宝蔵山(尼池山からリターン)


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 403m
- 下り
- 403m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
カミさんがYさんと偶然町中で出会って、コシアブラ取りに行くことになったという。日にちも15日に決めて、彼女は休暇も取ったとのこと。まあ、つまり運転手兼ガイドで案内をということである。例年いま頃出かけている私は、そろそろだなと思っていたので、即、決行となる。昨年は今年より3日遅い4月18日に行って“大漁”だった。今年は暖冬だから多少早くても大漁は間違いないであろう。楽しみである。
Yさんをピックアップして、一路、登山口をめざす。工事中だった国道403号線は加茂川の先まで開通し、粟ヶ岳方面へのアプローチは格段に向上した。加茂農林高前を通り、直ぐに左折して長瀬神社への道に入ると満開の桜ロードとなる。前方には例年、真っ白に輝く粟ヶ岳の景色が広がるが、今年は暖冬無雪で粟ヶ岳のゴマ塩状の景色がちょっと寂しい。
登山口付近の山腹は萌黄色に染まっている。足元にはキクザキイチゲやショウジョウバカマなどが咲きだしている。しかし、いつも登っているところとは違っていた。今日は三人で車中で喋りまくっていて登山口を通り過ぎてしまったようだ。少し藪っぽいが雑木林伐開用の作業道があるので、そこから登る。結果はいつも上る道に出るはずだ。歩きだしたら、早速、タラの芽のお出まし。幸先の良い出足となる。この道は登る人がいないからだろうが怪我の功名である。
五分も経たずに本来の登山道に合流、あとは一直線の登り。オオカメノキの白い花。タムシバの大ぶりの白い花も懐かしい。足元のカタクリは露に濡れている。帰りに会うときは、ピンと張った花びらを見せているに違いない。直ぐにコシアブラが見られるようになる。登山道脇のものを採りながら登るが、そのうちに林の中まで入り込んで採りだすことになる。”豊漁”は間違いない。
カミさんが、尼池山付近に見晴らしの良いところが有るので、そこまで行って休もうと言う。確かにそのあたりは、立木が刈払われていたような記憶はある。だが記憶はあいまいだ。状況を調べるため先行するが、そういうところは見られなかった。高柳川への分岐まで行っても見通しの良いところはない。
尼池山は、国土地理院の2.5万図に山名とP462の数値は表記されているが明確なピークは無い。尼池山の位置は点では分からないのだ。P644直下まで行ってもそのようなところはなかった。さあ、行くか行くまいか。P644まで登るか戻るか悩ましいところだ。しかし、そこまで行けば宝蔵山を目指すことになる。人間の高みを目指す欲求に限りはない。それが災いのもとである。熟慮?の結果、ここまでで撤退する。
ちょっと負荷が足りないところに待ち人有りなので下りは走った。久しぶりの速歩。忍者になった気分。Yさんが登ってきて三人で大休止。陽春の候、暑くもなく寒くもなく、山談議に花が咲く。ほんと、今頃の山遊びは天気に恵まれさえすれば、ノンビリした気分が味わえるものである。話は弾んで帰りがたい気分だが、いつまでもいるわけにはいかず頃合いを見て下る。
舗装された林道が左手から登ってきていて、ちょっと広場になっているところまで下ると、家族連れと思われるグループがあった。天気の良さに誘われて出かけてきたのであろう。いい季節なのである。今頃は。すると、そのほかにも2、3人の人たちが集まってきた。ちょうどそんな時間なのかもしれない。私らは初めて会う人ばかりだが、他の人たちは皆、顔見知りのようでアットホームな雰囲気につつまれる。ゆったり、のんびりの山行である。
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