地蔵峠（横谷峠より、倒木処理）

2020年04月25日(土) [日帰り]

• GPS: 07:49
• 距離: 6.7km
• 登り: 398m
• 下り: 387m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:29
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:18

9:54 スタート地点
10:57 11:26 ヨコタニ峠
15:38 15:58 地蔵峠
17:12 ゴール地点

チェーンソー携行の重装備です。横谷峠から、地蔵峠までは、倒木処理を行いながら進んでいます。コースタイムは、参考にならないのでは？と思います。

天候

快晴（少し黄砂？）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

畑集落の横谷峠登山口（横谷トンネル取り付け道路）近くの広い所に駐車させて頂きました。

コース状況／危険箇所等

横谷峠登山口から、横谷峠までは、普通に歩けます。
横谷峠から地蔵峠までは、今回、倒木処理を行い、少し倒木が残っていますが、ほぼ、普通に歩けます。
地蔵峠から、横谷トンネル取り付け道路の登山口までは、普通に歩けます。

写真

4/25 8:26

蛇谷ヶ峰です。未だ、昨日の雨の水分が、雲になって残っています。

4/25 8:32

鹿ヶ瀬より、釈迦岳です。左に、雲が残っています。

4/25 8:36

獣害防止扉を開け、通ります。通過後、閉めます。

4/25 9:45

駐車地で、背負子に、チェーンソー等を載せ、荷造りします。背負子の下部に、箱を作り、ザイル等を入れています。背負った時の、重量バランスも良い感じです。

4/25 9:49

この水タンクの向こうの登山口から、登ります。

4/25 10:04

一本、新たに倒れていますが、今回は、稜線ルートの倒木処理が目的なので、左を抜けて行きます。

4/25 10:46

見事に掘り込まれた、杣道です。良い風景です。

4/25 10:57

横谷峠です。近くの陽当りの良い所で、小休止です。

4/25 11:38

倒木に蔦が絡みついています。これから、蔦の葉が茂り、良い風情になると思います。

4/25 11:44

最初の目的地の倒木帯です。横谷トンネルの上辺りです。稜線が広く、迷い易いので、通過ルートを、明確化します。

4/25 11:52

径50cm位の松の倒木です。

4/25 11:54

その向こうに、ツキノワグマのマーキングです。昨秋、京都府左京区久多上の町で、見掛けた熊の可能性があります。この春、天狗岳へ登った時に、確認したマーキングと時期が近いと思います。この辺りの倒木帯で、昆虫の幼虫をたっぷり食べた様です。

4/9 10:23

4/9に、京都北山の天狗岳へ登った時に、確認した、ツキノワグマのマーキングです。同じ個体ならば、安曇川を渡り、先ず、武奈ヶ岳西麓に入り、北上して来たのでしょうか？

4/25 12:01

先ず、向こう側から、チェーンソーを入れ、クサビを打ち込み、手前から、再び、チェーンソーを入れます。

4/25 12:12

切断しました。熊のマーキングのある木にテープを巻きます。此処では、他にも、処理しています。数ヶ所、テープを巻き付け、通過ルートを誘導しています。

4/25 12:36

尾根芯に倒木があり、左にルートが外れていますので、取り敢えず、処理します。

4/25 12:49

折断処理し、これで、尾根芯を通過出来る様になりました。

4/25 13:40

地蔵峠〜畑集落間の下山ルートへのショートカット入口近くの倒木です。

4/25 13:45

切断しました。

4/25 13:51

脆い杉の先端部が折れて、落ちています。

4/25 13:55

処理しました。

4/25 14:02

倒木が、3本並んでいます。

4/25 14:17

処理しました。

4/25 14:29

葉が、未だ青いので、昨年の台風の倒木でしょうか？

4/25 14:39

処理しました。

4/25 15:00

枯れ松と蔦の倒木です。

4/25 15:03

処理しました。

4/25 15:12

地蔵峠まで、約100mです。此処で、蛇谷ヶ峰を経由して、朽木村井に下られる方と、少しお話しをしました。「コメカイ道」の事を、御存知でした。

4/25 15:30

処理しました。

4/25 15:38

地蔵峠の展望所より、リトル比良です。「鹿ヶ瀬の芝ざくらの紫色」が見えます。帰りに、立ち寄ります。

4/25 15:42

お地蔵様です。この日の倒木処理の無事を報告し、帰りの無事をお願い致します。お茶を、入れ替えました。

4/25 15:42

地蔵峠の標識です。此処で、チェーンソーを背負子に載せ、きちんと荷造りをします。

4/25 16:11

少し下って、サポーターの装着を思い出しました。

4/25 16:24

此処は、掘り込まれた部分に、倒木が溜まり始めていますので、右の縁を歩きます。

4/25 16:43

横谷トンネル取り付け道路の登山口に出て来ました。

4/25 16:57

九十九折の取り付け道路を下って来て、右は、畑集落、左は、駐車地へ。

4/25 17:04

駐車地です。今日も、無事、下山出来ました。山の神々に感謝致します。

4/25 18:05

帰途、地蔵峠より、見下ろしていた「鹿ヶ瀬の芝ザクラ」を見に、立ち寄りました。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX350 SONY

装備

個人装備

背負子 チェーンソー 林業用トビ 手鋸 腰鉈 クサビ 混合油 チェーンソーオイル 工具 ストック スリング カラビナ ザイル（20ｍ ） ヘルメット ヘッドライト 雨衣 GPS（2台） 予備電池 予備バッテリー ゴム付き軍手 通常装備（軽登山用）

感想

youtousha

　今回は、横谷峠から、地蔵峠までの倒木処理が目的でした。横谷トンネルの上辺りの倒木帯が、道迷いを誘発するのでは？と気懸かりでしたので、途中の数本の倒木は、次回以降に処理すると云う事で、横谷トンネルの上辺りの倒木帯まで、取り敢えず、移動し、作業を始めました。
　目的の倒木帯に着いて、驚いたのは、昨秋、京都北山の久多上の町で、目撃したツキノワグマのものではないか？と思われる、マーキングがあった事です。大量の倒木には、沢山の昆虫の幼虫がいます。これを求めて、移動して来たのでは？と、考えています。昨秋は、トチ・ドングリ・野栗等の、記録的不作でしたので、ツキノワグマは、比良山系北部に移動をせざるを得なかったのでは？と、考えています。
　おそらく、近くの適地で冬眠用の穴を掘り、冬眠したものと推測しています。今後、比良山系北部に登られる方、ツキノワグマとの出会い頭の遭遇に要注意です。

　「追記 2020/04/27」4/24に、鈴鹿山系北部の霊仙山に登られた方が、遭難されています。4/25 夕方、霊仙山山頂北の「漆ヶ滝」で、御遺体で発見されたとの事です。（「yoshikun1さん」の記録からの情報です。有難う御座います。）遭難された方は、榑ヶ畑の駐車場から登られて、反対方向の丹生川沿いに下り、榑ヶ畑の駐車場に、戻られる計画を立てられていたのでしょうか？　日没時間が遅くなっていますので、健脚の方ならば、十分可能な行程だと思いますが、登山道に崩落箇所があり、「漆ヶ滝」沿いの山道は、通行止めだったとの事です。4/24の山頂付近は、暴風雪でもあったとの事です。岩場に積雪があり、暴風に煽られて、滑落されたのでは？と、推察しています。何故、無理をされたのか？残念です。御冥福をお祈り致します。