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記録ID: 23486
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ハイキング
奥秩父

金峰山 2599m

2004年06月18日(金) [日帰り]
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コースタイム

6/19(土) 金峰山荘―登山口――金峰山小屋――金峰山−大日岩―富士見平―瑞垣山荘―
増富温泉(泊)
6/20(日) 増富温泉―瑞垣山荘―富士見平―天鳥川源流―瑞垣山―天鳥川源流―富士見平
―瑞垣山荘―増富温泉―韮崎―甲府(泊)
天候 晴れ、曇り
過去天気図(気象庁) 2004年06月の天気図
コース状況/
危険箇所等
6/19(土) 金峰山荘―登山口――金峰山小屋――金峰山−大日岩―富士見平―瑞垣山荘―
増富温泉(泊)
6/20(日) 増富温泉―瑞垣山荘―富士見平―天鳥川源流―瑞垣山―天鳥川源流―富士見平
―瑞垣山荘―増富温泉―韮崎―甲府(泊)
金峰山荘から。向かいの岩山。
金峰山荘から。向かいの岩山。
イチヤクソウ。
ゴゼンタチバナ。
ゴゼンタチバナ。
ユーモラスな道標。
ユーモラスな道標。
イワカガミ(?)
イワカガミ(?)
金峰山山頂の大岩。
金峰山山頂の大岩。
金峰山山頂。
五丈岩(正面)。
五丈岩(正面)。
南アルプス連峰(?)
南アルプス連峰(?)
五丈岩(裏側)。
五丈岩(裏側)。
富士山。
「富士はるか 雲行きあやし 稜線を
 急ぎ降りて 林に入りぬ」
「富士はるか 雲行きあやし 稜線を
 急ぎ降りて 林に入りぬ」
大日岩(下山途中)。
大日岩(下山途中)。
ツツジ。
瑞牆山。後ろは北アルプス(?)
瑞牆山。後ろは北アルプス(?)
ヒメシャラ。
2017年07月09日 16:18撮影 by  SH-21 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 16:18
ヒメシャラ。

感想

6/19(土) 3時に目が醒めたが、ラジオ深夜便の日本の歌を聞きながらまた寝る。
4時半行動開始。出発が5:45になってしまった。大、2回に時間がかかった。これが悩みなのだが、大腸の終末部が横になり、排泄力が弱くなっているので仕方ない。
西股沢に沿って緩い車道を登って行く。人っ子1人いない。意外に天気はよく、沢のせせらぎ、鳥の囀り、気分は最高だ。だが縦走だからザックは重い。
河原でおにぎりを食べる。
やがて車道が終わり、金峰山登山口の看板が立っている。イチヤクソウが綺麗に咲いている。
沢に、丸太を3本組んだ橋が架かっている。これを渡って、愈々山道だ。
道はいいが、急な坂が続く。平らな台地に出る。
中間点を表す、イラスト入りのなんとも微笑ましい看板が立っている。
疎林の中、広い斜面に踏み跡が錯綜している。踏み跡だと思っていくと道が無くなる。
赤いテーップを探して登山道に戻る。
道が平らになって、金峰山とその中腹に金峰山小屋が見える。
明日、天気が悪くなったら、金峰山からの稜線歩きは大変だ。富士見平小屋まで行きたい。若しダメなら瑞垣山荘まで行けばいい。
コルを過ぎて、急な登りとなる。一息登って金峰山小屋に着く。覗いてみると誰もいない。
上の方で人の声。事情を話し、宿泊をキャンセルする。
空身で金峰山を往復、千代の吹き上げへトラバース、と思ったが、小屋の人は、山頂からの稜線歩きが素晴らしい、という。まあ今日の最後の登りだ。重いリックを背負って急なガラ場を山頂へ。昨日からの疲れも出てリックがじつに重い。
振りかえれば、瑞垣山、小川山、金峰山荘のすぐ目の前に見えたガガたる尾根岩が、右手には五丈岩から大日岩へ続くなだらかな起伏の稜線が見える。
やっとの思いで山頂へ着く。山頂は岩の積み重なりで、大勢の人が弁当を拡げていて、足の踏み場が無いほどだ。天気はまあまあで360°の展望だ。遠くに富士山が小さく、雲が流れて、見え隠れしている。雲行きは怪しい。
山頂を後に五丈岩の方へ。近づくほどに凄い迫力だ。
ここからは緩い下りの尾根歩きだ。
天気は今日いっぱいはもちそうな感じだが、雲行きは不気味になってきた。

 富士遥か雲行き怪し稜線を 急ぎ下りて林に入りぬ

明日登る瑞垣山にもガスがかかってきた。
大日岩が迫ってきた。道は樹林の中に入る。広い斜面に踏み跡が錯綜している。要注意だ。
天城山にもこんな所があったことを想い出す。
外人の高校生ぐらいの女の子が1人、短パンで登ってきた。少しばてた様子だ。頂上までどれ位かかるか、と。僕が降りるのに2時間だから、3時間はかかるだろう、と応えると、不満そうに頷いただけで登って行った。金峰山小屋に泊まるだろうが、この先は傾斜が緩くなるから大丈夫だろう。
急な下りが終り、大日岩の真下に来る。五丈岩といい勝負だ。
少し行くと、左手、崖の下に大日小屋が見え、水場の看板も立っている。
緩やかに下っていくと、富士見平小屋が見えてきた。
小屋に立ち寄って、宿泊を頼む。「食料は持っているか」と。「いや、持っていない」と応えると、「それならダメだ」とけんもほろろである。瑞垣山荘まで行くしかない。少し下った所にいい水場がある。水を補給して急な斜面を降る。やがて瑞垣山荘に着く。
宿泊を頼むと、今日は団体客で満員だ、と。そう云えば今日は土曜だ。相部屋でもいいから、と頼み込むが、ダメだの一点張り。増富温泉まで行くしかない。幸い、最終のバスには間に合う。この便は土日祝のみの運行で、危ない所だったが。
増富温泉旅館組合に電話するが通じない。ここのように1軒だけじゃないのだから、何とかなるだろう。
マイクロバスが増富温泉に着く。バス停は、雑貨屋の前だ。適当な宿はないか、と聞くと、今日は何処も満員かも知れないが、心当りを聞いてやる、と。増富荘というのが、泊まるだけならいい、と。お礼の気持ちをこめて、食糧を買い込んで宿へ。一見して安普請の、長逗留の湯治客用の宿らしい。今日は、宿が取れただけで結構。
早速風呂へ。先ほど、雑貨屋で一緒だった高年の人が入ってきた。「かみさんが肝臓ガンで医者に見離された。できるだけのことをと思って、ラジュウム温泉で有名なここに来た」と。アガリクスやタヒボのことを話すと、「知らなかった。帰ったら試してみる」と。
隅っこに小さな浴槽があり、冷水浴用だが、樋から水が落ちていて、柄杓がおいてある。飲んでみると、少し酸っぱい。
部屋に戻って、9時の天気予報を見る。台風は四国に接近中。全国的に雨だが、関東甲信地方だけ曇り、晴れ間もある、と。梅雨前線が斜め右上がりに、ほぼ日本列島に沿って横たわっているが、両者の曲り具合いの関係で関東甲信地方だけが前線から外れているのだ。
それはともかく早く寝て体力を回復することだ。夜中にトイレに行く。外は雨だった。

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