八ヶ峰 バリエーション周回


- GPS
- 04:41
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 726m
- 下り
- 737m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は都道府県を跨がないでかつヒルがいないであろう京都の北、八ヶ峰に行ってきました。実は初めて登るこの山、登山道は分かりやすく歩きやすいルートでした。山頂には9:30に着いてこれでは早すぎるので、五波峠登山口方面に歩き、そこからバリエーションルートを経由して最後は鉄塔保守の作業道経由で戻ってきました。
下山時に初めて行く不確かなルートを歩くのはタブーです。なので難しければまた元に戻る覚悟で進みました。もっともロープやハーネスなど登攀道具も持って行ってましたから懸垂下降して着地するのは可能でその覚悟はしていましたが。
このコロナの間、「生と死の分岐点」(山と渓谷社刊)をまた読み返してました。分厚い本なのでまだ読み終えてませんが、改めて振り返るにはいい機会でした。
私はいつもヘルメットを被っていて、これが低山を歩いていると「ヘルメット?沢登りですか?」と聞かれます。ヘルメットを被る理由は上記の本にも書いてあるのですが、人間の頭蓋骨というのは4〜7mmくらいの厚さしかなく、これは大きさの比率では卵と同じくらいらしいです。つまり卵を強く当てる、あるいは鋭利なものが当たると簡単に殻が割れますが、それと人間の頭蓋骨は同じ程度の強度しかないと考えたからです。
実際、私がかつて遭難者の捜索のお手伝いをしていたとき、何人もの遭難死された事件を目にしてきましたが、道迷いした挙句、あるいはバランスを崩しての滑落で頭部を負傷して命を落とされるパターンがほとんどです。いずれももしヘルメットを被っていれば助かっていた可能性が高くなっていたでしょう。
そういうことが頭に入っていると、ヘルメットなしで歩くのはとても不安です。また同行者がヘルメットなしですと、もしここでバランスを崩して滑落したらどこで頭を打つか?と考えてしまいます。
そういうことはほぼ100%杞憂に終わるのですが、その0.01%か分かりませんが杞憂に終わらないことがあります。
コロナの時は「遭難したら捜索する人や医療機関の人たちに迷惑がかかる」ということで登山は自粛になっていたのですが、そもそも遭難するのは絶対にやってはいけないことなのです。もし遭難したら救助してもらおう、なんてことは幸運なだけで、実際には救助の甲斐なく命を落とす、あるいは捜索しても見つからない、ということもとても多いのです。
解除になって登山に戻っても、やはり遭難は絶対に起こさない、そのような危険からは距離を置く、ということを強く意識しないとと改めて思っています。
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