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Yamareco

記録ID: 2313994
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無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾

祖母山(過去レコです)。

2010年05月30日(日) [日帰り]
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onisan その他27人
GPS
--:--
距離
9.3km
登り
847m
下り
847m
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
 昨夜の宿、内巻温泉からバスで林道手前まで。タクシーに乗り換えて北谷登山口へ。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。
登山口です。
2010年05月30日 08:52撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:52
登山口です。
千間平です。
2010年05月30日 10:10撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:10
千間平です。
三県境です。
2010年05月30日 10:31撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 10:31
三県境です。
2010年05月30日 10:58撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:58
2010年05月30日 10:59撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:59
2010年05月30日 11:38撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:38
山頂で。
2010年05月30日 12:30撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 12:30
山頂で。
2010年05月30日 13:54撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 13:54
三秀台へ寄りました。
2010年05月30日 16:24撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 16:24
三秀台へ寄りました。
祖母山、さようなら。
2010年05月30日 16:25撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 16:25
祖母山、さようなら。

感想

 阿蘇山の翌日、バスの中で朝食をいただきながら祖母山に向かう。高千穂を通って、バスが入れるところまで行き、林道に入る前にタクシーに乗り換える。宮崎県では口蹄疫が大流行しているため、隣県はピりピりして、タクシーのうんちゃんも嘆いている。北谷登山口前の広場でアミューズ体操。「風穴コース」と「千間平コース」に分かれていて、8時50分過ぎ、われわれ一行は千間平コースの登山口に入る。木漏れ日のが射す林の中、28名が一列になって丸太の階段を登る。昨日の阿蘇とは違って緑の林が強い日差しを遮ってくれるが、その分景色は望めない。この登山道には所々に「○○合目」という柱が立てられているが、合目間の距離はきっちり530mと等分されていて、極めて判りやすい。でも1合目までの距離は1,060mと二つ分ある。50分程で3合目。そこから30分程登って千間平でひと休み。千間平から少し登ると「3県境」と書かれた古いトタン板が倒れている。熊本県、大分県、宮崎県が交差するところで、九州の臍と云っても良い。トタン板を掲げて記念撮影。ここから先は大分県と宮崎県の県境、緩やかな尾根道を歩いていると、雑木林の間から目指す祖母山が見え隠れし始め、間もなく大きな広場に出る。大勢の人が腰をおろして弁当を広げている。聞くと、60人の登山仲間でバス2台連ねて愛媛県から来たと云う。28人でも多いと思っていたのに、倍以上の人数だと聞いて驚く。「国観峠」と記されている。深田久弥が祖母山に登った神原(こうばる)からの道がここで合流する。深田は、「五合の小屋で谷川を離れ、それから急坂を辿って国境稜線上の国観峠に出ると、行手に大きくわだかまるように祖母山が控えていた」と書いている。「わだかまる」という言葉にわだかまって辞書を引くと、「釈然としない」という意味の他に、「輪状に広がる」という意味があることがわかった。今、目の前に、裾をなだらかに広げた形の良い緑の山がある。これを「わだかまって」と表現した事に納得。実は祖母山の頂上はまだその奥であるとガイドが云う。広場から登山道に入ると「九合目」の柱がり、「頂上まで490m」とある。530mづつ刻まれていた間隔が、最後だけ短くなっているのはどうしてか、いっその事、526m間隔にすれば良いのに。急坂を登り、稜線を歩いて祖母山の山頂に着いたのは12時15分、北谷登山口からおよそ3時間20分が経っていた。「祖母山1,756.4m」の標識があり、その下に「竹田市・緒方町・高千穂町」と書かれているところを見ると、この3っつの町の交わるところと思われる。標識の傍らには古びた石祠があり、信仰の山であることをうかがわせる。360度山また山の世界でガイドが説明してくれるが、ここは九州、わたしの知っている山は少ない。頂上に着いたころには雲に覆われ、僅かに知っている阿蘇も久住も霞んで見えない。多くの人が休んでいて、われわれも腰をおろして途中のコンビニで仕入れた弁当を取り出す。その間にも先程合った愛媛の団体も登って来て、頂上は大賑わいである。緑に覆われた奥深い山の中でゆっくりと休んでから下山にかかる。登って来た道をそのまま下る。まだ明日一日あるので、膝に負担を掛けないよう、ダブルストックで慎重に下る。北谷登山口にはタクシーが迎えに来て呉れていて、これもツアー旅行の良さである。日本山岳界育ての親であるウェストン卿が日本アルプスに登る前年の明治23年にこの祖母山に登ったのであるが、その記念碑が三秀台にあるという。丁度バスの停まっていた場所がその近くで、タクシーを降りて三秀台に上がる。ウェストン卿のレリーフが張り付けられた碑がたち、そこからは今登って来た祖母山が、両側に大きく裾を広げて坐っていた。日本百名山のうち、九州にある久住山、阿蘇山、霧島山、開聞岳、屋久島の宮之浦岳、そして最後に登ったこの祖母山、すべて終了となった。
  後ほどアミューズから送られてきた山頂で撮った集合写真。おばちゃん達が前列を占め、「祖母山」と書かれた幕を持って喜んでいる。成る程皆さんの年齢からすると、祖母さんに違いない。

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