記録ID: 226375
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ハイキング
甲信越
東京まであと70km!甲州街道四十四次6(下初狩宿→上野原宿)
2012年09月17日(月) [日帰り]
- GPS
- 10:06
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 473m
- 下り
- 672m
コースタイム
06:15 初狩駅
↓
07:45 下花咲宿
↓
08:15 大月宿 *富士道追分
↓
09:45 猿橋
↓
11:30 下鳥沢宿(昼食)
↓
12:25 恋塚一里塚
↓
13:00 犬目宿
↓
14:00 野田尻宿
↓
15:30 鶴川宿
↓
16:25 上野原宿(ゴール)
↓
16:45 上野原駅
天候 | 晴れ 時々 曇り 時々 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
★スタート地点 JR中央本線 初狩駅徒歩5分 ★ゴール地点 JR中央本線 上野原駅徒歩20分 この後、地元の大阪へは一旦甲府まで戻り 夜行バスで帰っています(翌朝着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は前半と後半では 大きく趣きが変わるルートです。 前半の道中は飲食やトイレなど問題ないのですが 後半は山の中の田舎を通っていくので それらはほぼ皆無に等しい状態でした。 ただ自販機は宿場ごとに1〜2機あるので 笹子峠に比べると楽でしょう。 靴ですが後半で山道の区間があります。 普通のウォーキングシューズで問題とないと思いますが 雨天ではぬかるむと思いますのでそれ相応の靴があると 安心して進めるかと思います。 今回もルートに関しては 今井金吾氏の以下の著書を参考にしています。 「今昔三道中独案内新装版 日光・奥州・甲州」 ★下初狩宿→大月宿 町の外れで右へ分岐。旧道へ(写真2) 踏切を渡ると砕石の置場に入っていきます。 甲州街道の看板があるのでそこを左(写真3) すると線路沿いに出ます。 その途中のこの辺りで右への分岐があります(写真4) 本来の旧道はここを右斜め上に行って 写真5の橋で線路沿いの道と合流していたようです。 橋を左折し国道20号で右折します(写真5) ちなみに、本来の旧道は橋を渡らず 川の右岸を上花咲宿手前まで進むルートだったようです。 こちらも途中で消滅しています(写真6) 上花咲宿付近の旧道の痕跡(写真10) この旧道は大月インター手前から左の川沿いに 通っていたもののようですがほぼ消滅しています。 上花咲宿、下花咲宿と国道沿いを進み、 一里塚を過ぎると大月橋手前の分岐点へ(写真13) 旧道の大月橋を渡り川の対岸に出て 富士道との追分地点へ向かいます(写真16) この付近の本来の旧道は川でそのまま斜めに 富士道との追分へ向かっていたようです(写真14) ★大月宿→下鳥沢宿 大月市役所を過ぎて左の旧道へ(写真18) 駅を過ぎそのまま道なりに進むと分岐ポイントで左(写真19) この道をまっすぐ行きますが 途中の狭い農道になる付近から先は消滅しています。 ただルート的にはほぼ昔に近い形にはなっています。 写真21付近で国道に合流し左折。東京方向へ。 デイリーヤマザキを過ぎると 駒橋宿への入口が左手に見えてきます(写真22) 宿場内を通りやがて国道と合流(写真24) 合流したのも束の間。すぐに左下への道へ進みます。 踏切を渡り東電の発電所を見て国道へ。 猿橋宿の中心部は駅よりさらに東寄りですが この辺りの国道の歩道は非常に狭いのが難点です。 交通量も多くかなり注意が必要です。 新猿橋西の交差点を左折するといよいよ猿橋(写真27) 猿橋を渡り右へ。国道と再び合流します。 しばらく行くと左下に水路橋が見えてきます。 かなりの年代ものです。 その先に左上へ登る道があります(写真29) ここを登ると写真31。振り返ってしばらく進むと写真30。 おそらく川を渡るため大きく上流側に湾曲した 旧道の名残かと思われます。 国道と合流して上鳥沢宿手前の分岐点(写真32) ここを左折し川を橋で渡り国道と再び合流すると宿場内。 鳥沢の集落から先は 飲食物はあまり期待できないので ここのセブンイレブンである程度調達が吉でしょう。 トイレもここで済ませておくのが無難です。 ★下鳥沢宿→犬目宿 国道と分かれ山間の道へ入っていきます(写真35) 中央高速の先で3本の道に分かれる箇所がありますが ここは真ん中の狭い道を歩いていきましょう(写真36) この辺りから急坂が続いていきます。 車道と合流し写真38地点で左斜めへ。 途中から草道のような道になっています(写真39) 雨天時などは車道をそのまま行くのがいいかもしれません。 写真40付近のカーブミラーで左へ。 車道をショートカットする形で旧道は進みます。 再び車道と合流し写真42で左斜め上へ。 ここは旧道の雰囲気がよく残っています(写真43) ただし民家の軒先なので大声などご注意を。 写真44のあたりで左斜め上へのケモノ道へ。 しばらく行くと石畳の道に出ます。 