那須・峰の茶屋…石碑倒壊の危険！

2020年04月03日(金) [日帰り]

天候

晴れ　　6℃　弱風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

峠の茶屋まで車で上がれます。トイレはまだ冬季閉鎖中。

コース状況／危険箇所等

中の茶屋までは積雪あり。雪の状況ではアイゼン必要。
石碑倒壊危険についてはレポの中で。

写真

4/3 12:14

まず、那須ロープウエイに寄り、

4/3 12:19

許可を頂き、今年も登山届BOXを設置させていただきます。所長さんが非常に協力的なので感謝です。

4/3 12:39

峠の茶屋Pに移動すると抜けるような青空。

4/3 12:53

鳥居をくぐり、

4/3 12:53

稲荷沢を偵察。沢割れはしていませんが、急速に雪解けが進んでいます。

4/3 12:56

登山道にはまだ積雪。

4/3 13:05

吹き溜まりは1mの積雪。

4/3 13:08

中の茶屋手前。

4/3 13:09

朝日岳。

4/3 13:11

中の茶屋からはほとんど積雪無し。

4/3 13:17

剣ヶ峰の雪渓は例年の30％しかありませんが、滑落危険の状態は同じです。

4/3 13:19

峰の茶屋へ。

4/3 13:27

春には今まで無かった酷い洗掘。雪融けで地盤が軟らかくなったときに大雨でやられた模様。水切りの強化が必要ですね。

4/3 13:28

そして、あちこちに大きな落石。自分が緩む春先は落石が多いんです。

4/3 13:30

ここも凍結していたら危険。

4/3 13:33

峰の茶屋避難小屋の雪は融けています。

4/3 13:34

昭和2年、山岳信仰の有志が建てたと思われる石碑。土台部分が酷く崩壊しています。

4/3 14:07

横と後ろもご覧のとおり。いつ倒壊してもおかしくありません。

4/3 14:14

県の許可を得てロープを設置。後日、看板を設置します。

4/3 13:38

小屋内も点検。雪はほぼ融けています。

4/3 13:35

流石山や、

4/3 13:35

隠居倉、

4/3 14:25

茶臼岳を眺めたら、

4/3 14:26

下山します。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

aki-tk

　登山者から、「峰の茶屋にある石碑の土台が崩れていて危険です」との連絡を受け、3日金曜日に状態を確認に行きました。

　すると、風化等により土台の石積みが崩れ、いつ倒壊してもおかしくない状態でした。この石碑は昭和2年に山岳信仰の関係者が建立したと思われ、所有者や管理責任者等はすでに不明になっていると思います。

　安全のため避難小屋の管理者の栃木県に相談し、とりあえず立ち入り禁止のロープを設置する許可をもらい、簡易的に設置しました。倒壊の危険があるため立ち入り禁止の看板は後日設置する予定です。今後は、栃木県と環境省に対応をお願いしました。

　山岳信仰のある山には、国立公園法が出来る前の建造物がたくさんあり、管理者が不明なものが多く、行政も対応に苦慮することがあります。難しい判断だとは思いますが、安全第一で早急に対応するのが大切だと思います。