 10:20

　義烈館、徳川光國、徳川斉昭に絞った歴史博物館。

3/14 10:45

　雨のせいなのか、全く営業していない的屋さん。

3/14 10:47

　臨時駅、偕楽園駅。観客が多いとき、特急すら止まります。

3/14 10:48

　とりあえず、水戸駅を目指します。

3/14 11:06

　水戸駅の貨物ターミナル、コンテナがたくさんあった。

3/14 11:07

　列車の後ろの千波湖、雨の風景。

3/14 11:10

　ツタバウンランのふたごちゃん、こんにちは。

3/14 11:19

　水戸駅前に停車中、非常にハートフルな一台。乗ってみたい。

3/14 11:21

　というわけで水戸駅です。でも、今日はここで終わりではない。午前中だしさ。

3/14 11:23

　水戸駅お馴染み、水戸納豆の石碑。

3/14 11:37

　同じく、これもお馴染み、水戸のご老公と助さん格さん。

3/14 11:37

　そして、水府提灯でいろどられた四阿。トイレも近くにあるに、夏場はSTBにいいかも。

3/14 11:47

　徳川斉昭公の像。幕末の名君とされている。これから見学する弘道館も斉昭公が作らせたものである。

3/14 11:48

　そしてここは、徳川最後の将軍、慶喜公が学ばれた場所でもある。

3/14 11:52

　さあ、弘道館の様子を覗いてみましょう。最後の資料館以外は写真撮影OKだそうで。

3/14 11:53

　諸役会、来館者控えの部屋。

3/14 11:54

　政庁、正席の間。藩主が臨席したりする部屋。

3/14 11:55

　廊下はこんな感じ、鶯張りではありませんでした。

3/14 11:56

　藩主が体を清めるために使った浴場。水が下に向かって落ちてゆく様子がよくわかる。

3/14 11:57

　至善堂、藩主がお休みする間。明治維新後に将軍職を辞した徳川慶喜がここで調停からのお沙汰を待ったという部屋でもある。

3/14 11:58

　行李が展示してありました。

3/14 11:59

　こちらは、ポンプのようです。消火に使われたようです。

3/14 12:00

　農民の像、斉昭は農民に大層感謝しており、毎回の食事の前に最初の一箸を捧げていたのだという。

3/14 12:16

　白梅が良い感じですね。

3/14 12:18

　サンシュユ、黄色がカラフルで素敵です。

3/14 12:18

　紅梅もちょっとルーズに撮影してみましょう。

3/14 12:19

　道場、ここで試合などが行われていたそうである。

3/14 12:25

　孔子廟、実はこの日と翌日は公開、次の週からは公開しないそうで。

3/14 12:27

　さあ、神社に入って行きましょうか。

3/14 12:28

　2本の大楠に挟まれた要石になります。

3/14 12:29

　ここが本殿になります。今日何回目のお参りだろうか。

3/14 12:30

　そして、ここが八卦堂。ここも、公開は15日までだそうです。

3/14 12:38

　こんな大きな門、今年2月にオープンしたそうです。

3/14 12:40

　茨城県師範学校の碑、かつてここにあったようだ。

3/14 12:41

　彰考館跡。ここで、江戸時代から明治時代にかけて「大日本紀」が書かれたのです。

3/14 12:44

　水戸城跡の大シイ。巨大な樹木だ。

3/14 12:45

　杉山門、ここで私は左に進路を取った。このあとは、今日の終演を何処にするのか。

3/14 12:51

　とりあえず、那珂川を越えよう。

3/14 12:52

　今日の那珂川はこんな感じだった。仲川遥香??一発変換で出てきたがいったい誰??

