誕生山（過去レコです）。
岐阜県
onisan
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 417m
- 下り
- 404m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ。 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
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感想
平成14年3月24日、烏帽子岳に登ろうと東名高速を関ヶ原に向う途中に見えた養老山脈は、中腹から上が真っ白になっていた。家の庭の小彼岸桜は満開になったというのに、寒の戻りで山は雪が積もったようだ。雪山の準備はしていないので、早々に関ヶ原インターでおりて下道を通って岐阜に帰った。折角の日曜日、このまま家に帰るのも癪なので、前から行こうと考えていた美濃の誕生山に登ることにした。長良川右岸を走り、下渡橋からすぐの所に左へ入る林道があった。山の案内は全く無いが、「落石注意、美濃市」の看板が目印となる。林道の入り口に車をとめ、9時20分に歩き始めた。鋪装された林道はすぐに落葉におおわれた自然の道となり、満開の山桜が一本はらはらと花を散らしている。道端に水が流れている場所では、紫色のショウジョウバカマの花が咲き、楽しみながら歩く。10分程で丁字路に突き当たる。山の案内は全く無いが、所々に中部電力の鉄塔へ向う標識が立てられており、しばらくは「��16」の方向に向う。間もなく林道は終点となり、左手の小さな窪みの向こうに階段が垣間見え、そこが登山口で「��16」の標識もある。少し登ると登山道は十字路となり、ここで左手に向かう「��16」の標識と別れ、右手の尾根道に入る。この先は、木の枝に結ばれた赤や白のリボンを目印に辿る。ほとんどが直登であるが、山腹を登るところでは倒木が道を塞ぎ、これを跨いだりくぐったりしながら細い山道を登る。薄紫の山ツツジが満開である。山の中腹で急な岩場にさしかかるが、脇に関西電力が誕生山頂反射板の点検用に作った鉄パイプ製の手摺りが設けられており、それにしがみついて登る。それを登り切ると再び細い落葉の敷き詰められた尾根道を歩き、少し登ったり緩やかになったりする道を歩いていくと、急登となる。これを登り終わると10時27分、誕生山頂上についた。三等三角点と「誕生神社神祉」と記された石柱が立っており、広場の半分は関西電力の反射板に占められていた。2人組のおじさんが休んでおり、頂上からの眺めを楽しんでいた。南と西側が開け、直下にゴルフ場の赤茶けた芝が見え、その向こうは小さな山が連なり、その間を長良川が蛇行している。薄曇りではあるが、遥か向こう、それら小さな山々の間から金華山がそそり立つように見える。金華山が立派に見えるのであるから、他の山々が如何に小さなものであることが推し量られる。2人組のおじさん達は、リュックをかつぎ「天王山→」と記された標識の立つ細い道の中に入っていった。ここから天王山へ道が続いているようだ。休んでいると、子供達の声が聞こえ、「健康市美濃市」と書かれたゼッケンをつけた小学校低学年と思われる子供達が続々と上がって来て、山頂は一気に賑やかになった。別の5人組のおじさん達も現れ、10時45分山を下り始めた。途中で沢山の子供達と彼等を引率する大人達と、すれ違いの為待つ事が多かった。落葉に敷き詰められた道は滑りやすく、木を掴みながら時にはへっぴり腰となり、11時35分無事下山した。誕生山とは素敵な名前で、下から見る山容も美しいが、その名の由来はわからない。
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