金糞岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,265m
コースタイム
○写真は当時撮影した色褪せたネガフィルムからデジタル化したもの。 撮影地点が今となっては不明なものが多数ある。
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥越林道は当時まだなかった。 |
その他周辺情報 | バスの終点近くの宿に前泊したが、宿の名前は覚えていない。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
時計
タオル
カメラ
ガスコンロ
|
---|
感想
1985年5月??日【金糞岳】〜35年前の初夏の山旅
当時私は23歳の学生で兵庫県川西市に住んでいた。
まだ山歩きを始めたばかりで、北摂の山、京都北山、比良山地ぐらいしか歩いていなかった。どんな山があるのか知りたくて、ガイドブックを読み漁っていたところ、アルペンガイド「近畿の山」に掲載されていた金糞岳にふと目がとまった。今思えばすぐ近くにある百名山の伊吹山すら掲載されていないのになぜ金糞岳が案内されていたのか不思議だ。伊吹山も知らないのに、ましてや奥美濃の山なんてまったく未知の世界だったが、金糞岳に吸い寄せられるように出かけることにした。
貧乏学生だった私は車を持っていなかったので、自宅から行くには前泊の必要があり、前日の土曜日に国鉄で長浜まで行き、そこから麓(高山?)までバスに乗った。国鉄の車窓から眺めた初夏の近江平野の印象を今も覚えている。
バスの終点(高山?)近くの宿に泊まろうと宿の前にいるおじさんに宿泊したい旨を伝えると、なんだか機嫌が悪るそうに応対をされたが宿には入ることができた。なにやらもめごとがあったそうで、おじさんから気を悪くさせて申し訳なかったとあとからお詫びがあった。その日はハイカーがもう一人泊まったようだった。
翌日もとても天気が良くてかなり暑かったと記憶している。
宿からの長い車道と河原のアプローチと登山道に入ってからの長大な尾根をひたすら歩いた。尾根道は新緑が茂って展望はなかったのか、まっすぐな直登路が続いていたことしか記憶に残っていない。
金糞岳の手前のピークである小朝の頭に着くと正面に見える金糞岳の大きな山容と山頂のすぐ下に残っていた小さな雪田が印象的だった。金糞岳にはいったん大きく下って登り返すのでやれやれと思ったことを覚えている。
山頂に着くと大展望が広がっていて周囲の山々がよく見えたが、まだまだ山の知識のない私には周囲の山々の名前など判るはずもなかった。しかし、北の方角を目を凝らして良く見ると遠方に白い大きな塊が見えてきて、いかに山に知識のない私でも加賀の白山であることが分かった。その時の感動は今も忘れることができない。
山頂でカップ麺を食べようと新しく買ったコンロを出して湯を沸かそうと火をつけたのだが、空気の取入れの調整が出来ていなかったのか、とても大きな炎がゆらゆらと出てきたので怖くなって慌てて炎を消した。しかたないのでお湯なしでカップ麺を食べることにしたが、恥ずかしいので山頂に居た人にわからないようにこっそりかじって食べたことを記憶している。
今となってはとても懐かしい初夏の山旅でした。
※2020年4月25日(土) 58歳時にレコをアップしました。
※白山は色褪せたネガフィルムには写っていませんでした(涙)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する