石畳は濡れているとよく滑りますので 注意されてください。 一里塚を過ぎ(写真46) 少し行くと左へ行くケモノ道があります(写真47) 途中には川渡りありプチ藪漕ぎがありますが この道に入っていくと君恋温泉の前に出ます。 そのまま道なりに行くと やがて車道と合流し犬目宿へ。 ★犬目宿→野田尻宿 犬目宿を過ぎしばらく行くと分岐点。左へ(写真52) 舗装された道が続きますがやがて山道になります。 山道の区間は看板どおりに進んでいくと良いでしょう。 この辺り、非常にクモの巣が多いです。要注意。 車道と合流し中央高速を越え、 しばらく高速道路沿いの道を進みます。 ここでの注意点は中央高速が渋滞時に 抜け道として使う車が多く飛ばしてくる点です。 前からも後ろからも来るので道を渡る際は 左右確認しないと非常に危険なように感じました。 写真57の分岐を左に行き中央高速を越えると やがて野田尻宿に到達します(写真58) ★野田尻宿→上野原宿 野田尻宿付近のすぐ隣は談合坂SAになっています。 緊急時はこのSAへ歩いていくのも良いでしょう。 ほぼ旧道を道なりに行くと鶴川宿。 その手前に旧甲州街道の道案内の看板があります(写真61) ここを右折しさらに右折すると宿場のメインストリート。 宿場のはずれに大きな木が立っています(写真64) 現代はここを左へ行き川を渡っていますが 昔はそのまま真っ直ぐに行ってから川を渡っていたようです。 上野原宿へ向けてもうひと頑張り。 川を渡ったら少し山を登っていきます。 車道は大きく迂回していて昔のルートではないので ここはショートカットして登っていくのが正解です。 ちょっとわかりにくいですが写真65、写真66の感じで 進んでいくとやがて国道20号と合流します。 歩道橋で国道を渡ると上野原宿に到達です。 |
写真
感想
この日は天気予報チェックで
午後から雨が降るという予報だったので
始発電車での出立。
スタートは予定よりかなり早めになりましたが
これが大正解。ゴールに着いたら土砂降りに・・・。
まさに危機一髪(^^;
それはともかく
今回の区間は意外とハードでした。
笹子峠とか著名な難所があれば
心の準備が出来るっていうものですが。。。
今回はちょっとリサーチ不足だったのかも。
でも、素晴らしい光景に出会えました。
甲州街道石畳に廃道寸前の旧道とか。
もっともっと探索してみたいルートです。
なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/304423824.html
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コメント
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こんばんは。
写真見なくても、文章読んでるだけで甲州街道の
風景がよみがえってきます。
韮崎から上野原まで
三連チャンというのもすごいですね。
疲れませんでしたか?
こういうふうに一気に突き進む方法も
一理ありですね。
私の場合は、間に山登りを適当に入れたり…
そして、季節に強いこだわりがあるので
一年ががりになってしまいそうです。
涼しくなってきたので、そろそろなのですが、
韮崎から諏訪の間は山岳展望のメッカなので
山が雪化粧する11月までもう少し我慢です。
おつかれさまです〜
猿橋、君恋一里塚、犬目宿、座頭ころがし、今回歩かれた区間も、見どころ満載ですね♪
因みに、座頭転がしのそばに巨大な犬が大きな檻に入れられて飼われてませんでした?
その犬が唸りながら檻から抜け出してこようとしたので、慌てて逃げ出した記憶があります。
猿橋は高所恐怖症には辛かったし、犬目宿でとてもおいしいジャムも買えたし、この区間は私たちもとても想い出深いです。
nyaosukeさんのレコで当時の記憶が鮮明に蘇りました。ありがとうございました〜
今回、一気にということで
足がもうクタクタです
しかも行きも帰りも往復夜行バス
なので無事進めてホッとしています。
甲州街道は山々の景色がとてもいいですね。
いつか大菩薩峠経由の青梅街道も
歩いてみたいところです
yamaheroさんの道中レコも
楽しみにしております
その巨大な犬。
めっちゃ覚えています
しかも歳をとっているようで
吠え方に風格があるというか
思わずのけぞってしまいましたよ
コース状況/その他周辺情報:に
この情報は書いておくべきでした
犬目宿でジャムあったんですね。
今回はちょっと見落としてしまったのですが
また歩いてみたい区間です。復路しようかな
実は俺が彦根に来る前は鶴川宿の近くに住んでいたのです。
のどかで良い所なのですが冬の時の朝晩の寒さはキツイ場所なのです。
氷点下10℃まで下がるのは珍しくは無いのです。
君恋温泉から扇山なんて何回登った事か...。
はぁ、懐かしいです。
勿論犬目宿のゴツイ犬にも接触済みです
なんと、
鶴川宿のお近くにお住まいでしたか
氷点下10度とはスキー場並み
良い季節にここを通れて助かりました
犬目宿のゴツイ犬・・・
あのゴツさは街道一かもしれませんね
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