コケル、迷う、落ちる、すべる!台高の秘境、池小屋山。


- GPS
- 06:20
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 722m
- 下り
- 711m
コースタイム
10:50高滝 11:15どっさり滝
13:05 高滝 15:15林道終点着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高滝の高巻きは滑落注意!それ以降は踏み跡が薄く、目印のテープを見落とさないように。 歩き始め前半の7号橋?(まちがってたらすいません)の付近の登山道が崩落しているので、沢沿いに下りて迂回する必要あり。(自分は強引に崩落したところを通りました) 全体的に油断できないコースでした。足を滑らせると一気に下まで滑落!そんなところが多い気がします。 ※ルートは手入力なので正確ではありません。 |
写真
感想
危険な滝の高巻き、分かりにくいルート、急勾配な登りと。結構ハードな山歩きを予想していましたが、そのとおりでした。いや、それ以上だったかもしれません。
今までの山歩きの中では一番緊張感があり、また一番コテンパンにやられてしまいました。
全コース破線ルート。最終的にはルートを見失って時間も余裕がなくなったので山頂は断念。来た道を引き返しました。
コケル、すべる、迷う、落ちる・・・
『まずは、コケル』
岩肌から流れ落ちる水しぶき、きれいやナーと思って写真を撮ってると、足元は水しぶきで濡れている一枚岩。思いっきり滑って派手にしりもち!一瞬、体が浮いたのが分かりました。で、怪我はなかったのですが、大事な一眼レフが岩に『ゴンッ!』動作確認してみると、ピントがあわない!?MFにして手で動かすとなんとか直りましたが。。あせったー。。
『次は迷う』
迷ったのは、どっさり滝から。滝を高巻きして再び沢に下りて・・・。そのまま沢沿いに進むと・・・あれ?テープが見当たらないし。。ふみ跡は??わからない。。
地図を見て、方角が・・。もっと高巻きの道があるのかな?右手の斜面を登っていくとコースに復帰できるかも。と思って急斜面を慎重に登ります。登っても登っても。それらしきルートが出てくる気配はなし。ここまで登って無いなら、きっとこれは違う、そう思いふたたび斜面を降ります。
『そして落ちる!』
急斜面を下りながら、腕くらいの太さの木をつかんで体重をかけた瞬間、『ボキッ!!』と根元から木が折れて!(実は枯れ木でした)多分5メートルくらい滑り落ちました。プチ滑落!幸い怪我はなかったですがズボンはどろどろ。こんな感じで遭難した人ってそんな雰囲気になっていくんやなーと実感しました。
『最後にすべる』
何とか沢沿いに戻り、来た道を戻りはじめました。正しいルートへの分岐は?それを探すつもりでしたが、結局そのポイントは見つからず、高滝まで戻ってきました。登りより下りのほうがやっぱり怖いですね。もし足を滑らせると、そのまま数十メートル下に見えている滝つぼに。。さらに慎重に進みます。
危険箇所を無事通過、階段の連続するポイントまで戻ってきました。結構クタクタです。
慎重に、急な階段は後ろ向きで降りましたが、一箇所の階段で横着して前向きのまま降りていると・・・『ズルッ!』若干下向きに傾斜した階段のステップで不覚にも足を滑らせ危うく転倒!手すりにつかまっていたおかげで助かりましたが。無様な格好だったと思います。
・・・という感じで散々でした。でもあんなに素敵な渓谷は行ってよかったです。
登山口に戻ると、この日初めて出会う登山者の方。ルートについて話をして、地図を一緒に見てもらうと。
「ここ間違えてるでー」
それはどっさり滝の位置。地形図に示されていたどっさり滝の位置は実は猫滝でした。(登山地図のほうは合ってます)
どっさり滝付近で地図と地形を確認しているとき、しっくりこなかったのはそれも原因だったのかもしれません。しかし、地図が間違ってるなんて思いもしませんでした。(困りものですよ!)
ちなみに、正解のルートはどっさり滝を高巻きして沢に再び下りた後、渡渉して右岸(進行方向左)に行くのが正解だったそうです。
深い渓谷をはじめとする美しい自然。まさに関西の秘境といった感じですが、あまり手入れされていない自然なままな登山コースも秘境ならではでしょうか。
読図能力をしっかり高めてリベンジしなくてはいけません。今回はほんと惨敗でした。
コメント
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こんばんは〜!
とても大変な思いをされて・・・
怪我なかったんですか???
カメラも無事のようでよかったです
地図が間違えていることあるんですね
秘境な感じがヒシヒシと伝わってくる場所ですし、また、リベンジ頑張ってくださいね
こんばんは。奇跡的に!?無傷でした。ほんの小さなあざくらいはありましたが。。転倒したときに打ち所が悪くて、骨折でもしていたら・・・なんて考えただけでも怖くなります。ほんと油断したらダメですね。
カメラ、ヘリコイド(ピントを合わせるときに回るレンズの部分)が岩に当たった衝撃のせいか、つっかえたようになってました。だから手で強引にまわすとなおったんですが。ほかの部分もそのうち不具合がでないか心配です。
明日は三周ヶ岳にいこうと思ってます。意識的に地図をつかって練習しまーす
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