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Yamareco

記録ID: 2259404
全員に公開
山滑走
北陸

精神衛生上良くない 下山コースからの荒島岳(撤退)

2020年03月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:42
距離
5.5km
登り
861m
下り
851m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
0:46
合計
5:40
7:48
4
7:52
7:52
170
10:42
11:01
12
撤収地点
11:13
11:39
105
お昼休憩
13:24
13:25
3
13:28
ゴール地点
天候 晴れのち曇り 時々小雪 下山後雨が
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
越前下山駅隣接の駐車スペースにて
登山届けボックスあり トイレなし
コース状況/
危険箇所等
猛烈な急登、危険な痩せ尾根ルートあり。雪が緩んだ斜面では往生します。
越前下山駅そばの駐車スペース
2020年03月15日 07:34撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
3/15 7:34
越前下山駅そばの駐車スペース
上級者コース、登り4時間40分。この時は3時間くらいで登れる?なんて思ってました。
2020年03月15日 07:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/15 7:51
上級者コース、登り4時間40分。この時は3時間くらいで登れる?なんて思ってました。
最初は看板がしっかりあります。
2020年03月15日 07:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/15 7:54
最初は看板がしっかりあります。
キノコ山行に早変わり。クヌギタケ。
2020年03月15日 07:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 7:58
キノコ山行に早変わり。クヌギタケ。
かなり標高差あり
2020年03月15日 08:28撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 8:28
かなり標高差あり
上には雪がしっかりあります
2020年03月15日 08:40撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 8:40
上には雪がしっかりあります
サルノコシカケ
2020年03月15日 08:55撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 8:55
サルノコシカケ
季節外れのヒラタケ
2020年03月15日 08:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 8:59
季節外れのヒラタケ
徐々に雪が出てきます。
2020年03月15日 09:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 9:30
徐々に雪が出てきます。
こんな急登が続きます。雪がないだけマシ。
2020年03月15日 09:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/15 9:48
こんな急登が続きます。雪がないだけマシ。
まだ余裕でした。
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まだ余裕でした。
木の中でたくさん生えてました。
2020年03月15日 10:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:02
木の中でたくさん生えてました。
銀杏峰
2020年03月15日 10:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:17
銀杏峰
かなり雪が増えてきました。でもまた時々雪切れします。
2020年03月15日 10:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/15 10:20
かなり雪が増えてきました。でもまた時々雪切れします。
白山が薮の向こうに見えます。
2020年03月15日 10:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:20
白山が薮の向こうに見えます。
さてこの先は雪の急登。
2020年03月15日 10:33撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:33
さてこの先は雪の急登。
ヒールをロックしてクトーつきカニで登りましたが、この先に進んでいると時間かかりすぎるので撤退することにしました。
2020年03月15日 10:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:51
ヒールをロックしてクトーつきカニで登りましたが、この先に進んでいると時間かかりすぎるので撤退することにしました。
とはいええらいところ登ってきました。
2020年03月15日 10:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 10:51
とはいええらいところ登ってきました。
痩せ尾根急斜面の山スキーです。正直恐怖。
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痩せ尾根急斜面の山スキーです。正直恐怖。
本当に失敗は許されないシーンの連続。
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本当に失敗は許されないシーンの連続。
痩せ尾根を突っ切ってきました。落ちたら斜度60度の斜面を数100mは滑落するでしょう。
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痩せ尾根を突っ切ってきました。落ちたら斜度60度の斜面を数100mは滑落するでしょう。
鹿の角
2020年03月15日 13:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 13:08
鹿の角
この4kmの意味を噛み締めて下山します。
2020年03月15日 13:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 13:22
この4kmの意味を噛み締めて下山します。
もうお花が咲いてました。
2020年03月15日 13:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/15 13:27
もうお花が咲いてました。
やれやれゴール。
2020年03月15日 13:28撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/15 13:28
やれやれゴール。

感想

今年は雪が少ないので荒島岳の山スキーは一度も行かずじまいでした。人気の勝原コースは人が多いので山スキーで登山道滑ると顰蹙を買うでしょう。で、雪も減った頃に下山(しもやま)コースから登って、山頂からの尾根を滑ってみようと思いました。
気合いはあまり入ってなくてスタートは8時前。定番のシートラで登ります。もちろん登山道に雪はないのでアプローチシューズで歩きます。
地形図を見ても急登、途中鎖場まである難しさですが、昨年大笠山にシートラ山スキーしたりとか、以前早月尾根から剱岳に登って平蔵谷を下って室堂に抜けたのもシートラ山スキーでしたから、それほど難しいとは思ってませんでした。
さて最初は落ち葉の積もる登山道、重いスキー板をぶら下げて、10時半か11時には山頂かななんて思ってました。なにせ今日は14時くらいから雨の予報でしたので。
途中の左に転回したところからしばらくすると、ロープのある急斜面が幾度も登場します。これは登りも大変ですが下りもハードになります。そして徐々に雪が出来てて、キックステップを交えながらの急登で、スリップして滑落しないかヒヤヒヤしながら慎重に登りました。そして尾根に出ると一気に雪が増え、しばらく歩いたところでスキーを履くことにしました。そしてこの先には痩せ尾根と急登が待ち構えています。
スキーは最初からクトー装着です。痩せ尾根ですからジグも切れず、得意のカニ登りで這い上がる感じです。もしスリップして落ちたら斜度60度はありそうな雪の斜面が待ち構えていて、数100m滑落して生きているかどうかわからないようなところです。こんなところで絶対に失敗できませんから嫌が上にも緊張が高まり、心臓ばくばくです。そしてカニ歩きもヒールフリーでは困難になってきたので、ヒールを固定してのカニ歩きで痩せ尾根急斜面を登ります。そして肩のところに登った時点で時刻は10:44。この先もまた急斜面で一部雪切れがあります。これをクリアしたとしてこの先まだ山頂まで1.7kmあるので、時間的に遅くなり雨に当たること必定・・・ということで撤退を決意しました。
ここでのお昼休憩は狭いので、一旦シールを剥がしてここからスキー滑降することにしました。歩いて下山する方法もありますがどちらかといえばスキーの方がやりやすいかと・・・一部斜滑降しましたが、この狭い痩せ尾根急斜面をターンできるのは内蔵助氷河スキーの練習の賜物でしょうか。それにしても恐怖ですが、スキーを制御できる自信の方が少し上回っていたこともあり、何事もなくクリアできましたが、この感想を書いてるだけでまた思い出して心臓がバクバクしてきました。
滑ったのはこの痩尾根急斜面だけ。あとはまたシートラに戻って、雪の残る急斜面を慎重に下るのでした。

せっかくストレス解消とリフレッシュのために山に入っているのに、まるで罰ゲームのように失敗すればただでは済まないような試練を受け、心臓バクバクで寿命が縮まるような思いをしないといけないのでしょうか。
人間は今の状態がそのまま続くことを期待します。バブルの時代はこのまま株も土地も上がり続けると期待し、難易度の高い山行を達成すれば次もまた上手く行くものと思うことでしょう。
しかし実際には、たった一つのミスが原因で、それがこの数秒後に発生するかもしれないと思わないまま、あっと言う間に転落してしまうことがあります。
「いま、この直後、自分は死ぬかもしれない」と認知し、その死ぬ準備ができていなのであれば、どうやってその可能性を1%でも下げようかと踏みとどまってみましょう。それはきっと自宅でもできるでしょう。「この山行で、自分は死ぬかもしれない」、その準備ができている人はまずいないと思います。

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