ししのくらの森（異形のブナ林）
myokohiuti
その他1人 コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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登山口は通行止チエーンのおよそ50m手前にある
感想
コロナ騒動は有るが天気は良さそうなので、竣工した奥胎内ダム見学に出かけることにした。出かけようとすると、カミさんが私も行ってみたいという。帰りに寄り道したいところもあったのだが、それはまたの機会に行くことにする。ちょっと残念だが、いま行かなければならないところではなく、急ぐ必要もない。ここは点数の稼ぎどころ。カミさんとの山行を優先して倍返しの機会を狙おう。
順調に進んで胎内川沿いにさかのぼっていくと第一発電所下流の橋手前で6月上旬まで冬期通行止めであった。道路はもちろん周りの山にも雪は見当たらないが、これはどうしようもない。カミさんは、路傍のフキを取り出した。私は手持ち無沙汰で、辺りをぶらぶらしていると、案内板が目に入った。
表題は「ししのくらの森」と書かれている。まだ新しい看板だ。そういえば胎内スキー場の近くにブナの大木がある、と新聞で読んだことがある。ネット等で検索してみたりしたのだが、結局どこにあるのかは分からなかった。いま考えると新聞の記事はこのことを言っていたのかもしれない。そうだとすれば、災い転じて福となす。いい一日になりそうな予感。
階段状の道は、緑色の真新しいロープが張られ、土の色も黒々と、整備されたばかりのようである。大ぶりのスミレが咲いていて期待が高まる。ネコノメソウが一輪。10分も経たずに河岸段丘状の平地になる。根元の方がごつごつとしかも太い木が現れる。その木は、3m位の高さから枝分かれして5、6本の木が伸びる。すぐ右手にも同じようなブナの木がある。いずれも根元はコブコブの武骨な大木だ。道は二手に分かれるがまっすぐ進む。道は円状に繋がっていて一回りできる。
ブナの大木はうろ覚えだが5本。根元の太さは、それぞれ直径2m位はある。樹高3m位まではコブコブの奇形樹。そこから数本の木が伸びる。銀杏の木では、根元の方がゴツゴツと太いものは見たことはあるが、その他の樹種では見た記憶はない。珍しい現象である。子供のころ、そのような銀杏の木に登って遊んだものである。そんな記憶がよみがえって、思わず根元のコブコブ部分を登ってしまった。まるでボルダリング気分。しかし、反射的とは言え貴重な木に登ってしまったことは猛省である。
ブナの実は熊の好物。秋に山道を歩いているとブナの実がたくさん落ちていることがある。それを見ると、私は食べずにはいられない。皮をむいて一個ずつ食べる。油が豊富でちょっといける味である。熊さんは殻ごとまとめて一気にガバッと食べているんだろうなあ。それでもブナの実は小さなものだから腹一杯にするのは大仕事に違いない。人間であれ獣であれ、食を得るということは大仕事なのだ。
ダム見学は出来なかったけれど、思ってもみなかった展開で、貴重なブナの生態を見ることができた。早くに帰宅できるだろうと思っていたが、カミさんが櫛形山のサクラを見たい、と言い出して桜公園を散策、さらに笹神村の水芭蕉公園にも立ち寄り、丸々一日がかりの”大山行”であった。
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こんにちは
もう大分新緑が出始めましたね。
山花も本番間近、空気も美味しそうです。
関東は県越えの外出が自粛中ですが、三密に注意して県内の新緑を訪ねたくなりました。
おはようございます。
目に青葉のイイ季節になったのですが、コロナ騒動でモチベーション上がらず沈殿しています。
大遠征も考えていましたが、ほぼ消滅状態で悲しいです。でも、かすかな望みをかけて街中散歩で体力維持に努めています。開けない夜は無いですからね。お互いに頑張りましょう。ではまた。
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