上州武尊スカイビュートレイル(途中棄権)
- GPS
- 04:08
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 995m
コースタイム
天候 | あちい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はいくつかあるが、道迷いはないだろう。ヒル対策が必要。熊鈴必携。増水時は沢渡に注意。 |
写真
感想
鏑木毅プロデュースの上州武尊スカイビュートレイルに行ってきました。
3年前までは「山田昇杯」といって10kgの重りを背負って武尊山を登り降りする、いわばボッカ競争だったものです。
昨今のトレイルランニング人気にあやかり、地元群馬出身で同大会7回の優勝実績を持つ鏑木毅をプロデューサーとして迎え、トレイルランニング大会として作り変えたものです。
さて鍛冶橋からオフィシャルバスにて3時間かからないうちに到着。近い。レンタカーで来ればよかった。
15時より村の立派な公民館で鏑木毅によるトークショーとブリーフィングが行われた。こないだ開かれたUTMBの写真を見ながら鏑木さんのトークショー。山田昇杯には相当思い入れがあるらしく、これだけでも近隣の方は見に来る価値があるかと思います。鏑木さんいわく、UTMBの姉妹レースであるUTMFを頂点として草レースを日本各地に作るのが自分の使命なのかなとおっしゃってました。
さてその後は申し込みがしてあったウェルカムパーティーにて食事。200名ほどでワイワイ騒ぎながら他のレースはどうだった、あれはこうだったなどと談話。このひとときも楽しい。鏑木さんもいらっしゃったので写真とか撮ってもらうといいかも。
さて、飯のあとは寝る場所だが、桐の木平キャンプ場にて大部屋に宿泊する予定だったのだが急遽変更。スタート地点近くの藤棚の下で野営することにしました。テントは持って来なかったので本当の野営。マットとシュラフで横になりました。周りには車で来てテントを張っている方も数名いました。トイレもあるし全然困りません。
明け方3時に目を覚まし、湯を沸かしてコーヒーを飲みながら朝飯。前日から頭痛がして鼻水も垂れるしどうもイカンなぁという感じだった。
4時過ぎには更衣室+荷物置き場の体育館が開いたので一番乗りで移動。ここだけなら表彰台でした。
着替えのをすまし、しばしリラックス。お腹の調子がおかしくてトイレに頻繁に通ってしまった。どうもイカン。
5時前には明るくなってきたのでスタート会場に移動。ローカルレースにはありがちな村長さんや議員さんのお言葉のあと鏑木プロデューサの説明。台風が近づいているため関門時刻を1時間ずつ早めるとのこと。いつもの私なら1時間やそこいらは軽くクリアするのであまり深くは考えていなかった。
曇り空の中でスタート。気温が高くジメッとしている。しばらく村の中を回り込み上り坂が見え始める。すると先回りしていた鏑木さんに出会う。ハイタッチして山道に入っていく。
山道はシングルトラックで抜かすのには苦労する。おまけにブッシュが出ていて踏み抜いたりけっつまずいたりしないように注意が必要。
細かい上り下りの最中に沢を何度か渡る。木の橋は滑りそうで怖い。慎重に渡る。
あとで分かったのだが、この前半にはヤマビルが結構住んでいるので、ジメッとしたこの天気では餌食になるのは確実でしょう。私も2箇所やられました。
つづら折れの下りなどを経て牧場脇の道を通り抜ける。
このへんで体の不調が顕著になってきた。頭痛がするし胃がムカムカする。おそらく熱もあるのではないかという感じ。体の芯に力が入らない。いつもなら走っていける登りも全然だめだ。
来週末は別の登山もあるし、今日は控えめに行こうとゆっくりゆっくり進む。
第1エイドまでとりあえず行ければ今日はOKと目標を定め早歩きで向かう。エイドでは回収のバスがいるし、飯にもありつけるのでそれだけを考えて歩く。
後ろから来た人たちにガンガン抜かれてしまう。エイドが待ち遠しい。
鏑木さんのサインが書いてある「おまたせしましたエイドはすぐそこです」の表示を見て安心する。
しかしここからが長い。微妙な登りを登っていると後ろから来た女性が「あと2分!」というので何のことかと思ったら関門の時間があと2分ということだった。
今回は第1エイドの先に行くつもりはなかったのだが、足切りは嫌だ。
とりあえず力を振り絞って走る。
CPが見える。係の方があと15秒!とか言っている。
振り絞ってCPにゴール。
とりあえず脚切りにはならなかった。でもここで係の方に棄権を告げる。
ノンアルコールビールを飲んで回収バスに揺られて村のバスのりばまで。
計測チップの回収のためゴールのひろばに向かうと50kmの部の先頭ランナーはもうゴールしていた。なんてこった!バスで帰るより速いではないか。すごいねぇ。
無料のうどんとおにぎりを食って帰りのオフィシャルバスを待つ。リタイアするとこの時間が長い。
地ビールを売っていたので2本ほど飲んで軽く昼寝して表彰式をまでまつ。
表彰式が終わっていざバスに乗り込んで東京にむかう。
この日は大型の台風が迫っていて、途中で豪雨に出会う。
SAに寄る時間もそこそこに東京へ急ぐ。
東京についたころには雨は小雨だったが、風がすごい!
電車が心配なので重い荷物を背負って走って東京駅に向かう。
山手線は動いているようだ。品川で京急に乗り換える。
が!立会川で止まってしまった。強風のため運行のめどが立たないとのこと。
何としても今日は帰りたかったので10kmほど荷物を背負ったまま立会川から鶴見まで歩いて帰ることにする。
すんごい強風のなか2時間ほどかかって自宅に到着。
リタイアしたとはいえ山岳レースのあとで一人山田昇杯をやる羽目になろうとは。
いやはや、この週末はいろんなことがあって楽しめたと同時に心底疲れた。
しばらくは休養かな。あ、でも次の週末は木曽駒ケ岳に登山の予定です。
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