3/14 13:07

　水郡線常陸青柳駅。ここで止めてもいいが、次の電車まで1時間。よし歩こう。

3/14 13:08

　ホームはこんな感じ。空母のようであった。

3/14 13:22

　更に県道232号線をゆく。「兄さん、にゃん!」こんな妹絶対いるわけないですね。

3/14 13:47

　歩いているうちに、県道から国道へ、しかも一桁国道6号線だぁ。

3/14 13:49

　6号線、高架橋でとは今日はお別れ。このあとはゴールに向かおう。

3/14 13:50

　おお、クリスタルパレス。種牡馬か、セーラームーンの故郷か。

3/14 13:51

　県道38号線。「三和(38)シャッター!!」

3/14 14:07

　ひたちなか市のマンホール。市の鳥「ウグイス」、市の花「ハマギク」をモチーフとしている。

3/14 14:10

　ボケぇ!!私ボケぇ!!という花だ。

3/14 14:27

　で、踏み切りを渡るとゴールが近い。

3/14 14:33

　はい、今日のゴールは勝田駅になりました。ここでGPSを切りました。

3/14 14:52

　勝田駅で、頑張ったで賞ということでエビスビールを飲もう。

3/14 15:19

　そう、今日は常磐線全面復旧記念でもあるのです。

3/14 17:22

　今日は水戸宿泊です。1泊素泊まりシングル4270円でした。

3/14 19:01

　その後、茨城の美味しいものを求めてこんな居酒屋へ。

3/14 17:51

　第1段。日本酒1合(地酒)と、アンキモ、納豆オムレツ。前にあるのはお通しなり。

3/14 18:16

　次の1合(純米酒)に合わせるのは、いか納豆とホタテバター焼き。

3/14 18:44

　更に1合(純米吟醸)に合わせるのは、稲荷納豆焼きと納豆汁。茨城名物を楽しんだ夜でした。その後ホテルで休息。

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

感想

aideiei

　急遽、茨城方面に遠征に行くことにした。土曜日の天気予報は雨、山間部では雪になるらしい。日曜日は晴れだ。そして、青春18きっぷもまだ1回分しか使っていない。次の3連休は車でと考えているので今週は2日分使っておきたいと思った。
　金曜日の夜に、安い宿はないかなあと探すとありました。水戸シルバーホテル、シングル素泊まり1泊4200円。どうせ、夕食は茨城料理を食べようと思うので、素泊まりでよい。そしてこの宿は水戸駅から0．2kmという立地、5時台の電車に乗ろうと思えばこの立地は素晴らしいのである。

　茨城方面の固まっている赤線は、岩間駅から笠間駅を通って赤塚駅まで伸びている。1日目はこれを雨の中さらに北上させることが目的である。そして、この赤線は自宅からの赤線と遊離しているが、それを繋ぎに行くには青春18きっぷが利用できる期間でなくてよい、土浦までであれば休日おでかけパスの範囲内だし、その場合は急遽特急に乗っても特急料金だけでよいということだ。18きっぷが使える間は遠くの赤線を伸ばしたいというのが本音なのだ。

　赤塚駅に到着したのが8時ごろ、そして、横須賀線自宅最寄り駅から800円でグリーン車で乗り継げるのがよいのだ。特に常磐線では下段貸し切りである。そして、赤塚駅のニューデイズで傘を買い歩き始める。この時間はまだ降りたてという感じ、アスファルトもまだ濡れていない。
　次の日は茨城県での登山を予定しているため、今日は山靴を履いている。少々歩きにくいが雨でも内部に浸水することなく、気軽に歩くことができるのが強みだ。千波湖沿いの護国神社で参拝を済ませ今日明日の安全を願う。そして、ペリリュー島守備隊の慰霊碑を見つけて思い出す。そう、玉砕の地であったペリリュー島では、「万歳突撃」を禁止しできるだけの持久戦を実施し、死者と負傷者数を加えた人的被害人数では日本軍よりも米軍の方が多かったという戦場なのだ。最後は「サクラ、サクラ」の決別電報とともに玉砕されるのだが・・・。昔、船坂弘さんの著作でペリリュー島、アンガウル島の戦闘と玉砕の物語を読んだことがあるが、知恵と涙の物語であった・・・。

　そして、偕楽園だ。もう今年の梅は見ごろを過ぎているようだ。観光ガイドの方に「偕楽園で梅以外の見どころは何かありますか？」と聞いてみたところ「そんなの、何もありゃせん。」という答えだった。ガイドだったらもう少しアイディアを持っていてもよいのではないかと思った。
　そして、基本的に梅を中心に写真を撮影する。見ごろは過ぎているようだがまだ鑑賞に堪えられるものも多かった。関東は気の早い桜の季節を迎えようとしている。
　その後、偕楽園レストハウスで「水戸藩ラーメン」なるものを頂く。中華麺を日本で初めて食べた人が徳川光圀ということで（諸説あり）、その時代のレシピをもとにして再現し、さらに現代的に変化させたご当地ラーメンということである。レンコンの粉を練りこんだ麺はモチモチしているし、それに合わせてあるスープもしっかりしている。そして、5種類の薬味を駆使して得てゆく味変の楽しさ。実は食べられるお店がまだ6軒しかないということで、これから広まっていって茨城県の名物になるのか、消えていくのか・・・。

　ここから、まずは水戸駅に赤線を残すことにする。水戸駅では、宗教の勧誘がしつこい。それをやり過ごしてまた北へ、水戸城跡・弘道館方面へ。ここは、水戸藩が作った日本最大規模の藩校である。幕末の名君と言われた徳川斉昭によって、水戸藩士を育てるために作られた学校だ。そして、そこで育った徳川最後の将軍慶喜、そんな歴史を垣間見ることができる。

　あとは、赤線をどこまで伸ばすか、どこの駅に赤線を繋げるかである。とりあえず水郡線の常陸青柳駅は決定、そこに行って時刻表を見てみようと思った。常陸青柳駅では待ち時間は1時間ほど、先を目指そう。
　結局、ゴールは常磐線勝田駅となった。勝田駅でGPSを切りビールを1本、水戸駅に戻ってきた。ホテルに荷物を置き、夜の水戸へ。茨城料理という看板に引き込まれてはいって行った居酒屋で日本酒を飲みながら、納豆料理やアンキモなどをやっつけてくる。安いなあと思いながらただ一人で杯を傾ける。
　こうして、水戸の夜は更けていった。

　次の日は、なぜか雪山だった・・・。