大文字火床で献杯 ありがとう❗

2020年03月25日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.2km
• 登り: 437m
• 下り: 432m

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

伊吹山が見える。
夏山前の練習で、ひとり頑張ってた山だ。

今日も、いつもと変わらない朝だ。でも、なんだか張りがない。

上高地から6か月、早いよな。
彼が、歩いた道を、今日は訪ねる。

花は、まだまだ勉強中だった。
花より、何が好きだったのかは、わからない。鳥、昆虫？
星空観察は、師匠だった。

驚くほど、朝早くから街中歩きをしていた。彼のレコ報告で、どうだ！やった感が伝わってきた。
京都市内は、真っ赤だ。

そして、知っている情報ネタ、京都ネタは、披露していた。
そうだよな、知ってる感を、俺もしている。

新たなネタで、なるほどねと思ったけど、そこは敢えて触れない。なぜか？悔しいからだ。

よく歩いたコースを、レコの赤線コースで見てみた。

大文字山は、南禅寺から入るルートだった。

夏のサンセット登りもしていた。
ひとりで。

この景色も、何回見たのか。
俺と同じく、いいねと感じただろう。

台風後の倒木状況も、アップしてくれてた。

そうだ！思い出した。
富士山は見る山だと言っていた俺。でも、一度はと、彼が段取りしてくれた。

夏山は、いつも俺の企画だが、富士登山は、彼が初めて企画してくれた。初めて登れたのは、感謝だ。

いつも、山企画の打ち合わせでは、控えめだ。俺の計画に、すんなり参加してくれていた。

何度見た景色か？多くの登山者が居る。ここには、彼は居ない。

写真は昔からうまかった。カメラの知識は上だ。
負けずに、カッコよく撮ったぞ。

なんだかんだと言っても、40年来の仲だ。
おっ！、おう！で通じる仲だ。

この景色は、ピカイチだ。
何度登ったかはわからない。
夜中に、酒飲んだ後にも登った。

いつも見ていただろう比叡山。
近所だと、頑張って登っていた。

愛宕山は、去年、しんどいってレコを上げていた。

献杯だ！
2本は飲んでいたと思う。
サンセットレコに頑張ってた。
俺はもっと飲めるぞ。

もう一度、一緒に見たかったと思う。何を感じ、何を思うかはわからない。

レコでは、一番に登った山になっている。二番が大文字山、三番が武奈ヶ岳。でも、俺は、アルプスだと思う。

天気も良くて、飲み過ぎた。
いろいろ思い、いろいろ感じた。

でも、しゃないよな。
人生、いろいろだ。

シャクナゲが咲いてる。
でも、感動しない。

気持ちを切り替えるぞ。
ごめんな。
明日からは、いつもの普段どおりだ。

【追記】
東京在住のワンゲル同期Uくんも、3/29に訪れてくれました。

感想

akinom

遺影写真は、いつもより男前だった。
少し、にやりと澄ましている。
普段の少し疲れた顔の彼が、俺は好きだ。

祭壇に飾られたのは、山の白黒写真パネルとザック一式。山男だ。
俺も、こんな感じがいい。

北穂高から見た大キレットと槍ヶ岳、いつの写真だろう？見たことがある。
多分、学生の時の写真か？
一緒に登った時かは、わからない。

同じメーカーで同じえんじ色のザック。
俺のより容量は少し小さいけど。
俺より早く購入したのに、まだまだ、綺麗じゃないか。まだまだ使えるぞ。

使い慣れたストック、かなり前からデビューしていた。
いいかと？使わない派の俺は聞いた。
ああ、楽かな！と彼は答えた。
俺も、今は1本使うようになった。
誰が置いたのか、置き方がカッコいい。

サイドに付けられた銀マット。銀も剥がれ、ボロボロだ。いつものやつだ。
どれだけ使い込んだかわからない。
買えばいいのにって言えば、まだ十分使える！って、たぶん言うだろう。

静かに眠っている彼に挨拶。
おっ、来たぞう〜！お疲れだったかな？
忙しいのに悪いね〜、すまんね〜！
って、返してくれたと感じた。

ワンゲル時代のユニフォームを着ている。俺もあるけど、太って、もう着られない。
夏山ではいつも持参し、いつも話題になった。そして、いつも自慢していた。
作業着でできているから、丈夫な服だと。
相変わらず、ワンゲル一筋で、好きだ。

Tシャツは、下山後の風呂上がりで見たことがあるやつだ。
おしゃれだったか？
まあ、俺と一緒で普通のオヤジだ。

何度も一緒に山で寝泊まりしたけど、寝顔を見るのは、初めてだ。
そうだよな、男の顔なんか見ないから。

早いやん！
これから、どうする？
何処に行く？
これからも、俺と楽しむと言ったぞ！
涙が出そうになる。
カッコ悪いので、普段どおりを意識した。
感情を抑え続けるダメな俺だ。

4月から社会人の息子、久しぶりだ。
彼によく似ている。彼、自慢の息子だ。

ありきたりの世間話しをした。
そして、山また行こうぜ！って誘ったら、
よろしくお願いします！って、
気丈に答えてくれた。嬉しかった。
ラインで連絡交換だ。俺の新たな宝物だ。
負けずに頑張れよ！って、心の中で叫んだ。

本当にありがとうな！と何度も思った。
俺の中に、まだいる彼に誓った。
お前の分まで、楽しんでやるからな！と。