岩はこわいよ，楽しいよ．．．＠雪彦山

2020年03月21日(土) [日帰り]

• GPS: 04:44
• 距離: 6.8km
• 登り: 917m
• 下り: 908m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:41
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:38

6:44 雪彦山登山口
7:27 7:35 出雲岩
7:53 8:02 大天井岳
8:26 8:35 地蔵岳
9:16 9:32 雪彦山
9:51 9:56 鉾立山
10:02 10:02 942ｍ峰分岐
10:38 10:47 虹ヶ滝
11:00 11:02 大曲
11:23 雪彦山登山口

天候

☀☀快晴☀☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山陽道で姫路西I．C．を下りて，国道29号を北上，安富より林田川を遡って現地へ。

コース状況／危険箇所等

大天井岳までの上りは楽しい岩登り。上に上がると鉾立山までは，アップダウンを繰り返す山道。地蔵岳へのアプローチはゲキ上り下り。

その他周辺情報

雪彦温泉，夢前温泉等あり。

写真

早起きして，雪彦山へ。実はここに来るのは初めて。職場の方に「いい練習場所だよ。」と言われていたのと，いろんなレコで気になっていた山。この時間は駐車場は貸し切り。山陽道を運転する間，下弦の月が美しかった。今日はピーカン。モルゲンロートの岩山を眺めながらスタート。

ここに来る途中，ミツマタだらけ。昔，和紙をすいていたんだろう。

登山道の入り口の看板。杉花粉も少し終息したか？今日は花粉症持ちには優しいコンディション。ここから上がります。

岩や木にマーキングがいっぱい。そして，初めからウォーミングアップの間もなく，なかなかの急登。岩，岩，岩。

日が差してきた。今朝は少し肌寒かったが，温かくなった。

空が青い展望岩から，大天井岳を見上げる。岩峰だね−。

地図を見るとこっち側は等高線が詰んでいる。おまけに岩場マークもいっぱい。急登なわけ。

展望岩の次に南側の開けたところ。南側のトンガリは明神山という山だそうだ。

さらに登ると，出雲岩という巨大な岩が出現。下には巨大な岩の塊が崩れ落ちている。折り重なる大岩の上を進んでいく。

出雲岩を回り込んだ奥には鎖場があった。修験の山だけあって岩の登りが続く。

岩の上には眺望ポイント。遠く左手には小豆島の星ヶ城山，正面には六甲の山並みが見えた。

鎖場がいっぱい。岩のホールドがしっかりしているので，大丈夫。注意して一歩一歩上がる。

こっちの登山道は，岩に足をかけるところがけっこうある。つかんではよじ登る。

大天井岳山頂が近づいてきた。

大天井岳にとうちゃこ。お堂があります。

少しぼやけているが，南の方には播州の山並みが続く。下を見下ろすと結構な高さ。下から見たとんがりの上に来た。

雪彦山の前衛，大天井岳811m。立派な帽子の忘れ物があった。「これ結構高いよ。」と詳しい友達の言葉。

山頂にはアシビの花があった。少し休んで次のピークへ。一旦下って地蔵岳をめざす。分岐まですぐ。

さすが岩の名峰。これは天狗岩。山あるところに天狗伝説アリ。

ここからゲキ下り。当然，一般コースを下りる。稼いだ標高をだいぶロストする。一般コースと言いつつなかなかハードな下り。

これが，地蔵岳。切り立ってます。

取り付きまで下りる。途中に何カ所も鎖やロープがある。どっちも体重をかけるのにびびる（へたれ）。

そうなんですね．．．。

地蔵岳の直下まで行った。最後の岩場も登ったが，下りるときに足をかけるとこが見えない？登っても下りられなくなるとまずいので，引き返す（へたれ）。残念だが，けがをするとしゃれにならない。(T_T)

最後のオーガーハングした岩の手前で稜線を振り返る。雪彦山のピークへ向かう稜線。

大天井岳の岩々エリア。山水画かなんかに登場しそうな山容だ。

地蔵岳まで下りて来た道を上り返す。上る方がいいとは言え，やっぱりハードな登山道。上級コースの鎖場が長い。で，やっぱり一般コースへ（へたれ）。

上りですれ違った2人組の方が，地蔵岳の頭へ登っていた。あの岩が．．．。

稜線に上り返して，雪彦山のピークへ。

若干上り下りはあるものの，上がってしまえば平行移動。この山は，稜線まで人工林。

切り開かれた明るい場所に辿り着く。三角点雪彦山,915mです。残念ながら眺望無し。

カラフルな手作りバージョンもある。ここで，もぐもぐタイム。炭水化物と水分を補給。

稜線をさらに進む。杉の倒れた場所から，真っ白な氷ノ山がお出まし。まわりの山より一段と白い。

次のピークは，三角点雪彦山よりも高い鉾立山950m。きれいな紡錘形をしていたような。

ここも杉が少し邪魔をして，肝心なところが見えない。でも那岐山，日名倉山に。

後山方面はよく見える。

氷ノ山も見えることは見えるが．．．。次は友達とあの山を踏もう。

峰山方面への分かれ道，ここから，虹ヶ滝への下りがスタート。

すぐにぶっとい林道に出会い，案内表示したがってすぐ右手に下る。台風か何かの影響だろうか。杉の木が倒れまくり。杉の樹林を下ると水の流れる音が谷に響き始めた。ミソサザイ？の鳴き声がそこら中に。

だんだん水の流れが大きくなる。滝も随所にある。

虹ヶ滝に下りて来た。道縁に小さな花。ユリワサビかな。

コチャルメルソウ。

ミヤマカタバミですね。

晴れているので，カタバミがしっかり開いている。探し方が悪かったか．．．。hetaregonntaさんのように，ユキワリイチゲやヤマルリソウは見つけられず。バイカオウレンもなし(T_T)。

滝，滝，滝。

ネコノメソウはいたるところに。

鋼製格子ダム。こんなの見たことねえ。

で，あっという間に下山。貸し切りだった駐車場は，満杯状態。車の前のおあつらえ向きのベンチに座って，大天井を見ながらお疲れ様。花探しが思うようにできなかったが，楽しく岩の山さんぽ。

この時間から登っていく人も大勢いるようだ。皆さんお気をつけて。

ベンチの下にも何気にネコノメソウ。春ですね。

ミツマタの花も元気いっぱい。

帰りの車窓から。雪彦山，楽しい山でした。忘れ物ができたので，いつの日かまた。

感想

satopan7

hetaregontaさんほか，春のいろんな花レコに魅せられて，友達とやってきた雪彦山。岩の急登が続く楽しい山だった。基本，高いところや切れ落ちたとこは苦手だが，見当がついたので次回以降の宿題かな。